さっきスーパーに行ったら、
特設コーナーで売られている豆や恵方巻が目に入りました。
季節は啓蟄。
春はもうすぐそこまで来ているんだなぁ・・・
という気持ちになりましたけど、
それと同時に蘇ったのがハイティーンの頃の記憶。
今を去ること40年ほど前、
世の中はまだまだフィジカルに荒っぽい時代でございました。
なかでも僕が在籍していたラグビー部はその悪しき例の筆頭。
当時はやっていた漫画、
どおくまん氏の「嗚呼!!花の応援団」そのものともいえる部活では、
きつい練習以外にも、
さまざまな試練が若者たちを待ち受けていたのです。
たとえば今日、節分では練習終了後、
恒例の豆まきが行われていました。
もちろん、普通の豆まきとは違います。
先輩から指名された名誉ある不運な部員は、(たいてい二人)
酷寒の日没後、ラグパン一丁の姿で紙製の鬼のお面をかぶり、
鉄棒ならぬモップか箒を持って部室棟の外に出されます。
そして「うおぉ〜!」「がおぉ〜!」と、
雄たけびを上げて部室に戻ってきたところへ、
残る部員からスナップの効いた豆の全力投球による、
集中砲火を浴びせられるわけですね。
これが露出している部分に当たるとすこぶる痛い!
これだけでも今どきの若い衆なら十分ココロが折れることでしょう。
しかし僕らの時代はまだまだこんなレベルじゃ勘弁してもらえません。
場合によっては女子ホッケー部や女子テニス部の部室まで、
出張豆まきに出動することがありました。
哀れな鬼たちは半裸のまま再び「うおぉ〜!」「がおぉ〜!」とやりますが、
それに続くのは「きゃあ〜っ!」という女の子たちの悲鳴。
そしてその悪役を成敗しに現れる正義のラグビー部員。
どおりで県大会では常敗チームだったわけです。
練習以上にこんなことばかりやっていたのですから。
え? で、僕は鬼と正義の味方のどっちだったのかって?
そりゃあ、もちろんねぇ・・・
ちょんわちょんわ〜!
えーじ
2022年02月03日
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