「えーじさんの野望って何ですか?」
先日、こんなご質問を頂きました。
ん〜・・・野望ねぇ・・・
やっぱり、ミシュランの星を取って銀座に移転し、
ニューヨークやパリに支店を出す・・・
なんてないし。
ぱっと思い浮かんだのは、
夫婦そろって旅を続けること・・・かな?
え? 地味すぎる?
でも、旅が地球規模になると、
けっこう大きな話になってくるのですよ。
たとえば僕らが行った国の数は現在70数カ国ですが、
この数字だけでも国連加盟国の1/3程度しかありません。
さらにアメリカやロシアなど面積の広い国になると、
たかだかニューヨークやサンクトペテルブルクに1週間いたくらいで、
「知ってます」とはとても言えないでしょう?
そうなると、
「僕らは世界中を旅してきました!」と胸を張るには、
少なくとも3回くらい生まれ変わって続けていなければ、
無理だということが分かります。
地球は Google Earth で見るよりずっと大きい。
そして旅は大容量のシステムと、
高速化されたネットワークで構成された情報の堆積ではなく、
五感を通して感じる経験に他なりません。
だからその場に行くしかない。
というわけで、
「どれだけ遠くまで行けるか?」が、僕らの野望なのでございます。
えーじ
2023年02月27日
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旅行は、情報の堆積ではなく、五感を通して感じる経験であるというおっしゃる通りです。本当にその場に行かなければ味わえないものがたくさんありますよね。
「どれだけ遠くまで行けるか?」が、あなたたちの野望であるという言葉には、胸が熱くなりました。私も、あなたたちのように自分の足で、世界を旅していきたいと思います。
今後も素敵な旅のエピソードをブログで紹介していただけると嬉しいです。ありがとうございました。
コメントありがとうございます!
僕らは無謀にも、やたらと遠くまで行こうとしていますが、
隣町の気付かなかった道を歩くのも、
ひとつの旅ではないかと思います。
そこに共通しているのは、
自分の足で歩き、五感を通じて世界を感じることでしょう。
もし歩くことが出来ず、部屋から出られなかったとしても、
窓を開けて、鳥の歌を聞き、
日の光を感じながら、流れ行く雲を眺めるのも、
一種の旅なんですよ。
とどのつまり、
この美しい世界をスクリーンから眺めるだけで終わるなんてもったいない。
旅人というのは、そんな風に考える人たちなのかもしれません。
旅を続けましょう。