2020年02月04日

be cool to be wise.

僕たちの旅はバックパッカースタイル。
いわゆる個人旅行です。

そしてもうひとつ付け加えなければならないのは、
それがオールドファッションだということ。

これ、どういうことかというとですね、
今どきにもかかわらず、
僕らはあまりデジタルツールを頼らないのですよ。

いや、機械オンチという意味ではありません。
これでも元SEの端くれ。
ある程度のトラブルシューティングであれば、
今でも自分でやっています。

にもかかわらず、スマホやPCを頼らないわけは・・・

それがなくても旅をしていたからです。

そう、アナクロな旅は、
ある究極的な事実を教えてくれました。
それは・・・

最高のツールとは自分の頭脳と体だということ。
(IQや運動能力にかかわらず!)

確かにスマホやPCは便利ですよ。
実際、僕も旅行中だけではなく日常でもよく使っています。

でもね、所詮ツールはツールでしかない。
スマホやPCなどが表示する情報に意味はありませんからね。
そう、ディスプレイが表示する無味乾燥な文字列が、
生きた意味となる場は、僕たちひとりひとりの頭の中なのです。

たとえばですね、今日17時30分にSNSで、

「知り合いの医者に聞いたんだけどさ、
 新型肺炎の予防にはフランクフルトソーセージで恵方巻を作り、
 17時から18時の間に西北西を向いて食べるといいらしいぜ!
 今日しか効果がないから急ごう!」

こんなメッセージ(情報)を読んだとします。

ここで、
「うわ〜っ!大変だ!あと30分しかない!材料を買ってこなくちゃ!」
とスーパーまでダッシュするのと、
「アホか?」
の一言で片付けるのとでは結果に大きな差がありますけど、
もとになっている情報は同じでしょう?

去年の11月、僕たちは政情が不安定なレバノンを旅していました。
現地で一番知りたかったことは、
トリポリやバールベックに行っても大丈夫か?
(つまり無事に帰ってこれるか?)
ということ。

で、当然のことながら日本を出る前に外務省や、
各新聞社のウェブサイトを読み漁り、
現地では複数のタクシードライバーやホテルのフロント、
はてや警察官まで様々な人から情報を収集したのですが、
失礼ながら、
僕らはいずれも100パーセントの信用を置いていませんでした。
(政府すらも!)

情報の信頼性と確度はどれくらいなのか?
インフォーマントは事実を話しているのか?
それとも推測か? はてや個人的な意見か?

ここで僕らがやっていたのは、
ソースの異なる情報を突合して炙り出した結果から、
現実的な判断材料を集めること。
残念ながら、
『真実』なんてものがクリアに見えるわけではありません。

でも無駄ではないんですよ。
このプロセスから導き出した結果(判断)は、
スクリーンに表示された文字列を字義レベルで鵜呑みにしたものと、
大きく違っているでしょう?

不安はえてして判断がし難い状況でやって来ます。
そこで衝動に押し流されれば、
僕らは目を閉じたまま手頃な情報に飛びついてしまいます。
(しかもそれを自分が下した判断と思い込んで!)
しかしその結果が後になって良かったケースは、
近代史のみならず、個人的な経験に照らしてもまずありませんよね?

情報と経験は違う。
推測と事実も同じではない。

意味不明な行列の後に並ぶのではなく、
誰かが走ったら自分も走るのではなく、
自分で考えた自分の答えに従って、
クールに行きましょう。

そうした意味で、旅も日常生活も変わらないんですよ。

えーじ
posted by ととら at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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