2017年06月27日

第14回取材旅行 その11

ともこです。

今日は旅先から出す最後のブログなので、
トリは私も参加することになりました。
そこで何をお話するかちょっと迷いましたけど、
二人の旅先での役割分担がいいかな、と思いました。

えーじが旅の準備段階からガンバってることは、
ブログを読まれている皆さんも知っていらっしゃると思います。
(その辺を本人がよくアピールしているので!)

何が起こるのか分からないのが旅です。
それに備えて下調べや準備は、できる限りのことをするのが大切です。
私から見ても日々の忙しい仕事の合間に、
本当に一生懸命(仕事以上に楽しそうに)細かいことまで調べていて、
大変だなぁ・・・と思います。

私は・・・というと、
目の前の仕込みや旅の料理の試作に追われて、
ガイドブックに目を通して、調べたい料理のリストを作るだけで精一杯。
毎回えーじに頼り切っての出発となってしまいます。

旅に出てからも、移動、ホテルのチェックイン、
空港での手続きなどはすべておまかせ。
じゃあ、私は何をしているのかしら?
と心配になりましたけど、書き出してみたら、意外と沢山ありました!

1.食事に行くレストランの候補を探すこと
2.毎日の洗濯(こまめにやった方が楽だから)
3.レストランでのオーダー
  (昔はできなかったけど、今はだいぶ慣れてきました)
4.市場やスーパーでの買い物
  (値切りも上手になりました)
5.ととら亭で飾る旅の特集の国旗を安く手に入れること
6.毎回食べた料理をノートに絵で描いて記録すること
  (盛り付けの資料として写真より役に立つのです)
7.万歩計で1日にどれくらい歩いたか記録すること
  (体重が気になるので!)
8.バックパックのパッキングの荷物配分を考えること
9.えーじが手配や交渉している時の荷物の見張り
10.市場での食材調べ(値段も細かくチェックしています)
11. ホテルにチェックインした後の洗面所周りのセッティング
12.現地通貨の管理。
  (ドルやユーロであれば問題ないのですが、
  エチオピアのブルのように次に行くのがいつかになるか、
  分からないような国のお金はなるべく残さないように調整しています。
  これは結構難しいんですよ)

これくらいやっているんだから、まぁいいですよね?
こんな風に協力しながら、いつも旅を続けています。

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えーじです。

僕からは3番目の渡航国、
ラトビアのビジュアルレポートをお届けしましょう。

lv_roadview.jpg

エストニアとラトビアの国境を越えたバスの車窓から見える風景は、
相変わらず森、農地、小さな街の繰り返し。
長閑で美しい景色が流れて行きます。

lv_busterminal03.jpg

そして民家が増え、その民家が小さなビルに変わり始めると、
まもなく街の中心部。
ダウガヴァ川の雄大な流れが右手に見え始めたら、
バスターミナルはすぐそこです。

lv_hotel01.jpg

真ん中がこの街で投宿するホテル。
バスターミナルからここまでは歩いてほんの10分。
ヨーロッパらしい、重厚な建物や、
僕たちのいで立ちが浮くゴージャスなラウンジに気圧されて、
「値段を間違えたかな?」と心配になりましたが、
(ドイツ人の友だちは箱根で、
 一泊6千円だと間違えて6万円の旅館に泊まってしまいました!)
価格は朝食まで付いて意外とリーズナブル。

lv_hotel02.jpg

部屋もこのとおり中世のお屋敷風。
僕たちが住んでいるアパートの倍以上の広さじゃないですか。
ま、たまにはこんな所もありですね。

lv_hotel03.jpg

このホテルはビュッフェ式の朝食。
取材を控えてお腹を空かしておかねばならない僕たちですが、
こんなご馳走をちらつかされて後に引けるわけがありません。
見て下さい、この美味しそうなチーズやサラミを。
キノコのピクルスもいけます。
あ〜、しっかり食べてしまいました。
それじゃ、出かける前にプッシュアップとスクワットを10セットだ!

lv_townview02.jpg

タリンに続き、リガも美しい街です。
ご覧の通り、中世に遡る過去と現代が違和感なく共存しているのですよ。

lv_townview01.jpg

ね? こういうところですから、
エストニアだけではなく、
バルト3国を『新婚さん御用達』と僕が言った理由が分かるでしょ?

lv_street01.jpg

脇道をぶらついているだけでも楽しいですよ。
治安がいいので裏通りに入っても危険な気配はないし。
深夜の一人歩きは何処の国でもNGですけどね。

lv_street02.jpg

お洒落なレストランやショップが沢山あります。
オープンテラスの席で優雅な食事が楽しめます。

lv_musicians.jpg

週末ともなれば、そこかしこにストリートミュージシャンの姿も。
彼らの演奏レベルは実に高かった!
こうしたライブを梯子しているだけでも時間が経つのを忘れてしまいます。

lv_animalband.jpg

よく見ていると、こんな愉快な連中も。
リガはブレーメンと姉妹都市なのです。
さて、それでは仕事を始めましょうか?

lv_market01.jpg

となれば、まず足を運ぶべきはここ、大きな中央市場です。
かまぼこ型の独特な建物が連結されていますが、
これは元々飛行船の格納庫だったそうな。

lv_market02.jpg

中は活気が溢れています。
特にシーフードは種類、鮮度ともい素晴らしい。
獲れたての魚介類だけではなく燻製製品がこれまた美味しそう!
空腹で行きましたからたまらんです。

lv_market03.jpg

売り手と買い手の真剣勝負。
アジア的に声量とジェスチャーで値切るのではなく、
じっくり根気よく、理詰めで攻めているようですね。
勉強になるなぁ。

lv_market04.jpg

もうダメだ、お腹空いた!
で入ったのは連結部にあったシーフードの食堂。
字義通り、市場直送の料理が売り物です。
まずはスモークサーモンとサバの燻製から始めましょう。
如何です? この脂のノリ具合!
これとビールかキリッと冷えた白ワインだけでも天国が見えますよ。

lv_market05.jpg

しかしまだ序の口。
メインは本日の鮮魚3品のおまかせグリル。
何が出て来るかワクワクしながら待っていたら、
期待を上回る連中が並んだじゃないですか。
意表を突かれたのは手前の丸い切り身。
これウナギのグリルなんですよ。
セージバターとガーリック添え。
美味すぎますね!

lv_perimeni01.jpg

この市場にはまだお目当てがあったので、翌日も来ました。
それは旅人仲間の羽賀さんが教えてくれたペリメニ屋。

lv_perimeni02.jpg

場内にはこうした軽食堂が沢山あります。
確かにここのペリメニはモチモチの皮と中身のバランスが良く、
とても美味しかったですね。
スタッフの会話を聞いていると、何となくロシア語のような。

lv_perimeni03.jpg

そこで話しかけてみたら、やっぱりそうでした。
リガに来る前、サンクトペテルブルグに寄ったんですよ、
と言ったら、おかみさんもハラショー!
僕らは「オーチン フクースナ!(とても美味しい!)」

lv_uzbek.jpg

場外にも沢山の店があり、
そこではウズベキスタン料理のレストランも。
プロフ、ラグマン、マンティなど、
懐かしい料理が貼り出されていました。
ソビエト連邦時代の縁でしょうか。
そういえば中央アジアを旅していたのはちょうど去年の今頃でしたね。

lv_ala.jpg

さてディナーはホテルのあるブロックの反対側のレストランALAへ。
ここも羽賀さんに教えて頂いたのですけど、
やっぱり旅人の直情報はハズレません。

lv_ala02.jpg

ALAはライブもやっているローカルレストラン。
100席以上はある大きな店なのですが、
僕らが行った日は2人分の空席を探すのも一苦労。
旅行者だけではなく、
ローカルもじゃんじゃんやって来るハイパー人気店です。

lv_rollade.jpg

なるほど雰囲気、スタッフ、料理ともに素晴らしいところでしたが、
ムードが良い故に料理の写真を撮るとご覧の通り。
これでも目立たないよう、
小型のペンライトで光を当てていたのですけどね。
なにが写っているかといえばチキンのローラーデン。
取材の資料としてはあまり役に立たないか・・・
ともあれもう一度行こうということになり、
翌日は予約を入れました。

lv_artnouvoue.jpg

リガもまた様々な楽しみ方が出来る街です。
建築に興味がある方はぜひアルベルタ通り周辺を訪れるべきでしょう。
アールヌーボー様式の建築が肩寄せ合っています。
もちろん博物館ではなく、現役のアパートやオフィスとして。
ちなみにこの呼称、直訳すると『新しい芸術』となりますが、
今となってはレトロなテイストとなってしまいました。
こういうのはいつぞやお話した、
プログレッシブ(進歩的な)ロックが懐メロ化したのと同様、
諸行無常を感じさせますね。

lv_organ.jpg

そしてリガでも行って参りましたパイプオルガンのミニコンサート!
今度お邪魔したのはリガ大聖堂。
パイプオルガンはドローバーの操作によって倍音加算式で、
様々な音色を作ることが出来ますが、
響き方は共鳴器としての機能を持つ教会によって異なり、
どこもふたつとない音色を持っています。
ここのオルガンは結構エッジの効いた硬い音が出ますね。
特に低域は唸るような凄みがあります。
また音量もかなり大きなものでした。
そういえば10メートル級のパイプも使われていましたね。
また聴きたいなぁ・・・

lv_performer.jpg

丁度夏至の御祝だった所為か、街にはストリートミュージシャンの他、
大道芸人もたくさん見かけました。
これはシャボン玉使い。飛び入りの女の子も上手でしたよ。

lv_cake.jpg

一息入れるには持って来いの素敵なコンディトライも沢山ありました。
何とかお腹の隙間を作った僕たちのチョイスは、
プラハでも食べたことがあるハニーケーキ(左)。
キャラメルクリームとスポンジが層になり、
蜂蜜の濃厚な甘みが加えられた魅惑的スィーツ。
これ、マジでほっぺが落ちますよ。
え? カロリー?
そんなことを考えていちゃ料理の取材なんて出来ません。

lv_coldsoup.jpg

バルト3国はロシアと多くの料理を共有しており、
この夏の風物詩、ビーツと発酵乳のケフィールなどで作った、
シャルティ バルシチェイもそう。
知らないとドキッとする色ですがビーツから出た自然なものです。
独特な酸味とコク、そして仄かな甘みが相まってとても美味しいです。

lv_porksaute.jpg

ラトビアでお肉と言えばポークなだけあって、
ブタ肉料理は沢山あります。
このハーブ風味のチーズ焼きなんてのもポピュラーな一品。
ボリューム満点!
他の料理も食べていたので僕らの胃腸には少々難敵でした。

lv_busterminal02.jpg

こうしてぎゅっと密度の濃い4日間を過ごした僕らは、
来た時と同じバスターミナルから、
今度はミニバスでリトアニアのシャウレイへ。
所要時間は約2時間15分。
最後の目的地はもうすぐそこです。
__________________________________

はぁ〜、明日は朝から空港に移動です。
さっきウェブチェックインも済ませました。
往路と同じアエロフロートさんで一度モスクワに飛び、
6時間ほどのトランジットタイムの後、
19時発のSU260便で成田に向かいます。
何ごともなければ、
日本時間28日の午前10時半ごろには、
飛行機を降りているでしょう。

毎度のキメ台詞になってしまいましたけど、
旅の空間に流れる時間の速いことといったら!
あっという間に最終日だ、と溜息をつきつつも、
振り返ると、サンクトペテルブルグやタリンなど、
ほんの1週間前のことが、ずいぶん昔に感じられる。

思えばこういう時間感覚こそ、人生そのものなのかもしれませんね。
特にオヤジになると殊更そんな風に思えます。
ま、旅の終わりは次の旅の始まり。
リトアニアの写真は帰国してから『その12』でお見せしますね。

それでは次は梅雨空の東京でお会いしましょう!
posted by ととら at 05:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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