2020年02月29日

We are all Heroes.

先日の定休日、病院に行くため、
久しぶりにラッシュアワーの西武新宿線野方駅へ向かいました。
そこで・・・

ま、混んでいると言っても、
かつてもまれた日比谷線や千代田線ほどじゃないからな。

と、高をくくってホームに降りたら・・・

おや? この混み方は何ごとかしらん?
ん? 何か言ってるぞ。
おっとイヤフォンをしてたのでアナウンスがよく聞こえなかった。

そこで耳に入って来たのは、
「事故でダイヤが大幅に乱れ、
 次に来る電車はほとんど乗れないかもしれません」
という駅員さんの声。

あいやぁ〜・・・まいったね。
仕方ない、取り敢えず並んで様子を見よう。

旅先でもよくあるこんな時、
僕のヒマつぶしは読書・・・の場合もありますが、
お気に入りはマンウォッチング。
周囲の人々を観察していると、
ふだん気付かない、さまざまな人間模様が垣間見られます。
この日は・・・

へぇ〜、みんな落ち着いてるね。
駅員さんに食ってかかる不届き者はいないし、
われ先にと割り込む人もいない。
きちんと並んで静かに電車が来るのを待っている。

そう、みんな急いでる。
そして、みんな困ってる。
みんな同じなんだよね。

こんな感慨にふけっているうちに、
遅れに遅れた電車がそろそろとホームに入って来ました。
扉がきしむように開くと、
車内はもう『ギネスに挑戦』状態。
しかし微妙な隙間があり、ひとりくらいならどうにか乗れそうです。
そこへ意を決した女子高生がひとり、前に進み出ました。
車内側の人々はなんとか彼女を入れようと隙間を広げています、
そして間もなくドアが閉まり始めたのですが・・・

あ、あぶない!

体は収まったものの、鞄とそれを握りしめた両手はまだ外のまま!

おいおい、駅員さんは気付いているのか?
分からない・・・
でもこのまま走りはじめたら大変だ・・・どうしよう?

と僕が逡巡をしていた矢先、前列付近にいたハルクが、
閉まりかけたドアに掴みかかったではないですか!

おお! ヒーローの登場だ!
これでもう大丈夫・・・かな?・・・いや・・・

ハルクは少女のいる左側のドアを開けようとしていますが、
彼の怪力をもってしてもなかなか動こうとしません。

違うぜハルク!
ドアは両側が連動しているんだ、片方だけ開こうとしてもダメだ!

そんな僕の心の声を察したのか、
今度は両手で左右のドアを押し広げるように持ち変えると・・・

そうだ、そうそう! 少しずつ開いてきたぞ!

車内側の乗客が彼女の鞄を中に入れようと引っ張っています。
しかし教材でパンパンに膨らんだ鞄はなかなか入りきれません。
ハルクは両手を使ってドアを開けているので、
これを助けることができない。
いま電車が動き出したら大変です。

ピ〜ンチ!

ここに現れたのがスパイダーマン!
ハルクの左脇に素早くもぐり込み、少女の鞄をぎゅっと押し込みました。
それを見たハルクが少しずつ力を緩めると、

おお、無事にドアが閉まり、少女は乗れたではないですか!
ナイスチームワーク!

見守る乗客たちの安堵の声。

まもなく電車が動き始めると、
とつぜん現れたヒーローたちは普段の姿に戻り、
群衆の中で見分けがつかなくなってしまいました。

人々が窮地に陥った時、こつ然と現れ、
助けが済むと礼も聞かずに去って行く。
僕たちの街にはいつもヒーローたちがいます。

Do you believing the courage in you?

次の危機でアイアンマンになるのは・・・

あなたかもしれませんね。

えーじ
posted by ととら at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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