2018年02月01日

第15回取材旅行 その9

ひゃ〜、疲れた!

スワジランドのマンジーニとモザンビークのマプト間は、
たかだか190キロメートル足らずしか離れていないのですが、
Door to door でかかった時間は何と7時間半!
その内訳は・・・

10時に宿をチェックアウトした僕たちは、
乗り場まで案内するという親切なホテルのスタッフに先導されて、
国境を越える『タクシー』の乗り場まで。

今回の国境越えは、はっきりした情報が殆どなく、
事前にマンジーニで調べるしかありませんでした。
そこで到着した日にフロントで訊くと、
『タクシー』が90リランゲニ(約900円)でマプトまで行ってくれるそうな。
(ちなみにスワジランドでは南アの通貨ランドがそのまま等価で使えます)

ホント? と思いましたよ。
というのもタクシーなら出発を待たずに乗ればすぐ走り出すでしょう?
しかも速いし乗り心地もいい。

そこでバスターミナルまで行き、
ムババネ行きとマプト行きそれぞれのミニバス乗り場を確認したら、
マプト行きのミニバス料金は『タクシー』より10リランゲニ高いじゃないですか!

なんでだろ?

僕は話を聞いている最中、客待ちのミニバスの中で、
待ち疲れてぐだ〜っとしている白人バックパッカーが目に入りました。

彼は『タクシー』のことを知らないのかしらん?

で、僕たちを連れたスタッフが行き着いた場所は・・・

同じミニバス乗り場じゃん!

そう、彼らはこの乗り物を『タクシー』と呼んでいたのです。

やっぱりね。

という訳で僕らは数日前に見た白人のバックパッカーと、
同じ運命をたどったのでございます。

10時10分ごろにはミニバス乗り場まで来たものの、
パラパラとくる乗客が集まって出発したのは、
なんと3時間後!
その間、僕たちは蒸し暑く狭いミニバスの中で、
じ〜っと精神修行をしていたのです。

そう、アフリカの旅で求められる、
『けして急ぐな、慌てるな』ということを。
そして二つ目は、
『その瞬間を楽しめ』ということも。

もしかしたらこのルートをやる旅人がいるかもしれないので、
プロセスを簡潔に書いておきますね。

国境を越えるミニバス乗り場はバスターミナルの北の外れにあります。
ここでは英語が通じます。
「マプトまで行きたい」といえば担当者っぽい人が近付いて来て、
「パスポートを見せてくれ」となりますから渡して下さい。
ちなみにその人は制服なんて着ていませんよ。
彼はその場でパスポートの内容を書類に記入し、
すぐパスポートを返してくれます。
その時に日本での連絡先(名前と電話番号)を訊いてきますので、
これは自分で記入して下さい。

バックパックは車内ではなく、
牽引しているカーゴキャリア(荷台に車輪が付いたもの。屋根はありません)
に自分で積みます。
その時、忘れずにザックカバーをかけること!
全員の荷物が積まれた際に、
あなたのバックパックは埃や何かから漏れた液体で、
見るも無残な状態になります。
カバーをかけておけば後でカバーだけ洗えば済みますが、
バックパック本体が汚れたら面倒ですからね。

もし不運にも雨の日に移動しなければならないとしたら、
ビニールのゴミ袋にバックパックを包み、
更にその上からザックカバーをかける必要があります。
理由の説明は要りませんよね?
ですから可能であれば雨の移動はお勧めしません。

さて、その後は乗客が集まることを祈りつつ、
ひたすら待って下さい。
その間、トイレに行っておくことも忘れずに。
出発したら3時間半から4時間の間、トイレ休憩はありません。
トイレはちょうどバスターミナルの南の端にあります。
ミニバス乗り場からも見えますよ。
料金は0.5リランゲニです。

スタッフがカーゴキャリアに荷物を積みはじめたら出発の徴候です。
間もなくパスポートを集めた人がやって来て、
100リランゲニ(もしくは100ランド)の料金を徴収します。
ローカルたちはサンドバック級のもの凄い荷物をカーゴキャリアに積みますので、
バックパックに壊れ物を入れる時はご注意を。
下敷きにされるか上になるかはインシャラー(神の御心のまま)です。
ローカルたちは大きな積み荷のために超過料金を払っていました。

料金の徴収が終わると間もなく出発します。
街外れのガソリンスタンドで給油した後に向かうルートは、
マンジーニからMR3線を東に向かい、
MR16、MR7と道路を変えてSitekiを目指します。
そこで進路を北北東に変え、
出発から2時間半もするとMhlumeni、Gobaの国境です。

ミニバスが停まったら、他の乗客について行って下さい。
スワジランドイミグレーションの建物はひとつだけ。
僕たちが行った時は閑散としていたので、
すぐに出国スタンプを押してもらって出ました。
ここでトイレは見かけていません。
訊けば貸してくれたかもしれませんが、
期待はしない方がいいでしょう。

さて、外に出ても車には乗らず、
そのまま歩いてモザンビークに入ります。
モザンのイミグレはすぐ隣。
ここでも他の乗客について進んで下さい。

モザンのイミグレはパスポートを出すだけ。
質問はありませんでしたが、両手の人差し指をスキャンされます。
税関は窓口だけしかありませんでした。
不思議だったのは入国スタンプがビザのページではなく、
その1ページ前に押されたこと。ともこも同じ。
このオペレーションは初めてです
ロシア、ウズベキスタン、ブラジル、インド、エチオピアなど、
いずれもビザそのものに押印しましたからね。

さて、入国スタンプをもらったら、また歩いて国境の外へ。
そこでミニバスが来るのを他の乗客と一緒に待ちます。

お、来たかな? と思ったら、
カーゴキャリアを警察官が簡単に調べていました。

ミニバスが国境を越えたところで乗り込みます。
Welcome to Mozambique!

この時に遅れないよう注意して下さい。
ドライバーは乗客の数などカウントしません。
バスの外に人がいなければ発車してしまいますよ。

モザンビーク内に入ると路面の状態が急に悪くなります。
経済状態はこうした所にすぐ反映されるんですね。
Gobaの国境を抜けたミニバスは、30分ほど灌木地帯を北上し、
やがてEN5とのT字路を右折します。
途中でBoane、Matoraを経由しながら乗客を降ろし、
出発から4時間半ほどで、
ようやくマプトのバスターミナルに到着です。

途中で何度か警察のチェックポイントで止められますので、
国境も含めて制服組がいる時の写真撮影はしないで下さい。
彼らは何かといちゃもんを付けてお小遣いを稼いでいます。

いかがでしょう、こんな説明で分かりましたでしょうか?
僕たちの昨日はこんな一日だったのですよ。
移動距離のわりにはハードで時間が読めませんから、
体調が悪かったり、急いでいる人にはお勧めできません。

ともあれ無事に最終目的地のマプトに着いた僕たち。
これでホッと一息・・・

したかったのですが、
そういう訳にはいきませんでした。

僕らが降ろされたマプトのバスターミナルってところはね・・・

To be continued...

えーじ
posted by ととら at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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