2020年03月13日

好奇心に魅入られて

2018年11月に研修旅行で行ったインドネシアのバリ島。
その時の現地レポートで、
この写真をお見せしたのを覚えてます?

it_3monkeys.jpg

そう、皆さまご存知、
『見ザル言わザル聞かザル』の猿トリオ。

これがなんでウブドのモンキーフォレストにあるのかしらん?
日本の文化は、こんなものまで伝わっていたのか!

なんて驚いていたら、
後日、このブログを読んだ若手の旅人が、

「えーじさん、三猿って日本発祥ではないそうですよ」

とな?
三猿って made in Japan じゃないの?

で、調べてみれば、どうもその起源は諸説扮分らしく、
定説はない・・・みたいですね。
誰か本を書いてないかな?
と、探してみたらありました。

『世界の三猿―その源流をたずねて』
 著者:飯田 道夫

飯田氏は学者ではありませんが、
ケニアで見かけた三猿に疑問を持ち、
以来、座学のみならず、世界各国でフィールドワークを行い、
三猿の起源を追いかけて行きます。

そして彼が到達した場所は・・・

エジプト!

三猿はエジプト文明に起源をもつだって?

その詳しい説明は本に譲るとして、
ちょうどエジプト取材に行く前だった僕らは、
さっそく現地で探してみました。
すると・・・

おお、あるじゃないですか!
しかもそこいら中に!

最初に訪れた街、
ルクソールの土産物屋に並ぶ三猿を見た時は、
ほんと、驚きましたよ。
しかし2軒で、なぜここに三猿があるのかと訊いても、
店主の答えは、

「ん〜・・・昔からあるね」

じゃ、わからん。

ともあれ、僕らはこれが本業ではありませんから、
三猿探しはすぐ切り上げてしまいましたが、
飯田氏の著作を思い出して奇妙なシンパシーを感じたのですよ。

思わぬところで思わぬものと出会い、
そこから生まれた素朴な疑問。
そして、その答えを求めてさまよう旅・・・

おいおい、これってどこかで聞いた話じゃないか?

そう、三猿をギョーザに置き換えると、
まるで僕らの旅じゃないですか。
自分の仮説を持って巨大な山に徒手空拳で挑み、
想定外の結果からまた仮説を練り直してやり直すところなど、
調査メソッドまでそっくり。

手段でも目的でもなく、
知りたいという好奇心に魅入られて旅に出る。

いるんですね、こういう人が。

なんか嬉しくなってしまいました。

えーじ
posted by ととら at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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