僕のジョギングコースは北総線の柴又鉄橋まで市街地を南下し、
そこから柴又公園まで河川敷を走って折り返すというもの。
で、柴又公園では、
軽い筋トレとストレッチをやっているのですけどね、
ここ最近は暑さが厳しく、15時半前後なんて時間帯には、
クレイジーなランナーどころか、
散歩している人すらまず見かけません。
が!
柴又公園にはひとりだけいるのですよ。
それも車椅子でそこまで来て、リハビリに励んでいる人が。
彼は右足に装具を付け、
15メートルほどの距離を、ゆっくり往復しています。
その姿を見て、
僕は左ひざの故障で松葉杖をついていた頃を思い出しました。
あのコンディションからきつさを換算すると、
彼の15メートルは僕の500メートルといったところでしょうか。
何往復しているのか分かりませんが、
彼は自分で決めたゴールに向かって、照り付ける日差しの下、
黙々と歩いています。
いつしか僕らは挨拶を交わすようになりました。
「それじゃまた!」
彼を後ろに残して、僕は再び河川敷を走り始めます。
ときにはこの復路がきつい。
疲労ではなく体温が上がり過ぎているんですよ。
最後の土手を乗り越えたころには頭がくらくらしてきて・・・
しんどいな。体が重い。
走るのをやめて、ここから歩いて帰ろうか?
と、もうひとりの自分が囁きます。
しかし、同時に思い浮かぶのが、
同じ炎天下で黙々と歩いている彼の姿。
彼はまだやっているのかな?
僕よりはるかに厳しいコンディションで。
Goddamn Brother!
分かったよ、僕のゴールはここじゃないっていいたいんだろ?
こうして僕はダレたフォームを直し、
もと来た道を走って戻るのです。
I'm on my way to my goal.
えーじ
2023年09月09日
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