2018年11月28日

第6回研修旅行 その1

湿ったやわらかい南風。
きらびやかなガムランの音色。

ラヤ通りとモンキーフォレスト通りの交差点でタクシーを降りた僕らは、
一瞬にして古い友人のようなウブドの雰囲気に包みこまれました。

時刻は20時15分。

3年半前に泊まった宿も、
時間が止まったかのようにそのままです。

「スラマッマラン(こんばんは)。
 ナマ サヤ えーじ(僕の名前はえーじです)」
「スラマッマラン。
 Yes, we have your name on reservation list.」

ここのスタッフはみんなラヴリー。

やがてカエルの声を雷鳴が遮ると、
今度は凄まじい雨が屋根を打ち始めました。

やぁ、お帰り。

ウブドはこんな風にして旅人を迎えてくれます。

話を15時間前に戻しましょう。

5時56分の電車で野方を出発した僕たちは、
新宿駅で成田エクスプレスに乗り換え、予定通りチェックイン。
シーズンオフのせいか航空会社のカウンターだけではなく、
保安検査、イミグレーションも空いていました。
飛行機の搭乗率は4割程度だったかな?

今回お世話になったのはガルーダインドネシアさんです。
フレンドリーなキャビンクルー。
自然な笑顔が絶えず、のんびりした彼女たちを見ていると、
ここからインドネシアに入国したような気分になりますね。

昼食は当然インドネシアンをチョイス。
エコノミークラスでも美味しかったですよ。
ココナッツ風味のサンバル(スパイシーなソース)で煮たチキンのライス添え。
で、食後に映画を一本見終わったところで気絶。
気がついたら着陸30分前でした。

バリ島のングラライ国際空港までのフライトタイムは7時間20分。
今はビザが免除なのでイミグレをさらと抜けたらバゲッジクレームへ。
バックパックがなかなか出てこないのも南国ペース。
成田と比べちゃいけません。
のんびり行きましょう。

荷物の少ない僕らは税関もするっと抜けてアライバルフロアへ。
今回は残念ながら、
バリ島名物の『なんちゃってポーター※』は現れませんでした。
白タクドライバーたちの熱烈な歓迎に笑顔で応えたら、
ATMからルピーを引き出しです。

ングラライ国際空港はリニューアルしたのかもしれませんね。
全体的にきれいでピカピカ(特にトイレ!)。
ATMも字義通りの光り輝くピカピカ。

・・・・?

僕の前にいた白人男性がしゃがんだり腕を顔の前に上げたりしながら、
ATMを操作しています。

ん〜・・・・?
新しい生体認証かしらん?

で、僕の番になって彼の動作の理由が分かりました。
小型のATM3台が壁に埋め込まれていたのですが、
その周りの壁全体が内照式照明で光っているんですよ。
それもかなり強く。
だから操作画面はともかく、
PINを打つテンキーは逆光になってほとんど見えないじゃないですか!

ってわけで、
しゃがんだり腕を上げたりのニュースタイルバリ舞踊を練習した僕は、
当座の軍資金を手にタクシーカウンターへ。
ウブドまでは350,000ルピー(約2,740円)也。
(白タクのふっかけ相場は450,000ルピー前後。
ブルーバードタクシーのメーターなら、
空いていれば300,000ルピーくらいで行けるかも)
インドネシアルピーはゼロが多くて円換算に戸惑いますが、
概算ならゼロをふたつ抜き、2割引きにすれば、まぁ当たらずとも遠からず。
空港からウブドまでの所要時間は約1時間20分でした。

さて、雨も降っていることだし、
夕食は隣のカフェロータスに行きましょう。
ウォーターパレスに面した素敵なレストランなんですよ。
ここは前回、移動日で最後のランチを食べたところ。
オーダーはソトアヤム(具だくさんなスパイシーチキンスープ)、
ウダンナシゴレン(エビ入りチャーハン)、
レンダンアヤム(ローストチキンの軽い煮込みのライス添え)、
そしてもちろんビンタンビール!

「ふぅ〜・・・お疲れさん」
「やっと着いたね」
「ここのところ何かと忙しかったからね、のんびりしよう」

スコールが止むとスタッフが葦簀(よしず)を巻き上げてくれました。
蓮の池の前にはライトアップされたウォーターパレスが見えます。

時間の流れが急に緩やかになりました。

今回の旅の始まりです。

to be continued...

えーじ

※ なんちゃってポーター
ツアー会社風のユニフォームを着て奪うように旅行者の荷物を取り上げ、
10歩ほど歩いて振り返り、「チップ! センエン!」と言うお茶目なオジサン。
posted by ととら at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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