2年ぶりにチレス・エン・ノガーダが始まります。
(去年はととら亭が移転建築中だったので)
そこで、いきなり困ったのがピーマン。
重要な素材であるチレ・ポブラーノをシミュレートする、
大きめのピーマンを探していたのですが
何処をどう探してもSサイズしかないのですよ。
2009年に僕らがメキシコのプエブラで食べたのは、
日本の標準的なピーマンのほぼ倍はありましたから、
この雰囲気を再現するためにも特大を探さなければなりません。

これがオリジナル
また、大きければいいというわけでもなく、
パプリカのように肉厚でもダメ。
火の通りが悪くなってしまいますからね。
そこでこの難題を相談したのが近所の八百屋の八百勝さん。
担当のヒロくん曰く、
「え〜! そんなに大きいのですか?
困ったな・・・
今季は例年になく小さいものしか出回ってないんですよ。
でも太田市場ならあるかも・・・」
そうしていろいろな伝手に連絡して、
ようやく見つけてくれたのが茨城県行方(なめがた)産のこれ。

どうです、この大きさ!
しかも肉厚過ぎず、チレ・ポブラーノそっくり。
料理というのは技術もさることながら、
素材がなければどうにもなりませんからね。
とりわけオリジナルの再現を目指すととら亭としては、
味だけではなく、見栄えも重要な要素。
今回はこれまでになく、
オリジナルに近いチレス・エン・ノガーダが作れそうです。
乞うご期待!
えーじ