2019年12月07日

第7回研修旅行 その8

お待たせしました、
レバノン研修旅行のビジュアルレポート!
今回はかなり盛りだくさんな内容だったので、
前編・後編に分けてお伝えします。
まずはベイルートとトリポリ編から。
それではさっそく行ってみましょうか!

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9時50分、定刻通りアブダビ国際空港を飛び立った、
エティハド航空EY535便は、アラビア半島を西北西に横切り、
4時間40分でベイルートへ。

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先のブログで成田発便の機内食を嘆いた僕らでしたが、
アブダビ発の便でサーブされた、
ラムシチューのサフランライス添えはOKでした。
ここではたと気が付いたのですけどね、
エティハド航空さんに限らず、
成田発便の機内食はおしなべてNGなことが多いんですよ。
(あくまで僕らの主観ですが)
そこでもう一丁、その『なぜか?』を掘り下げてみますと、
ご飯にその原因があるのではないか?
という結論に至りました。
そう、ご覧のようなインディカ米は、
汁物がかかって時間が経っても美味しく食べられますが、
ジャポニカ米はぐちゃっとなってしまいますよね?
しかもエコノミーの機内食は、汁物ではないにしても、
おかずがご飯と隣接しており汁気が混ざるのを防ぐ構造になってない。
ましてやそれがかつ丼やカレーライスだったりすると、
再加熱されたときにはもう『おじや』状になっちゃってるんですよね。
今回、成田発便で僕らは機内食をチョイスできず、
問答無用でチキンカレーになってしまったのですが、
蓋を開けてみれば、これがチキンカツカレー。
カリカリのはずの衣はくしゃくしゃ、ご飯はぐちゃぐちゃで、いと悲し・・・
懐事情は苦しいと思いますが、航空会社さん、ぜひご一考を!

lb_beirutview.jpg

話を戻しましょう。。
つい機内食ネタで力が入ってしまいました。
レバノンは準戦時国なのでラフィック・ハリーリ国際空港の写真はなし。
レバノン空軍も共有している空港なので、
こういう場所ではカメラも出さない方が無難です。
そういえば2006年にヒズボラがイスラエル軍兵士2名を拉致した報復で、
この空港も爆撃され、退路を失った外国人観光客を、
各国の救援部隊が海から救ったという事件がありましたね。

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そんなドンパチもこうした風景を見ていると遠い過去の話のようです。
ここは観光客のみならず、ローカルも集う鳩の岩。
日中もいいですが、ここから眺める地中海に沈む夕日は格別です。
道路沿いには洒落たカフェやレストランが沢山あります。

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目抜き通りのハムラストリート。
ホテルや両替屋のほか、カフェやレストランがずらっと並んでおり、
ベイルートの随一の観光拠点です。
僕らはここの西の外れにあるホテルに投宿しました。

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ハムラストリートはアート感覚に溢れており、
至るところでこうしたウォールペインティングが楽しめます。
ちょっとっした現代美術館って感じ。
無造作に貼られたコンサートや演劇のポスターもいいセンスです。

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よそ行きのハムラストリートを離れ、ローカルタウンのサナヤ地区へ。
そこでいい匂いに引かれて近付いてみれば、
おおっ! クナーファ屋じゃないですか!
これアラブのホットチーズケーキともいえるスウィーツで、
(写真、ともこの右後ろにある円形のもの)
僕らはアンマンの有名店ハビービで初めて食べましたけど、
ほんと、ほっぺが落ちる美味しさなんですよ。
ここレバノンではさらにパンにはさんで朝食にも食べるそうで、
僕らもそうやって食べてみました。

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そんなほのぼの気分で歩きつつダウンタウンに近付くと、
中心のエトワール広場は警察に封鎖されているじゃないですか。
そう、ここは10月17日に始まった反政府抗議活動の中心地なんですよね。
有刺鉄線が物々しさを醸し出していましたが、
小康状態に入ったのか、警察官たちの様子に緊迫感はありませんでした。
でもバリケードの向こうに見える、
ムハンマド・アミーン・モスクまで行けなかったのは残念!

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ダウンタウン周辺にはこうした内戦の傷跡が、
30年の時を経てもなお生々しく残っています。
写真ではよく分からないかもしれませんが、
壁には無数の弾痕がありました。
しかし、この一種のモニュメントが、
今回の騒動のブレーカーになっているような気もします。
そう、理念はどうあれ手段としての暴力がどんな結果をもたらしたか、
レバノンの人々がそれを一番よく知っているのだと思います。
今回も話し合いで解決するといいですね。

lb_hotel02.jpg

さて、僕らが投宿したのはこんなホテル。
場所はハムラストリートの西の外れの脇道にあり、
海岸沿いのラウシュ地区にも徒歩で行けます。
取材には利便性の高い立地でした。

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いかがです? 広くてきれいでしょ?
このグレードにもかかわらずお代は一泊朝食付きで約5,200円也!
ハイパーコスパのホテルです。

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朝食もご覧の通り。
中東料理とコンチネンタルのハイブリッドで、
コーヒーも抜群においしい!
スタッフはみなさんラブリーだし英語も問題なく通じるしで、
とても快適に過ごせました。シュクラン!(ありがとう!)

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レバノンの通貨はレバノンポンド。
ネットで調べた為替レートは100米ドルで150,000ポンドでしたけど、
ハムラストリートの両替屋では200,000ポンドになりました。
なんか得した気分。
ちなみにクレジットカードはホテル、
中級以上のレストランであれば問題なく使えます。
現地通貨を引き出すPlus対応ATMも健在。

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僕たちが取材していたのは、
こんなファサードのローカルレストランが多かったです。
場所によっては英語のメニューがなかったりしましたけど、
英語がかなりの確率で通じましたから問題なし。

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さて、それではそろそろお仕事を始めましょうか。
ヒヨコマメをペーストにしてタヒーニ(ゴマペースト)、
塩、レモンジュース、ガーリックを加え、
オリーブオイルを添えた中東料理の定番、フムス。
これとピタパンがあれば、十分朝食が成り立ちます。

lb_taboure.jpg

レバノン発祥ともいわれるイタリアンパセリのサラダ、タブーレ。
これ、先のアブダビでも食べましたけど、
レバノンはブルグル(弾き割小麦)がほとんど入らず、
レモンの酸味がより効いていてさっぱり食べられます。
右側はナスのペーストのムタバル。
ん〜、食欲が湧いてきた!

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これは古くなったピタパンを油で揚げ、
ナッツ、ヒヨコマメと一緒にヨーグルトで和えたフェッタ。
結構ボリュームがあり、これ一杯食べただけで満腹になりました。
動物性の食材をまったく使っていないため、
ベジタリアンにもいいかな?

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ほのかにオールスパイスが香る挽肉や野菜などを、
ブルグルでコーティングして揚げたキッベ。
これもレバノン発祥の料理と言われていますね。
ご覧の形がポピュラーですけど、
棒状のケバブでもブルグルでコーティングしたものは、
おしなべてキッベの名で呼ばれます。
前菜にいい一品。レバノンビールのアルマザにぴったり。

lb_chalehellow.jpg

さぁ、今日はちょっと遠出しましょう。
まずは北部にある第2の都市、トリポリへ。
シャールへロウバスターミナルはダウンタウン東部の高架下にあり、
ここまではタクシーで移動。
道々ドライバーさんと話をしていたのですが、
現在、景気がとても悪く、石油も不足気味で、
この週末はガソリンスタンドがみな休業してしまうとのこと。
「ガス欠じゃ商売になりゃしない!」と嘆いていました。
ちなみにここでバスチケットを買おうとしたら、
「トリポリ? それともダマスカス?」と訊かれたのですよ。
そう、今は入れないシリアの首都まで、
ここからほんの150キロメートほどしか離れていませんからね。
もしこの地域が平和だったら、
ヨルダンのペトラ、死海、アンマン、ジュラシュ、
イスラエルのエルサレム、
シリアのダマスカス、パルミラ、
そしてレバノンのビブロスやバールベックを、
あまり労せず、ぐるっと陸路で周れたんだけどな・・・
ほんと、重ねかさね残念です。

lb_byblosroad.jpg

シャールへロウを出発したバスは地中海を左に、
市街地を右に見ながら北上して行きます。
途中でビブロスを左に見ながら通過しました。
ここは帰りに寄る予定です。

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ベイルートから約90キロメートル離れたトリポリまでの所要時間は、
途中で乗客の乗降を繰り返しつつ90分くらい。
景色を楽しんでいる間にすぐ着いた感じです。
しかしあと数百メートルというところでバスが停まってしまいました。
なんでもバスターミナルのあるラウンドアバウトは、
現在封鎖されているので、これより先は入れないとのこと。
僕らは帰りのバス乗り場を確認するため、
そこから歩いて行ってみました。
で、なるほど着いてみればこの通り。
改革というより革命を訴える拳が描かれているじゃないですか。
しかしながら人々が抗議活動をしている姿はなく、
軽食の屋台がならび、さながらちょっとしたお祭りのよう。

lb_tripoliwatchtower.jpg

向こうに見えるのは旧市街の中心、タール広場にある時計塔。

lb_tripolisouk.jpg

で、僕たちのお目当ては旧市街の東に広がるスーク(市場)です。
この辺りは迷路のように入り組んでおり、
僕らも歩き始めて5分も経たないうちに現在位置を見失いました。
GPSを使っても道が細か過ぎてよく分かりません。
それでも人はフレンドリーです。
観光地ではないこのエリアで外国人の姿は珍しいのか、
目が合って挨拶すると、
「レバノンへようこそ!」と何度も声をかけて頂きました。
なんか素顔のこの国に出会えたようでうれしいですね。

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スークでは生活に必要なものなら何でも売っています。
こうした美味しそうなオリーブなんかは買って帰りたいなぁ・・・
といつも思うんですけどね。

lb_tomokorestaurant02.jpg

時間はまもなくお昼です。
僕らはローカルで賑わうレストランに入り、
先にご紹介したフェッタとフムスを注文。
これにピタパンを数枚食べたらお腹いっぱいになりました。
さて、ここで折り返し。
次は途中で通過したビブロスに向かいます。

to be continued...

えーじ
posted by ととら at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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