2022年05月20日

柴又の日々が始まり

引っ越した僕らは何をしているのか?

uc_20220520.jpg

新しいととら亭はまだご覧のとおり。
まさに嵐の海を航海中です。
とにかく次から次へと立て続けにやってくるトラブル。
たとえば引っ越し本番の13日のこと。
トラックが到着する30分前に・・・

「ちわぁ〜っす!」

1階の工事現場から元気な声が聞こえてきました。
急いで降りてみると、そこには4人の職人さんの姿が。

「おはようございます。今日は何の作業でしょうか?」

そう、実は作業工程表がないのですよ。
ですから当日ふたを開けなければ何が起こるかわからない、
びっくり箱式の毎日。

「ガスの配管です」
「うちは外壁です」
「え? あと30分ほどで引っ越しの荷物が届きますから、
 そのあと2時間くらい、ここを人が通りますよ」
「え〜っ!聞いてないっすよ!」

そうして不穏な幕が上がり・・・

「給排水管の工事は終わってないんですか?」

とガス屋さん。

「そうみたいですね。まだやっていません」
「え〜っ!それじゃオレたち仕事できないじゃん!」
「そうなんですか?」
「順番ってものがあるんですよ」

そこへ外壁屋さんの叫ぶ声が・・・

「あ〜っ!おいおい、部材が割られちゃってるじゃないか!」
「え? そうなんですか?」
「端ならともかく真ん中からバッキリやられちゃ使えねぇ!
 今日は仕事にならねぇぞ!」

引っ越しの荷物が届くまであと20分。
僕が時計をにらみつつ、収拾を試みようとしているところへさらに・・・

「ちわぁ〜っす!」
「あ、なんでしょう?」
「キッチンパネルを持ってきました」
「え?大きさと量は?」
「けっこう大きいですよ。20枚あります。
 どこに置いたらいいですか?」

って、急に言われてもさ。

憤慨する職人さんたちを横目に僕はあれこれ置き場を探し、
なんとか、

「ここに置いてもらえます?」

そしてキッチンパネルの搬入が終わり、
職人さんたちの怒りの主張に耳を傾け、雨の降る外に出て、
引っ越しのトラックが来ていないか見ようとしたら・・・

What a hell...?

わが目を疑うとはこのことです。
そこには搬入トラックが出るときにまき散らした、
工事現場の泥が長い帯を描いていたのです。
場所は野方と同じ商店街。
恐る恐るトラックが走り去った方向に目を移せば、
泥の帯の先で、おでん屋のおかみさんが、
掃除を始めているじゃないですか!

「す、すみませ〜ん!うちがやりました、僕が掃除します!」

降りしきる雨の中、ありあわせの道具で泥を片付け始めたときに、
やってきたのが引っ越しのトラック。

無理だ、もうひとりじゃどうにもならん!

僕は携帯電話でホームメーカーさんをコールし、
至急、掃除部隊を派遣するよう手短に要請。

の、呪われたか・・・

そしてほとんど掃除が終わりかけたところへ・・・

「すみません、遅くなりました!」

と、おっとり刀で駆け付けつけてきた騎兵隊。

っとまぁ、こんな一日でございました。
しかし、これは壮大なこの物語のほんの一幕でしかありません。
これ以上の涙なくして語れない事件が、
一昨日も起こっていたのです。
その話はまたいずれ・・・

あっ! また業者さんの車が来たぞ。
うあ〜、今日は何が起こるんだろう?

えーじ
posted by ととら at 07:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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