コロナ禍が始まった昨春以来、
ここ野方でもテレワークの方が増えました。
そこでどんな影響がととら亭に出ているのか?
それは商圏特性の変化。
たとえば野方のような住宅地型商店街と、
新橋や丸の内のようなオフィス街では、
同じ飲食店をやるにしても内容は大きく異なります。
その最もたるものがランチタイム。
オフィス街では12時の時報とともに、どっと人があふれ出し、
瞬く間に飲食店のテーブルが埋まって行きます。
お客さまの食べるスピードも速い。
そして嵐のような1時間が過ぎると、
さっきまでの混雑が嘘のように、店内が空いて行く。
片や住宅地型商店街では、12時少し前から緩やかに混み始め、
13時少し前あたりにピークが来て、
そこからまた少しずつ減って行く。
オフィス街のような急激なピークはありません。
当然、お客さまはゆっくりしている方が多い。
というわけで、飲食店はその商圏特性に合わせて、
オペレーションやメニューを決めているのです。
ところが!
コロナ禍が始まって以来・・・
「いらっしゃいませ」
あれ? このカップルは週末に来る人たちだよな?
ん? あの人もそうだ。
こんな風に週末に来ていた方たちが平日現れるようになり、
さらにオフとは思えないスピードで食べて行くじゃないですか!
そう時間はまさしく12時前後にご来店し、
13時前にはささっと帰ってしまう。
訊けばやっぱり皆さん、テレワーク中とのこと。
こうなると僕らのオペレーションも変わります。
というか、パット・メセニーやブラッド・メルドーものけぞる、
過激な変拍子でプレイしているのですよ。
なぜなら野方モードのお婆ちゃんたちの隣で、
新橋モードの方々がランチしているんですからね。
このスピードとリズムのギャップは半端じゃありません。
慌ただしい雰囲気にしちゃいけない。
それでいて時間内に帰してあげなくちゃいけない人たちもいる。
うひゃ〜・・・
ってわけで、夏を待たずして、
いい汗をかいている僕らでございました。
えーじ
2021年06月24日
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