2020年04月02日

入院日記 パート3 その4

今や世界の一寸さきは闇。
それでも始めましょう、

ギリシャ料理特集パート2!

と威勢よく店を開けるのはいいんですけど、
ととら亭も未知の領域に入ろうとしています。

体の動作テストの結果、
僕はホールでまったく機能しないことが分かりました。
昨日もお話しました通り、
松葉杖は腕の全機能を使ってしまうので、
他のことはまったくできないのですよ。
つまり何も手に持てない。

しかしパントリー内であれば、だいぶ速度は落ちるものの、
たいていの仕事は出来そうな気がします。
(今日はその人体実験!)

思えば腰部椎間板ヘルニアの場合は、
店に来ることすらできませんでしたから、
あれに比べたらまだマシなのかもしれませんね。

というわけで、
僕はしばらくスポーティなスタイルで仕事に出ます。

それじゃ本編も始めしょうか。

______________________________

一夜明けると麻酔が切れたせいか傷がうずきだし、
睡眠薬の影響で頭はボーボー。

ほぇ〜、昨日のハイな気分はどこ行っちゃったんだ?
む〜・・・今朝から食事が出るんだったよな。
とりあえず腹ごしらえしたらリハビリの段取りを考えよう。
と、その前に・・・

僕は体のチェックを始めました。

手術をした左足は腿からふくらはぎまで、
膝を固定する装具ががっちりついています。
そこで寝た姿勢のまま足を外側へ開こうとすると・・・

う、足が鉛のようだ・・・あ、いてててて・・・
でもま、少しは動かせたな。
じゃ、もとに閉じれるか・・・
って、いててててて・・・・ぜんぜん動かせないぞ。
おいおい、手術後は痛みがないから、
すぐリハビリが始められるんじゃなかったっけ?

こうして僕が悪戦苦闘しているところにきれいな看護士さんが現れ、

「久保さん、車椅子を持って来ましたよ」

それに乗るの? いま?

彼女の可愛らしい笑顔と緊迫した状況のギャップで僕は凍りつきました。

この状態からあの車椅子に乗り移る?
動きのイメージがまったくできないよ!

たじろいた僕に気付いた彼女はにっこり笑って、

「じゃ、お手伝いしますね!
 まず右足をベッドに下に降ろすでしょ?
 それから手術した足を外側にずらして・・・」

そう言いながら彼女は僕の左足をむんずと掴み、
ベッドの外へ向け始め・・・

いやおぅっ!ちょぉぉぉっとまったぁぁぁぁぁ!
「え? 痛いですか?」
たたたたたんま!たんま!たんま!」

彼女はきょとんとこちらを見つめています。
僕はほぼ思考停止状態。

「ああ、最初は足の重みで下に下がると、
 いたぁ〜いってなることがあるんですよね」

Y...Yes I am...涙でてきた・・・

「じゃ、もう一回」
「あ、いやいやいや、ちょっと待って、心と体の準備がまだなんで。
 もうちょっと後でいいですか?」
「ええ、慌てなくてもいいですからね」

さ、さんきゅ〜べりまっち・・・

「それじゃ後でリハビリの先生に来てもらいましょう」

ふ〜・・・驚いた、冷や汗かいたぜ。
荒っぽく始まるじゃないか。
それならそれでこっちも動作イメージを考えればいい。
ベッドの右側に車椅子がある。
左側だったら楽なんだけどな。
どうしたもんだろ?
最初はベッドに腰をかけて・・・
そこから右足だけで立ち上がり、体を右に90度転回する。
そしてゆっくり座る・・・だな。
問題は痛む左足をどうやって座る姿勢まで持って行くか・・・だ。

じゃ、リハビリの先生が来る前に、立ち上がるところまでやってみるか。

まず右足を開いてひざ下をベッドから降ろし・・・
そうそう、次は左足を両手で補助しながらもう少し右側に寄せて・・・
いてててて・・・ま、こんなもんかな?
で、次は両手をベッドに突っ張って体を持ち上げ、
腰を右に回転・・・

はうっ!

って、・・・こ、これは・・・マジかよ?

to be continued...

えーじ
posted by ととら at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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