言葉はどうするんですか?
取材旅行の話をしていると、
しばしばこの質問を頂きます。
海外旅行のハードルは言葉。
英語が話せないと外国には行けない。
そうお考えの方が多いですね。
しかしパックツアーで行くのであれば、
言葉はまず問題になりません。
移動、宿泊、食事、
観光のいずれも自分で手配することはありませんし、
必要に応じてツアコンさんが通訳もしてくれるでしょう。
実際、こうしてさまざまな国を旅している方が沢山いらっしゃいます。
これはこれで素晴らしい。
では個人旅行はどうかといいますと、
自分ですべてをやらなければならないため、
確かにある程度の会話力は必要になります。
しかし、英語が話せればいいというわけでもありません。
昨今、英語は世界語なんて言われていますけど、
これはとんでもないガセネタなんですよ。
メキシコから南はスペイン語しか通じない国がほとんどですし、
旧ソビエト連邦の国々で通じるのはロシア語、
北アフリカならアラビア語かフランス語です。
お隣の中国ですら英語はまったくと言っていいほど通じませんでした。
(そういえば日本だってあまり通じませんね)
ま、今どきはスマホの翻訳ソフトを使うという手もあるようですが、
個人的には精度に問題がある気がして使っていません。
そこで必要最低限の現地語を、
サバイバルレベルで覚えて行くというわけです。
今もマレー語を特訓中なんですよ。
こう言うと、やっぱり会話力は必要なんだ!
と思われてしまうかな?
確かに一面ではその通り。
でも、それ以上に求められるのは、
話す方法ではなく、話す内容なんですよ。
つまり現地で問われるのは、
日本人としてのあなたの考え方や知っていることなのです。
ですから流暢に現地語が話せても、
話す中身を持っていないと「・・・?」になってしまいます。
え? それもスマホで調べればいい?
いや、それは一般情報でしょう?
相手が知りたいのは「あなたの」考えであって、
学校で教えてもらったことや、政府の見解ではありません。
つまり個人的な経験がベースとなった「何か」なのです。
前置きが長くなりました。
というわけで、
外国に行く前に日本を旅してみましょう!
特にお若い方は、一人旅がお勧めです。
今、ここではピンと来ないかもしれませんが、
日本を一人で旅して、それから外国に行き、
現地の人々と接したときに、
僕が言っていることの真意をお分かりいただけるかと思います。
旅とはとどのつまり、個人的な経験の塊りですからね。
Open your heart.
えーじ
2023年05月03日
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