まだ小さな子供だった頃。
よくあるブロークンファミリーに生まれ育った僕は、
誕生日やクリスマス、年末年始など、
「こう過ごすべし」とかかる暗黙の社会圧が、
まことにうざったいものでした。
そう言われたって、
うちにはねぇんだよ、そんなもの!
しかしいつまでも、
ご世間様に背中を向けてばかりじゃいけません。
そこで自力で人生をどうにかできるようになってから、
マニュアルどおりにやってみたのです。
たとえばクリスマスでいうと、
イヴは自宅に彼女を連れ込んでむふふに過ごすとか、
おカネがどうにかなるようになってからは、
洒落たペンションにお泊まりしちゃうとかね。
で、楽しかったです。
そういうのも。
ませた小僧でしたから目いっぱい背伸びをして、
「こう過ごすべし」を片っ端からやってみたのですよ。
しかし、そんなことも長らく続けていると、
どこかで楽しいふりをしている自分に気付くものです。
そこでふと立ち止まる。
おかしい。何か変だ。
ハッピーなはずなのに、100パーセントとは言い切れない、
奇妙な隙間があるような・・・
やがて僕は、そうしたイベントデイのお約束ごとが、
必ずしも自分の本当にやりたいことと一致していない事実を悟ったのです。
それからというもの、年末年始にひとり旅に出る、
クリスマスだろうが正月だろうが、その時に自分の食べたいものを食べる。
これでいい。
だって楽しいんだから。
そう、僕らに必要なのは、匿名で書かれた人生マニュアルではなく、
自分の行くべき方向を指し示す、
自分だけの心のコンパスなのではないか?
それを手に入れて以来、
僕は「こう過ごすべし」という、
おせっかいな社会圧を受け流すようになりました。
ま、楽しめる人はそれでいい。
でも、もしそうでないならば、別の選択肢だってある。
Be yourself today.
僕も、あなたも、自由なんですよ。
本当はね。
えーじ
2021年12月24日
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他にも美味しいものがたくさんありますし。食べたいときに食べたいものが食べられるのが一番ですね。
さて、今年はいつもと違った年末年始でしょうか。まずは一旦、お疲れ様でした。
野方店舗の引き渡しも無事終わり、
一段落した僕らのクリスマスは脈略のないものでした。
というか、無関係と言った方がいいかもしれません。
かといって寂しさや疎外感を感じたわけではなく、
やりたいタイミングでやりたいことをやっていたのですから、
普通にハッピーでしたよ。
これは年末年始にも共通していると思います。
12年ぶりに時間の制約から解放されたでしょ?
しかも来年はこうはいきません。
ならば、
No manual, follow own intuition.
これですよ、これ!