2025年10月18日

第27回取材旅行 その10

Здраво! (ズドラヴォ(こんにちは!)
僕たちは昨日のお昼前、北マケドニアのスコピエに到着しました。

arrival_mk.jpg
3回目のスコピエ中央バスターミナル
バスを降りるなり年老いた男性の白タクドライバーたちから
何度も声をかけられました
日本と同じように、年金で暮らすには厳しいようです

途中、ブルガリアとの国境を抜けましたが、入国はあっさりしたもの。
去年と同じようにスタンプはなし。
個人情報ページとICチップのスキャンで「ようこそ!」。

border_mk.jpg
北マケドニアの国境

ところが面食らったのはその前にあったブルガリアの出国です。
国境検問所のゲートに着き、
バスドライバーの「パスポート!」の声で降りようとしたら、
半分手ぶりで「荷物も持って行け」とのこと。
どういうことかと聞く閑もなく、
外ではインスペクターが中身の確認を始めたじゃないですか。
それもかなり適当に。
で、サブザックはいいのだけれど、
メインバックまで見せろと言わないよな・・・
との期待はすぐ裏切られ、がっちりパッキングしたカバーを外し、
ハーネスを緩めて中を見せる羽目に。
どうやらこれは取り締まりというよりジェスチャーのようなので、
僕の「見せたふり」で相手も納得。

で、次のブースがイミグレーション。
出国なのでスタンプぽんの「はい、さよなら」かと思いきや、
「シェンゲン圏のエントリーポイントは?
 これからどこへ?」などいろいろ聞かれるではないですか。
さらに今回の入国スタンプを探し始めたので、
更新したてのともこのパスポートはともかく、
スタンプだらけの僕の方はペラペラ行きつ戻りつ探し続けることに。
EUのスタンプってどこもそっくりですからわかりづらいんですよね。
国境って毎回新鮮です。

landscape_mk.jpg
バスはこんな風景の道を走り抜けて

そうそう、ここで驚いたのは別のこと。
バスの乗客全員にこれをやりますからちょいと待たされたのですが、
そのときに話した僕と同い年くらいの白人男性。
日本に住んでいたことがあるというのでどこかと聞けば、

「ヨコハマとヨコスカに住んでいました」
「え? 横浜? 僕の生まれたところですよ。どこです?」
「ネギシです」
「なんと!僕はその隣の本牧ですよ。今はどちらに?」
「ケニアです。あなたはかつての隣人ですが、
 今の隣人はライオンとキリンですよ」

旅の縁とはおもしろいものですよね。
こんなところで若かりし頃のネイバーと会うとは。
住んでいた街と米語のアクセントから、彼はたぶんアメリカの海軍でしょう。
それも根岸ハイツに住んでいたということは将校級ですな。

さて、スコピエは前回の長旅で訪れた街と唯一かぶるところ。
と申しますの、バルカン半島での移動はなかなか乗り継ぎが難しく、
バスの本数が少ない上に、運行時間も微妙なのですよ。
加えて8時間を超える長距離は疲れますし。
そこでソフィアからテッサロニキに向かうルートのちょうど中間にある、
スコピエで小休止というわけです。
その2」でお話しましたように、
今回はきちんと「旅のオフ日」を入れています。
今日は午前中ずっと冷たい雨が降っていたので、
ホテルの部屋でのんびりしていました。

この街を選んだのは、好きだから、というのもあるのですけどね。
初めて訪れた2017年以来、これで3回目。
とりわけいま投宿しているホテルのある旧市街は、
オスマン帝国統治時代の面影を色濃く残し、ちょっとトルコの街のよう。
オフリドやサラエボにもこんな街並みが残っています。

scopieview02_mk.jpg
丘の上にある要塞跡から見たスコピエ市内

oldtownstreet01_mk.jpg
レトロなイルミネーションが美しい旧市街の細い路地

となれば、料理は当然トルコ系。
特にここのケバブチェはバルカン諸国の中でもベストでしょう。
前回みつけて今回も通っているのがこの店。

restaurant01_mk.jpg

専門店ですからメニューの数は少ないのですけど、
個人的にはスコピエのケバブチェとルーマニアのミティティが、
最もおいしいと思っています。

chebabche_mk.jpg

ここのケバブチェは厳選された素材と巧みな調理方法で直球勝負。
シンプルでいてまねのできない味なんですよ。
炭火による焼き加減一つとっても達人の技。
とにかくスコピエに来たらこれを食べなくちゃいけません。
唯一の欠点はお酒がないことかな?
この前はビールを出していたのですが、
今年はメニューでその部分がマスクされていました。

景気は去年以上によく見えませんけど、
市場を見る限り、ローカル経済はそれなりに回っているようですね。

marcket_mk.jpg

ただ、空きテナントは増えたと思います。
その中には前回立ち寄った僕らのお気に入りだった店も含まれていてがっかり。
しかし、この前のホテルは健在でした。

hotel01_mk.jpg
細い路地を入った奥にこんな入り口が

hotel02_mk.jpg
部屋はまた手狭ですが、居心地はぼちぼち
こういう安ホテルで忘れちゃいけないのは耳栓です
壁が薄いだけではなく、目の前がモスクなので、
これがないと朝5時にアザーンでたたき起こされることに

さて、明日はまた朝のバスで、ギリシャのテッサロニキに向かいます。
このルートは去年の真逆。所要時間は4時間半くらいかな?
シーフードを中心とした取材が楽しみです。

to be continued...

えーじ

restaurant02_mk.jpg
ケバブチェ大好き!
posted by ととら at 07:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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