以前であれば、
1月中旬、4月上旬、9月上旬に、
30歳から45歳くらいまでの女性がひとり、
カウンターで静かに食事をしていることがよくありました。
そしてそれが今はシーズンにかかわりなく見られます。
話しかけてみれば、彼女たちに共通するのは、
高校生未満のお子さんがいる母親であるということ。
そうか〜・・・と僕は深く納得しました。
学校が休みの期間は1日3回の食事の支度があります。
これだけでも結構時間と手間がかかりますけど、
人がいれば家族とはいえ、自分ひとりでいるより、
何かとケアをしなければならないことがあるでしょう。
加えて昨今、専業主婦より共働きの女性が増えています。
そうなると、学校が休みイコール彼女たちは休みなし、
という状況が起こっているのですね。
そしてそれがコロナ禍で常態化してしまっている。
内容こそ違いますが、
同じく休みがなかったブラック飲食業界の僕らも、
これにはシンパシーを感じていました。
(最近はコロナ禍で逆に強制休暇取得状態ですが・・・)
訊けば彼女たちは在宅勤務の合間や、
ご主人が子守の代打をしてくれている間に来ているとのこと。
ですから休日というより、休み時間なのですね。
確かに家庭はすばらしい。
家族と過ごす時間は人生の中心ともいえるでしょう。
しかしたまにはひとりでゆっくり食事を楽しみ、
しばしの間、ぼ〜っとするのも大切なことだと思います。
(ふだん食事を作る立場ならなおさら!)
お母さんの秘密の時間。
僕らもそんな場所を提供し続けて行けたらと思っています。
えーじ
2021年09月25日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/189021461
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/189021461
この記事へのトラックバック