2017年06月14日

第14回取材旅行 その2

昨日の話では「順調に行っているんだな」、
と思われたかもしれませんが、
実は微妙なサプライズがお約束で待っていました。

まずはホテルのチェックイン。
タクシードライバーのおじさんが案内してくれたドアから入り、
暗く狭い階段を3階まで登ると、
そこにレセプションのドアがありました。

「ドブリー ヴィチェル(こんばんは)、予約していたえーじです」

そう挨拶した僕にカウンターにいた若い女性は、
いきなり「For you」と言ってスマホを手渡してきたじゃないですか。

おいおい、出し抜けに電話かい?

「もしもし?」
「こんばんは、ようこそ当ホテルへ。
 支払いはカードですか? それとも現金?」

男性の声が英語で突然話し出しました。

「・・・? 現金でお願いします」
「では彼女に支払って下さい。
 そうすると彼女が鍵とWI-FIのパスワードをお渡しします」
「彼女は英語が話せないのですか?」
「そうです」

なるほど。

ホテルのネットの情報では、
対応言語の欄に『英語・ロシア語』と謳っていましたけど、
それは常に英語とロシア語が通じるという意味ではないのですよ。
こういうのは珍しくありません。

「何か質問はありますか?」
「いいえ」
「明朝、私はホテルにいます」

うれしいね。

「どうしたの?」
「彼女は英語が話せないのさ。
 取りあえず料金を払って部屋に入ろう。
 今日はもうくたくただ」

部屋に入って僕たちがまずやるのは、
電気と水回り、そしてセキュリティのチェックです。
灯りは点くし冷蔵庫も冷えてる。
シャワーのお湯もOK。

しかし、窓を開けると・・・

「ふ〜ん、3階だけど2階の屋根がせり出していて、
 そこから簡単に入れるな。
 しかも・・・窓にはまっている鉄格子はぐらぐらで落ちそうだ」
「鍵は閉まる?」
「ちょっと待って・・・よっと!」

窓を閉めてレバーを下げようとしても完全に下がりません。
その状態でぐっと力を入れると、簡単に窓が開いてしまいます。

窓の目の前は他から簡単に侵入できる屋根。
壊れた鉄格子。
閉まらない鍵。

ダメじゃん。

僕は再びフロントへ戻り、
ダメもとで彼女に英語で話しかけました。
そして合点が行かない彼女を連れて部屋まで行き、
窓を指差して肩をすくめ、

「これは壊れてますよ」

意味を察した彼女がトライするも状況は変わらず。
すると再びスマホを取り出しロシア語で何か話すと、

「For you」

さっきの男性に相談して部屋を変えてもらいました。

こうしていろいろあるんですよ、僕らの旅は。
ま、これくらいは別にいいんですけどね。

えーじ
posted by ととら at 01:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
無事にご到着で何よりです。

道中お気をつけて。
Posted by にじゅうにばん at 2017年06月14日 11:31
にじゅうにばんさま

ご心配ありがとうございます!

今のところヨーロッパの他の地域と比べて、
特に危険な雰囲気は感じません。
まだネフスキー通り周辺だけですけどね。
今日は午前中、血の上の教会に行くので、
スリ、置き引き、ひったくりのお客さまにならないよう気を付けます。
Posted by えーじ at 2017年06月15日 15:49
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