2018年06月07日

Back stage of Tototratei

どんな仕事にも『舞台裏』があるものです。
僕らの場合、旅の料理の試作がそのひとつ。

どうやって現地の味を再現するのか?

これまで何度もいろいろな方からご質問を頂きましたが、
作業そのものは至って地味なものなんですよ。
思えばこのプロセスは、
ちょっとゴルフに似ているかもしれないですね。

最初はドライバーでバーンと飛ばし、
そこから先は少しずつ寄せてホールに沈める。
微妙なところで味が決まらない時は、
ホールから半径50センチ圏内で行ったり来たり・・・

不運にも1打目で池に飛び込んだり、
バンカーにはまってしまうこともあります。

特にヨーロッパ以外の文化圏の料理では、
ともこの持ち前のスキル(和・仏・独料理)が使えないケースがあり、
失敗が続くと、
とばっちりを恐れた僕がキッチンに近付かなくなるのも珍しくありません。
(コワイんですよ)

で、いま挑戦しているのがモザンビークとスワジランドの料理。

だからヤバいです。

いや、レシピが難解だからではありません。
クッキングメソッドのノリが違うんですよ。

ともこの場合、修行時代に習った料理のジャンルのみならず、
性格的にもきっちり仕事をやろうとします。
しかし、アフリカのプリミティブな料理は、
良くも悪くもラフなんですよ。
ちまちまやらないでババ〜んと作っちゃう。

こりゃもう音大出のクラシックプレーヤーに
デスメタルを演奏させるようなものなんですね。
(僕のプロデューサーとして苦労をお察し下さい)

それでも今回、なんとか4品の試作に成功し、
写真撮りまで終わりました。
あとは提供ラインの整理と味と香りの微調整。
めでたしめでたし・・・

と行けばいいのですが、飲食店ならではのオチが待っているのです。

makanai052018.jpg

これ、ある日の賄い風景なんですが、
並んでいるのはモザンビークとスワジランドの料理。

美味しそう?

あ〜、確かに美味しいんですけどね。
でも、試作とはいえ一度に作る量は8人前くらいあります。
それに試作も1度では終わりません。
ってことは、この同じ内容の賄いが延々と続くわけなんですよ!

そういえば今やっているギリシャ料理特集の時も、
ムサカなんて二人で30食分は食べたんじゃないかな?

取材だけではなく、
試作もまた過酷なフードファイトのととら亭でございました。

えーじ

P.S.
その苦労の結晶のギリシャ料理特集は、
6月16日(土)で終了します。
お食べ逃しなく!!
posted by ととら at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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