滋賀県の八日市町です。
今日は仕入れの本番。
和歌山市のビジネスホテルを9時半ごろチェックアウトし、
昼過ぎ、信楽駅前に着きました。

(天気予報では春の嵐になるとなっていましたが、幸い、小雨がぱらつく程度)

(信楽高原鐵道信楽線の信楽駅。終点です)
ここも懐かしかったですね。
14年くらい前、会社員のころ出張で守山を訪れた際、
オフを使って来たことがあったんですよ。
そのとき以来、ともこも僕も信楽焼の大ファンになりました。
ととら亭で使っているコーヒー茶碗も「へちもん」です。

駅前からこうした焼き物のお店が点在し、
それぞれ品揃いが個性的で、
じっくり見ていると時間が経つのも忘れてしまいます。
(たぬきばかりじゃありませんよ)
しかし、今回は時間制限のある買い物ゲームですから、
のんびりしてはいられません。
次々と足早に商品の棚を見て歩き、仕入れの候補を見つけて行きます。
なかでも最大のターゲットは洗面所の手洗い鉢。
場所が広ければいくらでも選択肢はあるのですが、
残念ながら柴又ととら亭のトイレの横幅は900しかありません。
となると、鉢の奥行は250以内に納める必要があります。
ところがそのサイズだと、よくある円形の鉢では横幅が足りず、
手を洗ってて水が飛び散ってしまうでしょう?
そこで候補は奥行き250以内、横幅300前後の楕円形。
しかしこれがないんですよ〜。
ととら亭のような東京の狭小店舗はターゲットにされていないのか、
どれも直径が350前後はある大物ばかり。
(このサイズを設置できるお店が羨ましいです、ホント)
1軒目、2軒目、3軒目と見て回り、どれも帯に短し、たすきに長し・・・
ようやくあった! と思いきや、色がイメージどおりでなかったり、
形がイマイチだったり・・・
む〜、こりゃ次の街へ持ち越しかな?
と半場あきらめかけて入ったお店でともこが、
「えーじ! ちょっと、こっち来て!」
そこで彼女が指差していたのは、楕円形ではなく長方形の手洗い鉢。
色は僕ら好みの釉薬が滲んだ藍色です。
さっそくサイズを測ってみれば奥行き260×幅330。
奥行きが10オーバーですが、
それを補って余りある魅力の一品じゃないですか。
で、恐る恐る値段を見れば42,000円・・・か。
結構するね。
そんな僕らの表情を読んだ売り場のおばちゃんが、
「それなら3割引きにするからね」。
「じゃ、これください!」
こうしてまたひとつ、
柴又ととら亭のパーツが手に入ったのでありました。
明日は仕入れの後半戦。
訪れる街は・・・
to be continued...
えーじ
P.S.
「それ見つけたの、あたしだからね!」
はいはい。
