2019年01月24日

第17回取材旅行 その2


遠くアザーン(※)が聞こえてきました。
今は6時45分。
まだ外は真っ暗です。

僕たちが滞在しているカイセリは、
古くから中部アナトリアの商業都市として栄えたところですが、
観光的な要素はほとんどありません。

カッパドキアを訪れる旅行者は、
市の中心から4キロメートルほど北にあるカイセリ空港に降り立つと、
そこから直接、洞窟ホテルなどで知られるギョレメに行ってしまうので、
カイセリの旧市街を知る人は案外少ないかもしれません。
実際、この2日間でバックパッカーを見かけたのもたった一人だけでした。

しかしながら僕たちの目的は料理の取材ですから、
反対に観光客向けのアレンジがなされていないローカル食堂を巡るには、
最適な場所なのです。

なるほどお目当ての食堂を探すのは簡単でした。
まず宿で英語が話せるスタッフを探し、
僕たちの目的を伝えてお勧めのレストランは? と訊けばOK。

飲食店で英語はあまり通じませんが、メニューが置いてありますし、
何より入店した直後の「メルハバ!」の一言でどうにかなります。

と申しますのも、以前どこかでお話ししましたように、
トルコの人々は僕らのようなよそ者にも、とにかくフレンドリーなのですよ。
初対面の外国人にあんな笑顔を向けてくれる国は、
そうそうない気がします。
いつも初対面の気がしない。
僕がこの国を好きな理由の筆頭がこれなのです。

宿はよくある安ホテルです。
英語が話せるスタッフも一人だけ。
部屋は狭くそっけない作りですけど床暖房でぽかぽか。
僕たちには十分ですね。
ちなみに朝食が付いてダブルの部屋が二人で一晩約3000円。
どおりで宿泊客が外国人よりローカルが多いわけですね。

さて、お目当てのマントゥとパストラミの調査はほぼ終わり、
(詳しくは後でお話ししますね)
今日は昼からバスで次の取材地、中南部のアダナへ向かいます。

ここはさらに観光地ではありませんから、
バスの中でしっかりトルコ語を練習しなくては!

えーじ

※ アザーン
モスク(イスラム寺院)からムスリム(イスラム教徒)に祈りの時間を告げる声。
深遠な感じを受けるが祈りそのものではない。
「みなさ〜ん、お祈りの時間だよ〜」という意味。
posted by ととら at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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