2020年01月22日

態度が悪い店 その1

僕はいわゆるグルメサイトをほとんど使いませんが、
取材地では、
ホテルのフロントやタクシードライバーからのヒアリングに加え、
Trip Advisorなどの情報を参考にすることがあります。

と言っても見ているのはジャンルとメニュー、価格、そして場所だけ。
星の数は気にしませんし、レビューときたらまず読まないのですよ。

しかし時おり画面の片隅に、

Terrible!!(最低!)

なんてレビュータイトルがあると、

何をそんなに怒ってるのかしらん?

と興味を引かれることがあります。

そこで読んだ次に思うのは、たいてい、

あ〜、何をしたのかな?

いや、お店の方ではありません。
お客さんの方です。

客観的に考えると、
一見さんだけでビジネスが成り立つ店ならともかく、
リピートしてもらうことを前提とした店の場合、
『態度が悪い』というのは自殺行為ですよね?
しかし『Terrible!!(最低!)』な店は、
これまた、たいてい数年以上の営業実績を持っていたりします。

この一見矛盾する状況はどう説明がつくのか?
飲食店の経営者であれば、
この問題を考えたことは10回や20回ではないでしょう。

僕も100回以上考えました。

で、その結論をお話する前に、僕が思い至った、
人が人を怒らせる普遍的な仕組みから説明したいと思います。

______________________________

ひどいやつだ!

と僕を怒らせた相手は、(56年も生きていればたくさんいますよ)
よくよく冷静に考えてみると、
『えーじにいじわるをしてやれ!』とか『ひどい目に遭わせてやろう!』
なんて悪意を持っていたことは、多分99.9パーセントなかったと思います。

僕を怒らせた彼、彼女たちは、
自分が僕に何をしているのか分かっていないのではないか?

おそらくこれが真相でしょう。
そしてこれは連鎖反応を起こします。

やられたことに憤慨した僕は、不快感を顔に出すか、
場合によっては、
「おい、ちょっと待てよ」くらい言うかもしれません。

しかし相手は自分のやったことを分かっていないのですから、
出し抜けに僕が絡んできたと感じますよね?
すると相手もとうぜん戦闘モードに入り、
「なに言ってんだ?」となります。

カーン! Round 1 Fight!!

さて、ここで鋭い皆さんはもうお気付きでしょう。

僕の説明は『僕は何もしていないのに相手がひどいことをしてきた』、
そして『それが怒りの連鎖反応を起こした』という内容になっていますが、
ここでまた冷静かつ客観的に考えてみると、
相手がひどいことをする前に、
僕がさらにひどいことを彼、彼女にやってしまった可能性が、
スコンと抜け落ちていますよね?

しかも当事者である僕はそれに気付いていない。
何といっても僕自身が、
『相手は僕に何をしたのか分かっていない』という前提に立っており、
自分もまた分かっていない一人であることを分かっていない。

こうしてお互いが相手を「ひどいやつだ!」と決めつけ、
諍いがエスカレートして行くわけです。

いかがです?
皆さんも思い当たる節がありません?

次回はこの問題をより掘り下げるため、
ととら亭で実際に起こった事件を例に、具体的なお話に入りましょう。

to be continued...

えーじ
posted by ととら at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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