2018年06月10日

国旗に込めた思い

国家間の紛争というのは、
何処も複雑な事情が絡んでいるものですが、
地政学的には隣どうしでもめることが殆どです。

というのも、
そもそも国境の取り決めが穏便に行われるケースは稀でしょうし、
隣に住んでいるにも拘らず、
別居するにはそれ相応の理由があるからかもしれません。

しかし、僕たちが食を巡る旅をしていて気付いたのは、
数十年、数百年の時を超えて反目し合う民族や国同士が、
実はその文化の多くを共有しているという事実です。

特に食は言語や宗教、イデオロギーの壁を易々と超え、
目に見える形で、
いや、味わい、自らの体になる形で日常に溶け込んでいるのでした。

それ故に『同じ釜の飯を食った者どうし』が戦火を交えるのは悲しい。

ととら亭では、
旅のメニューに合わせた当該国の国旗をディスプレイしています。
今の特集はギリシャとトルコ。

flags0806.jpg

この2国もまた国境を接し、
ビザンティン帝国の昔に遡る因縁の歴史を背負っています。

しかし彼らもまた例外ではなく、
食という文化の低層は、両国をしっかり結び付けているのでした。

僕たちがこうしたディスプレイを始めたのは、
当該国の国旗を紹介するだけではなく、
時にはその結びつきを表そうと思ったからなのです。

そういえば奇しくも両国の国旗を支えている小さな花瓶は、
アルメニアのエレバンを訪れた時に蚤の市で買ったものです。

僕たちの歴史は侵略と略奪にまみれています。
でも、シェアしていることだって沢山ある。

心の痛むことが絶えない昨今、
これは希望の原点と言えるのではないでしょうか?

えーじ
posted by ととら at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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