犯罪捜査で使われるプロファイリング。
実はこれ、FBI捜査官の専売特許ではなく、
僕らお天気商売従事者なら日々やっていることなんですよ。
たとえば今日のように台風が接近している日。
僕らの選択肢は3つあります。
1.通常通り営業する。
2.時短で営業する。
3.休業する。
はてさて、どれを選択するべきか?
営業すれば少なからず売り上げが入る可能性が生まれますけど、
集客しなかった場合は水光熱費だけではなく、
準備したモノと時間が無駄になるかもしれません。
かといって、
休業してしまえば損失リスクこそゼロになりますが、
売り上げが入る可能性もゼロになってしまいます。
そこでお客さまの心理を読むのですよ。
今どき、ほとんどのお客さまは昨夜から今朝にかけて、
天気予報をこまめにチェックしているでしょう。
くわえて主だったニュースがないため、
メディアはこぞって、
「災害級の大雨」とか「災害の危機迫る」という調子で、
危機感を盛り上げてくれています。
そして東京の台風のピークは明日の早朝。
ということは、ここから深夜にかけて、
時間が経つほど天候は荒れてくる。
たぶん、交通機関の混乱を想定し、
早期退社を促す企業も少なくないでしょう。
となると、多くの人のたどり着く結論は、
「早くうちに帰ろう!」
ですよね?
というわけで、僕らの結論もまた「臨時休業する」にするべきか?
と二人して思案したのですが、
もし「帰宅しても食べるものがないし」というお客さまが、
「ととら亭に寄ってさくっと食事をしてから帰ろう」と思い、
せっかく雨の中をやって来たのに閉まっていたら・・・
そう考えて「う〜ん・・・」となってしまいました。
もちろんこの場合、そんな人が5人も10人もいるとは考えられません。
しかし、人数の問題ではなく、
一人でもいるかいないかという気持ちの問題なんですよ。
雨の中で張り紙をみて佇む人。
それを知らず、安全な家の中でくつろいでいる僕ら。
じゃあねぇ・・・
で、最終判断は「時短営業」となりました。
通常通り18時に開けて、どなたもいらっしゃらなければ、
20時にアーリークローズします。
どなたさまもお気を付けて。
えーじ
2023年06月02日
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