2022年04月01日

今年は僕らも1年生

4月になりました。
始まりの季節ですね。

今年は僕らにとっても新生活の門出です。
これまでも何度か大きな人生のリセットを経験しましたが、
今回の移転は12年前の独立に匹敵するか、
もしかしたら、それを超える変化になると覚悟しています。

確かに、ととら亭の仕事そのものは基本的に変わりません。
ある意味、僕らには慣れたものです。
しかし、それを構成する要素が大幅に変わるのですよ。

そこでまずやっているのが、パートナーとなる仕入れ先さがし。
これは飲食店にとって、とても大切な要素で、
単純な底値狙いではなく、
納得できるものを、妥当な値段で、
信頼できる相手から、安定して仕入れなければならない。
その選定は思いのほか時間がかかるものなのです。

次なる大きな変化がキッチンやパントリーなど舞台裏の環境。
動線も野方の店とはまったく違うので、
仕入れたものの搬入や保管から、仕込み、調理とサーブ、
洗浄と収納、最後は廃棄までの流れを組み立て直さなければなりません。
これは考えに考えて設計したとはいえ、
実際に体を動かさないと分からない部分が多いのですよ。
ですからスタート時は営業をディナーのみに絞るなど、
少しずつ慣らしながら、フル稼働を目指そうと思っています。

そして最大の変化はお客さま。
一般的に、飲食店の移転というのは、
既存のお客さまが来店しやすい範囲で行いますよね?
ところがととら亭の場合、野方から柴又ですから、
同じ都内とはいえ、今までどおりお待ちしております、
というわけにはいかないでしょう?

加えてその柴又は、商圏特性が野方とは微妙に異なります。
野方は純粋な住宅地型商店街。
対する柴又は帝釈天の存在が大きく、半分観光地型の傾向を持っています。
また、隣接する鉄道駅も、西武新宿線の都立家政駅と沼袋駅から、
京成本線高砂駅とJR金町駅に変わる影響も小さくはないでしょう。
(さらに柴又はたった3駅しかない京成金町線の真ん中ですし)

というわけで、独立12年目にして気分は再びルーキー。
初心に戻って、一から学び直すつもりで行きたいと思います。

えーじ
posted by ととら at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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