2017年05月29日

第14回取材旅行の準備 その5

「シャウレイか・・・聞いたことがないな」

今回の取材旅行の行き先を発表した後、
バルト3国を訪れたことのある方々から色々アドバイスを頂いたのですが、
その中に、リトアニアでは、
シャウレイという街が印象に残ったとのご意見がありました。

なるほど調べてみると、
無数の十字架が立ち並ぶ丘で有名とのこと。
なんでもそこは19世紀初頭に、
この地の圧政者だったロシア帝国に対する蜂起で亡くなった、
同胞のために作られた場所で、
その後も幾度となくソビエト連邦時代に焼き払われたものの、
リトアニア人の不屈の努力で都度じわじわ復活し、
独立を果たした今では、かなりの規模になっているそうです。

シャウレイの位置はリトアニアの北部。
丁度ラトビアのリガからリトアニアのビリニュスへ向かう途中にあるので、
ここで一泊してみようということになりました。

実は僕たちが予定を変えた理由は他にもあります。

シャウレイはリトアニアで第4の都市といわれているものの、
実のところ、いわゆる『観光地』ではありません。
はっきり言って、ただの地味な地方都市です。

でも、それが僕たちの旅心をそそったのですよ。

コロッセオやエッフェル塔のようなランドマークはないし、
クリスタルガラスやワインなどの特産品を扱う土産物屋もない。
しかし世界遺産の旧市街がある首都のビリニュスがよそ行きの顔だとすると、
『何も見るべきものがない』シャウレイは、いわば素顔のリトアニア。
僕たちが魅力を感じるのは、そんな場所なのです。

『何もないところ』とは、言い換えれば、
『自分で発見する何かがあるところ』でもあります。
たとえば2月に訪れたバルカン半島では、
ギリシャのテッサロニキやハンガリーのセゲドがそれにあたりました。
僕のPCのスライドショーで映されている写真の数々は、
そうした僕だけの名所ばかり。

『なにもない』シャウレイの街。
そこで何が僕たちを待っているのか。
それが今からとても楽しみです。

えーじ
posted by ととら at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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