2022年02月09日

D.I.Y. as usual. その5

それでは河原で拾った流木が、
どのようにしてととら亭の看板になるのか?
今日はその制作過程を一挙にお見せしましょう。

今回作るのは英語表記の看板です。
ととら亭は外国からいらっしゃるお客さまも少なくないので、
今まで使っていた日本語表記のものだけだと分かりにくいですからね。

makingboard_01.jpg

まず、ともこがTOTORATeiの各ラテン文字を半紙に筆で書きます。
書くときに全体のバランスは考えていません。
とにかく自由に何通りか書いてもらい、
イメージにあったものをピックアップします。

makingboard_02.jpg

次はそれをスキャナーでPCに取り込み、
さらにビットマップデータを扱いやすいベクトルデータに変換して、
ロゴとしてのバランスを取ります。
この時に各文字をさらに変形させますので、
オリジナルとは微妙な違いもあるんですよ。
ここまでは10年以上前、英語のロゴを作ったときにやっていました。
ですから今回はこのデータをもとに始めています。

makingboard_03.jpg

さきの文字画像を分解し、板の大きさに合わせて拡大したものを印刷します。
それを再度板上でバランスをとってから、養生テープで固定。
今回はロゴマーク入りですよ。

makingboard_04.jpg

ここからは手先の細かいテクが必要です。
彫刻刀で文字とロゴの輪郭に傷を入れながら転写します。
この流木はよく乾いていて堅いですね。

makingboard_05.jpg

最も難しいのがここからの作業。
輪郭の内側を彫って行くのですが節があるところはとても堅く、
割れやすくもあるので慎重に進めなくてはなりません。
流木のスペアはありませんからね。
特に細かい線の多いロゴは難易度高です。
でも作業が進むにつれて、看板らしくなって来たでしょう?

makingboard_06.jpg

このハードルを超えたら最後の仕上げ。彫った部分のペンキ塗りです。
ここも焦ってはいけません。
ペンキが他に垂れないよう、ゆっくり筆を進めます。
お〜、イメージが形になってきた、ワクワクしてきますね!

makingboard_07.jpg

じゃあ〜ん! できましたぁ〜っ!

どうです? いい感じでしょ?
今まで使っていた看板や営業中のサインボードも、
こうやって作ったのですよ。
今回はこの他に、トイレのドアにつける表示や、
物販スペースにディスプレイするロゴも作る予定。
手作りなのは料理だけではないととら亭でございます。

えーじ
posted by ととら at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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