2020年04月07日

僕の関白宣言

世の中いろんな『宣言』がありますけど、
わが家の場合、今回の退院のタイミングで僕がしたのは、
関白宣言です。

いや、僕は元来リベラリストですので、
男たるもの、女たるものかくあるべし!
なる封建的なイデオロギーは持っていません。

ですから20年以上にわたり、
わが家では『やれる人がやれることをやればいい』が、
暗黙のルールになっているのですよ。

たとえば収入。

ある時はともこの収入で家計の8割以上をまかない、
その逆の時期もあり、
また、ととら亭以降の僕らと出会った方には、
想像できないかもしれませんが、
僕が食事を担当していた時期ですらあるんですよ。

これは仕事のパートナーとなった今でも同じで、
調理とホールという大まかな役割分担こそありますけど、
『これをやるのはあんたの役目』のような職掌的線引きはなく、
相手が迷惑でなければ、
自分が空いた時に遅れた仕事を手伝う。
結果的にその方が早く全体が進みますからね。

ところが!

今回の手術が終わってからというもの、
松葉杖状態の僕は移動が制限されているだけではなく、
手に物を持てないというハンディキャップまであります。

となると、食事をするにも
「いただきま〜す」&「ごちそうさま〜」の『上げ善据え膳』状態ですし、
デスクワークをしている時は、
「ともこ〜、パソコンのACアダプター取ってくれる?」
「あ、それから引き出しの資料もお願いね。
 いやいや、それじゃなくて、その下の赤いバインダーの方」
「喉が渇いちゃったな。お茶淹れてくれる?」

挙句の果てに、

「ともこ〜、靴下履かせて〜」
(足を伸ばしたままなんで手が届かないんですよ)
とか、シャワールームから、
「お〜い、タオル取って〜」
(中から手が届く範囲に置き場がないんですよ)

こうしてとにかく座っているだけという、
明治男も顔負けの関白オヤジとなったのでありました。

しかし、
資本主義の国では基本的に『無料(タダ)』ということはありません。

にっこり笑っておカネをもらった後で、
『なんちゃら復興税』とかいう名目の『請求書』が来たりするのは、
まぁ、よくあることでございます。

で、わが家の場合は・・・

「うふふふふ・・・」

こうした不気味な笑い声が後ろから・・・

えーじ
posted by ととら at 11:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
えーじさん、お体の具合はいかがですか?
母からご容態のことを聞きましてとても心配です!その上この今の状況・・・ととら亭もとても大変な状況だと察します。
私も本日より仕事がゼロになり、なんだか未来が真っ暗な気分です。こういうときはととら亭の暖かい味とえーじさん、ともこさんの温かさが恋しくなります。

もし何か大変なことがありましたら微力ながらお手伝いさせていただきたいと思いますので、いつでもお気軽にご連絡ください(メルアド載せておきましたので!)

ともに頑張りましょう!!
Posted by Lenn at 2020年04月08日 18:28
Lennさま

コメントありがとうございました!

僕は順調に自主リハビリを続け、
今朝の時点で膝が90度まで曲げられるようになりました。
この調子で行けば、非常事態宣言が解除予定の5月6日には、
松葉杖から解放されるでしょう。

ととら亭の営業は可能な範囲で安全を確保しつつ、
ほそぼそと続けています。
国もいろいろがんばって補償を検討してくれているようですが、
僕は疑い深いたちなので、
具体的な手続き等がはっきりするまで、
あんまり当てにはしていないのですよ。

仕事がゼロというのは経済以上に、
メンタルなショックも大きいですよね。

この先どうなるんだろう?

程度の差こそあれ、こう不安に思っている人は日本だけではなく、
世界中に溢れています。

そう、今はまだ誰も、みんなが知りたい、

「これはいつ終わるのか?」
「私は安全なのか?」
「僕の生活は今後どうなるのか?」

これらの質問の答えを持っていません。

しかし、

『解決策があるなら悩むことはない。解決策を実行すればいいのだから。
 解決策がないのなら悩むことはない。悩んでも解決策がないのだから』

こんな言葉もあります。

僕たちには立ち止まって、
ただ漠然とした不安の中で悩むことのほかに、
いま、ここで、自分ができる何かをやる、という選択肢もある。

その小さな行為の積み重ねが、
先の質問の答えにたどり着くショートカットになるのではないか?

僕はそう考えて、今日も地道にコマを進めてみます。

またお会いしましょう。
Posted by えーじ at 2020年04月09日 12:21
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