2021年11月30日

一夜が明けて

「おやっさん、燃え尽きたぜ。真っ白にな」

最後の試合を終えた矢吹ジョーではありませんが、
営業最終日の僕らは、ほぼこの状態でした。

まずランチ営業直前に僕がベンチシートの蓋を閉めようとしたとき、

「はうっ!」

・・・まじか? このタイミングで。

「あ〜、ともこ」
「なに!」

フライパンを忙しく振りながら彼女が返事をしてきました。

「すまないんだけど、白湯をくれるかな?」
「え? いま?」
「ああ、大至急なんだ」

僕はファーストエイドパックからフルセットの薬を取り出し、

「どうしたの? え? 腰やっちゃったの?」
「うん。ちょいとヤバイ」
「そんなの急にやんないでよ!」
「といわれても予約なんてできないよ」
「大丈夫?」
「薬を飲んで30分間、様子を見てみる」

こうして超忙しい時間帯に僕がペナルティボックス入り。
ランチ営業時間が1時間半後に迫っています。
今日はすべて予約で満席。
今さらキャンセルはできません。
しかし、戦力50パーセントダウンじゃどうにもならない。

僕は祈るような気持ちで薬が効き始めるの待ちました。
そして30分が経ち、

「どう? やれそう?」
「ん〜・・・前傾姿勢を避ければ何とかなる・・・と思う」

こんな調子でキックオフ。

ひやひやしましたけど、
幸いノーサイドまで走り切ることができました。

そして片づけを終えて帰宅したのは27時過ぎ。
僕らはシャワーも浴びず、布団にもぐり込んで文字通りの爆睡!
目覚めたというより意識が戻ったのは日も高い10時過ぎでした。

久しぶりに目覚ましをセットせずに寝たのですが、
さすがにまだ疲れが取れません。
とぼとぼ店まで来てコーヒーを飲み、
朝食を食べてもなんだか力が入らない。

そこですぐアパートに戻り、再び爆睡。
次に気が付いたのは夕方です。
しかしこんな時でも食欲を失わないのが僕らの体質。
しっかり夕食を食べて21時前にまたもや爆睡。

こうして食事+爆睡を1日中繰り返した今朝は、
ようやく普通の人間に戻りました。

今日から12月15日の物件明け渡しに向け、
少しずつ片づけを始めます。

やどかり人生の僕らにとって引っ越しは慣れたものですが、
お店の移転は初めて。
また新たな挑戦の始まりです。

えーじ
posted by ととら at 10:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
最終日までに店内写真を撮影に行くつもりがあれやこれやで伺えませんでした三上です。おつかれさまでした。楽しい時間を過ごさせていただきました。
さて、メールをしたのはギックリ腰の件です。小生は現在腰椎のスベリとその結果として脊椎管狭窄症がありますが、それらを患う前はやはりギックリ腰がありました。腰椎・脊椎には異常がなく、腰椎・脊椎に関わる小さな深層筋がバランスを崩したり、固くなることで、個々の筋肉が正常な役割を発揮できず、ある筋肉に異常な負荷がかかって痛みになるという機序です。
 このタイプの症状は骨に異常がないので整形外科では殆ど対処できません。私がたよったのはオステオパシーというアメリカ発祥の施術でした。実はアメリカの医療制度では医師の国家資格としてメディカルドクター(日本の医師はこちら)とオステオパシードクターの2種類があるそうです。オステオパシーの基本理念は「体の形態と機能には深い関連がある」というもので、形態の異常(筋肉の異常なこり、とか脊椎・骨盤のゆがみとか)を正常復帰させるための「手技」の技術体系をもっています。その教育体系も生理学・薬学・解剖実習とかはすべてメディカルドクターと同じことを学んだうえで、オステオパシーの理念と「手技」を学ぶそうです。解剖についてはメディカルドクターよりも詳細に学ぶとのこと。日本ではオステオパシーが医療としては国家が認めていないので、「医者」ではなく「施術者」、「治療」ではなく「施術」となります。また教育機関もアメリカと連携で開設していますが解剖実習はできません。(座学で本と映像で勉強するらしいです)。「手技」にもさまざまな流派というか体系があり、その施術者がどの技術を使えるかはマチマチです。私が長くお世話になっている施術者は筋エネルギー法という技術を使う人で、患部に若干の負荷をかけて「わざと」動かすことで、強制的に筋肉の過緊張をゆるめるということをします。ウェイトトレーニングを長く続けていた私には大変効果があった技法でした。もし腰椎・脊椎には異常がなく筋肉が原因で
起こる腰痛でしたら、よろしければ試してみてください。葛西にある施術院なので遠いのと保険がきかないので代金が高いのが難点です。男性(院長)と女性の施術者がいますが私はずっと男性施術者にお世話になっています。

 葛西オステオパシールーム

 http://k-oste.com/
Posted by 三上洋史 at 2021年11月30日 16:38
三上さま

詳細な情報提供ありがとうございます!
膝の修理が無事に終わったので、
(また走れるようになりました!)
ぼちぼち腰部椎間板ヘルニアの具合も再チェックしようかな?
と思っております。
4年前のMRI診断では、
「ん〜、まだ手術するほどじゃないねぇ・・・」でしたが、
今回のように油断すると危ないんですよ。
柴又に引っ越したら、
またかかりつけ医を探すところから始めねば。
今回教えて戴いたところもオプションに入れますね!
Posted by えーじ at 2021年11月30日 18:07
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