2025年11月04日

第27回取材旅行 その16

東西に長いアナトリア半島。
そこで僕らは西から東へ向かっているわけですが、
せっかくですから、1度くらい、
トルコ旅行のゴールデンコースをやってみよう!

というわけで、スタートのチェシュメと次のイズミルはともかく、
セルチェクではエフェソス遺跡を訪れ、
そして今日はパムッカレの足掛かりとなるデニズリに到着しました。

denizlistation_tr.jpg

しかしコースこそ同じとはいえ、移動手段はちと違うかもしれません。
一般的にはチャーターしたツアーバスかな?
その点、僕らはコスト最優先ですので、
まずイズミールからはトルコで初めて乗る鉄道です。

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イズミールのバスマネ駅

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普通列車の車内 なんと全部指定席

これが席も広くけっこう快適でした。
加えて1時間半も乗ったのに、料金は二人合わせて185リラ(約700円)!

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セルチュクでは到着早々ラブリーなローカルガールたちと出会い

セルチュク駅は場所も使い勝手も良く、すぐ目の前が目抜き通りの繁華街。
僕らが到着した土曜日は市が立ち、地方都市とは思えない盛り上がりでした。

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いやはや主客転倒かもしれませんが、
小さいながらもセルチュクの街は実に中身が濃く、
エフェソス遺跡を別にしても十分楽しめるところではないですか。

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雰囲気のいい飲食店が並ぶ駅前の繁華街

もちろん広大な遺跡も素晴らしい。

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アルテミス神殿跡からセルチュク城塞を臨む 夕暮れのひととき

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遺跡の中心となるケルスス図書館

しかし、アトラクションで見た、
往時のエフェソスの再現CGにはちょっと考えさせられました。
途中、英華を誇っていたころのシーンで、
こんなナレーションが流れたのですよ。

「エフェソスの人口の半分は奴隷。
 エフェソス人が働くわけありませんからね」

エフェソスが栄えたのは紀元前400年ごろ。
しかし、歴史は繰り返すと申しますか、
イヤな仕事を他人に押し付けるだけではなく、
労働そのものから逃れようとする傾向は、
2400年以上が経った今でも変わらないのですね。

そういえば、いつぞや20歳代の方とこんな話をしたことがあります。

「おカネはゼロだと困ってしまうけど、
 あればいいってもんじゃないと思わないかい?」
「何でですか?」
「おカネは手段であって目的ではないだろう?
 だから目的があって、初めて意味のあるものになるんだよ」
「はぁ・・・」
「たとえば突然10億円が転がり込んでもしょうがない」
「え! 僕は欲しいですよ!」
「じゃ、君はそれを使って何をするんだい?」
「そうっすね・・・えっと・・・」
「・・・?」
「えっと・・・おもしろおかしく生きていきます!」

民衆が求めるのは「パンとサーカス」・・・か。

エフェソス遺跡には、アレキサンドリアに並ぶ、
かつての世界三大図書館の一つ、ケルスス図書館がありますけど、
その正面には娼館があったのですよ。
人ごみを離れて小さく仕切られた部屋を通り抜けていたら、
往時の人々の声が聞こえたような気がしました。
「科学や技術は進歩する。しかし、人間の本質は変わらない」

っと、固い話はこれくらいにして、ここでも取材はやってますよ。
掘り出し物はこれ。

bayran_tr.jpg
ベイヤン

もともとはルコ南東部、ギュザンティップ発祥といわれる、
ピリ辛で濃厚なヒツジのスープ。
ガーリックも効いていてガツンと来る一品です。
トルコ料理は一般的にマイルドなので、
アダナケバブと並び、ベイヤンはちょっと異色の存在ですね。
今回のルートには入っていませんが、
いつかギュザンティップにも行ってみたいと思いました。

さて、明日はお約束のパムッカレを訪れ、
19時頃にデニズリオトガルに戻って夕食。
その後、夜行バスでカッパドキアの入り口、
カイセリオトガルへ向かいます。
このルート、実は2019年のリベンジなのですよ。
今度は二人そろって万全の体調で行かねば。
詳しくはこちらを → 第17回取材旅行番外編 その2

to be continued...

えーじ

ciaytime_tr.jpg
取材の合間に路肩のチャイハネで やっぱりトルコはチャイですね
posted by ととら at 05:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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