2021年02月07日

最初で最後のととら亭

春の入り口が見えるこの季節。

「近くにお住まいですか?」

初めてご来店されたと思しきお客さまに、
こう訊くことがあります。

「ええ、近くなんですけど、来週、引っ越すんですよ」

お客さまは続けて、

「その前に、気になっていたお店に行こうと思って」

さらに続けて、

「野方に何年も住んでいるんですけど、
 ほんと、ずっと気になっていたんですよ」

そうなんです。
気になるお店、ととら亭。

しかし、『旅の食堂』なる怪しげなコピーと、
得体のしれないオヤジがホールを担当しているせいか、
どうも一人じゃ入りにくい。
そう言われ続けて10年余が経ちました。

どんな店かは知らないけれど、
誰もがみんな知っている・・・

そんな懐古調のフレーズが頭をよぎってきたりもします。

最初で最後のととら亭。

まぁ、こうした一縁も、旅らしくていいのではないか?

BGM:井上陽水『白い一日』

お客さまの背中を見送りつつ、
こんな風に僕の早春の日々は過ぎて行くのでございます。

えーじ
posted by ととら at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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