2020年02月01日

いやはや、やっぱり・・・

『中国人入店禁止』

・・・か。

遅かれ早かれ同業者で、
こうした動きをするところが出ると思っていました。

で、その目的は、

『従業員や客を守るため』

・・・か。

ん〜・・・気持ちは分からなくもないんですけどね、
『守るため』って、
つまり店に入れないことで防疫線を張るってことでしょ?
だとしたら、それは意味がないかもしれません。

だって日本人の二次感染者が発生しているのに、
中国人だけフィルターにかけてもしょうがないじゃないですか?
しかも本日現在、中国以外の22の国で感染者が確認されており、
なかには同国内での2次感染者も出てきている。
だとしたら中国以外の国から、
中国人以外の感染者が来ることも十分考えられる。
つまりここまで来ると、
『中国人』ってフィルタリングワードは、
必要条件であっても十分条件じゃないんですよ。

このミクロな考え方のマクロ版が国境で引く『水際防疫線』ですけど、
これまた100パーセント遮断できるものじゃない。

そもそも論を言うつもりはありませんが、
WHOが1月30日に非常事態宣言を出したのを受け、
各国政府がようやく本腰を上げたのが2月でしょう?

であれば、中国と日本の関係を物語る、
こうした数字も知っておくべきじゃないかと思うんですよ。

たとえば日本における在留外国人数は、

1位 中国 764,720人 (構成比28.0%)
2位 韓国 449,634人 (構成比16.5%)
(法務省 2018)

次はその逆の外国に在留する邦人数は、

1位 米国 446,925人
2位 中国 120,076人
(外務省 海外在留邦人数調査統計 令和元年版)

さらに旅客に関していうとインバウンドは、

1位 中国 9,594,300人
2位 韓国 5,584,600人
(日本政府観光局 2019年)

で、アウトバウンドが、

1位 中国 2,680,033人
2位 韓国 2,311,447人
(日本政府観光局 2017年)

すごい人数でしょう?
データの時期はずれていますが、
これだけの人が日中間だけでも川の流れのように行き来しているのです。
これを念頭に武漢市でのアウトブレイクの時期から、
今日まで経過した時間と、
感染者に自覚症状がなくても感染させられるという、
ウイルスのしゃらくせぇ特性を考えると、
いま関係各機関が把握している数字は・・・

どうなんでしょうね?

しかし、店頭の張り紙はともかく、
国境での水際防疫線は意味があると思います。
遮断ではなく、拡散速度を落とすことで、
攻めに回る時間をかせげるじゃないですか。

すなわちこの時間を使って予防ワクチンや、
罹患した後の効果的な治療薬の開発が進めば、
やられっぱなしから攻撃に転じられる。
それゆえに武漢市の現状からは、
攻守ともに学べることが多いのではないでしょうか?

ですから僕が言いたいのは、
「中国人こっちくるな!」ではなく、
彼らを支援し、情報を共有して反撃材料を作ることが、
国境を越えた利益に繋がる。
世界規模の事案なので味方も多いですよ。

これこそホントの One Team.
同業者諸兄、そうじゃありません?

えーじ


P.S.
それからこういう事案についての情報ソースに、
SNSを用いるのは賢明じゃありません。
やめましょう。

え? じゃ、君のブログもそうなのか?

その通り!

信頼できる情報ソースを選び、自分で裏を取り、自分で考え、
自分で判断することが何よりも大切だと僕は考えています。

人生コピペじゃダメなんですよ。
特にこういう時はね。
posted by ととら at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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