2019年02月06日

第17回取材旅行 その10

アッサラームアライクム!
これが現地からの最後のブログになると思いますので、
今日は二人でお話しますね。
それではまず!

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ともこです。

18日間の旅だから何回か私もブログを書こう!
って思ってたのに、気付いたら帰国の直前に・・・
今回はトルコもエジプトも盛りだくさんの内容ですごく忙しかったぁ。
料理の取材対象がいっぱいあったし、訪れたい場所も多かったので、
早朝から夜遅くまで充実した毎日でした。

どちらの国でも歩いていると、よく「ウェルカム!」って、
通行人やカフェでお茶してるおじいちゃんたちが声をかけてくれます。
日本で私は外国人の旅行者に「ようこそ!」って急に声をかけたことないなぁ・・・
歓迎していることを素直に表現できる人ってステキだと思います。

帰国したら私もちょっと勇気を出して、
日本に来てくれた旅行者に声をかけてみよう!
そう決めました。

言葉が分からなくても表情や態度で伝わることって多いと思うから。
今回の旅でも私は私なりに現地の人たちとコミュニケーションが取れたと、
ささやかながら満足しています。

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シュクラン(ありがとう)、ともこ!

で、えーじです。

今は12時8分。
アレキサンドリア発カイロ行き912列車のコーチ3からお話しています。
昨日と変わって今日は1等車に乗ってみました。

車内に入って驚いたのは、2等とのギャップです。
まず席が横3列しかありません。2等は4列でしたからね。
シートの豪華さやシートピッチは、
飛行機のエコノミーとビジネスの差に近いものを感じます。
その上、エアコンが効いているし(ちと寒い!)、
何よりキレイじゃないですか!
いや、もちろん日本標準に比べれば、
お世辞にもキレイとは言い難いのですけど、
2等車のボロボロ&ゴミだらけとは雲泥の差があります。
トイレは・・・ん〜、2等ほど恐ろしくはないものの、
ここは南米レベルか・・・

え? 値段なりなんだろうって?

いや、それが殆ど差がないんですよ。
昨日乗った2等のチケットは約300円弱。
で、今日の1等は約300円強だから概ねたった30円くらいの差しかない。

不思議な価格設定ですね。

そしてグレードもスペースやエアコンの有無だけではなく、
衛生環境で差をつけるとは。
多分、1等はゴミ一つ落ちていないので、
運行ごとに毎回清掃していると思いますが、
2等は1日1回くらいしかしないんじゃないかしらん?

ちなみにゴミの状態は車内だけではなく、
駅構内、ひいては街全体で悲惨な状態です。
そこいらじゅうにゴミが散乱しており、
街はずれのドブやゴミ捨て場からは腐臭が漂ってきます。
一応、公共のゴミ収集は行われているようですけど、
路面の状態だけ見ていると、
収入比率でエジプトの1/10以下のエチオピアやモザンビークあたりと、
そう変わらない気がします。
同じ北アフリカでいえば、
かつて訪れたモロッコやチュニジアの方がキレイだったかな?

車窓からはナイルデルタに広がる広大な農地が見えています。
しかしその間を張り巡らされた灌漑用水路はほとんどドブ。
ツアー、個人旅行を問わず、
エジプトの旅で体調を崩した話をよく聞いた訳が分かる気がしますね。

それで僕たちも、
今回、この国では衛生警戒レベルを南西アジアやアフリカ南部級に上げ、
生野菜、フルーツ、乳製品など、
非加熱食品はいっさい口にしていないのでした。
移動の多い旅で食中毒は絶対に避けたいことの最上位ですからね。

もうひとつ出発前から懸念された治安ですが、
両国とも僕たちが見た範囲では問題ありませんでした。
22時過ぎでも危険を感じることなく食事に出かけられましたし、
警察や軍隊に特異な動きは見られませんでした。
ただテロの標的となる観光地、行政施設、コプト教会などは、
かなりの数の警察官が警備に当たっていましたけどね。
警察官と言っても殆どが自動小銃で武装していますから、
軍隊のように見えます。

それよりエジプトで困ったのは、観光地での『客引きDJ』です。
これ、どういう方たちかと申しますと、
歩いている僕たちに小走りで駆け寄り、
耳元で「タクシー!」「ファルーカ(観光ボート)!」、
などの売り込みをDJよろしくしゃべり続けるんですよ。
しかもけっこう大きい声で。

当然、近寄ってきたら即座にノーサンキューとは言いますけれど、
そんな一言で引き下がるやわな『客引きDJ』ではありません。
とにかく大声&早口で強烈なエジプト訛りの英語をしゃべり続ける。

僕は例によって『インド作戦』で切り抜けますが、
ルクソールなどでは1日で相手にするのが10人や20人ではありませんから、
写真を撮りながら歩いている時など、
振り切り難いときはけっこう疲れます。
まぁ、この国の経済事情を考えると、
あんまり邪険にはしたくないんですけどね。

それから一般的な旅行者とのもめごとの上位は『バクシーシ』でしょうね。
これ、和訳すると『喜捨』となりますが、
要は富者(外国人)が貧者(ローカル)にお金をあげるということです。
具体的には初対面のローカルが親切そうに手短な観光案内や道案内をした後、
にまっと笑って右手の親指と人差し指をこするジェスチャーをします。

困るのは、本当に必要なヘルプをしてくれた結果ではなく、
『客引きDJ』よろしく、勝手にやってきて要らぬお節介を焼いた挙句、
バクシーシ! となるのでもめるんですよ。

そこで僕は『エジプト作戦』を考えました。

あ、やってきたな? と思ったら、
インド作戦と同じようにニカっと笑顔を浮かべ、
Yo brohter! I'm broke! (やぁ兄弟! おいらはオケラだ)
次に困った顔つきで相手の目を見つめ、
Is this a problem for you?(これ、あんたにゃ問題じゃないかい?)

これで大抵すぐに離れて行きます。
それでもしつこくついてきたら、歌うように、
I'm broke! I'm broke! No bakshishi!と言い続ければ、
さすがに「ダメだこいつは!」と思っていただけるでしょう。

ともあれ、基本的にエジプシャンムスリムは人懐こくて親切です。
(観光地の人が若干スレているのは世界共通でしょ?)
ともこも言っていたように、
さまざまな場所でこれまで何度「ようこそ!」と声をかけられたか分かりません。
(この列車に乗る前なんか駅のトイレで小用を足している最中に、
同じく横で憚り中の男性からWelcome!と言われました!
さすがに握手はしませんでしたけど・・・)

特に右掌を心臓の上に当て、
相手の目を見てアッサラームアライクムと挨拶すると、
何をするにしても、とても誠実に接してもらえます。
これ、何をしているのかというと、
うろ覚えのアラビア語で挨拶というより、相手に敬意を払っているんですよ。
人種や国籍、宗教、職業、性別、肌の色の違いに関わりなく、
世界中どこでも旅をする上で大切なのは、
おカネ以上に、目の前にいる人への敬意だと僕は考えています。

さて、いよいよこの旅も佳境となりました。
明日は21時25分カイロ発ターキッシュエアラインズTK695便で帰路につきます。

次は真冬の東京でお会いしましょう!

ともこ & えーじ
posted by ととら at 01:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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