2025年11月09日

第27回取材旅行 その17

გამარჯობა! (ガマルジョバ(こんにちは!)
僕たちは一昨日の14時ごろ、
この旅10番目の渡航国ジョージアに入りました。
9月25日にポーランドのワルシャワを出発して以来、
東へ1400キロメートルほど進み、日本との時差は5時間に縮まっています。

georgianborder01_ge.jpg
ジョージア側 アナログな両替屋が建ち並ぶサルピの国境

と、その前にトルコのゴールデンコースのお話をするべきなのですが、
あまりにもいろいろあり過ぎて時間が足りません。
そこでご存じの方も多いパムッカレとギョレメはスキップさせていただき、
因縁のアヴァノスのリベンジをお話しましょう。

これ、実は前回のリンクのはるか前、2007年に遡ります。
そう、拙著ギョーザ本の第1章、トルコ編エピソードのひとつなのですよ。
キノコ岩で知られるパシャバーから見えるアヴァノスまでの距離を見誤り、
荒野を歩きだしたのはいいものの、行けども行けども近付かない。
結局、1時間程度で着くつもりが、かかった時間は倍以上。
夕方に出発するローズバレーのツアーを申し込んでいた僕らは、
結局マントゥを食べただけで、アヴァノスからとんぼ返りとなったのでした。

avanosrotaly_tr.jpg
アヴァノスの街 このロータリーが2007年のゴールでした

しかし、今回は体調も良く、天候にも恵まれ、
しっかりこの街を味わうことができました。
また何より、丘の上から18年前に、
とことこ歩いた荒野を俯瞰したのは感慨深かったです。

avanoswalk_tr.jpg
黄色の線が歩いたルート 若気の至りでございます

望遠レンズ越しにあの頃の僕らが見えるような気がしてね。
また、ギョレメの極端な変わりように比べて、
当時の面影を色濃く残すアヴァノスの素朴な表情が嬉しかったです。
まるで時間を遡って、あの時やり残したことができたような経験でした。

さて、そんな感傷にふける間もなく、
ギョレメに戻った僕らはホテルに預けたバックパックを受け取り、
バスで約1時間のカイセリオトガル(バスターミナル)へ。

kayseriotogar03_tr.jpg
地方空港並みの巨大なバスターミナル

2019年の冬にはここから南東部の街、アダナへ向かいましたが、
今回の目的地はジョージアとの国境にほど近いホパ。
これが概ね920キロメートル先のかなたの上、
乗車時間は僕らの旅歴で最長となる16時間超!

drivemap02_tr.jpg
最短ではなく北回りで黒海沿いを走るルート

nightbussleep_tr.jpg
夜行バスはホテル代が節約できますし、空いてきたので2シート独占・・・

しかしながら座っているだけとはいえ、
寝るのもご覧の状態ですから、ほとほと草臥れました。
ともあれ、ここでも弱音を吐いている暇はありません。
この日のゴールは国境を越えてその先にあるジョージアのバトゥミ。
それも必要な情報はネット上でもかなり薄い。
ホパのオトガルから先は、旅人の勘頼みの、ほぼ出たとこ勝負です。

hopabusterminal_tr.jpg
ホパのオトガル ほとんど満席で出発したバスも、
ここで下りた乗客は僕たちを含めてたった4人 お出迎えは大きな野良犬たち

まずはトルコ側の国境の街、サルプまでどうやって行くか?
未確認情報ではドルムシュ(ミニバス)が、どこかから出ているそうな。
しかし、その「どこか」がどこかわかりません。
で、そんなときはどうするか?
Googleで検索? AIに聞く? 違います。
現場で人に聞くのです。それもたどり着くまで何人でも。

とは言ったもののトルコもここまでくると、ほとんど英語が通じない。
なるべく若い人に聞いても反応はかなりビミョー。
そうなったら相手のわかる単語を並べてシンプルに行きましょう。
ニカっと笑顔(これが大切)を浮かべ「メルハバ! ドルムシュ、サルプ?」
こうして陸橋下のドルムシュだまりにたどり着き、
ようやくサルプ行きの車を見つけました。

hopadormusstop_tr.jpg
ホパのドルムシュ乗り場
呼び込みの声 ケバブの臭い うろつく野良犬 クラクションの音

turkeyborder02_ge.jpg
ホパから約20分先にある、雑然としたサルプのトルコ側イミグレ前
陸路の国境って独特なムードなのですよ

ラッキーだったのはトルコ出国、ジョージア入国ともにスムーズだったこと。
税関もイージーなX線スキャンだけで「ようこそ!」。
またジョージアの通貨ラリが税関にあったATMで、
さらっとゲットできたのも助かりました。
それも手数料はたった6ラリ(約340円)で。
ヨーロッパでは法外な手数料(4万円分引き出して8000円とか!)
を要求されましたからね。

で、最後はジョージアイミグレの間に待機していたマルシュルートカの料金交渉。
(旧ソビエト圏の国々で使われているミニバスの呼称。旅人の通称はマルシュ
 内容、システムともにドルムシュと同じ)
バトゥミの中心までは約8キロほど。それがたったひとり2ラリでした。
立ち乗りぎゅうぎゅうで庶民感満点。

batuminightscape_ge.jpg
ジョージアらしからぬ街のバトゥミ 外資が流れ込み、経済特区状態だそうな

明けて今日も再びマルシュ乗り場探しで、すったもんだがありましたが、
(特別な建物があるわけではなく、ただの路上なんですよ)
軽くリカバーしつつ、僕らは次の取材地のクタイシへ。

marsh01_ge.jpg
ドルムシュ、マルシュはこんな感じ みんなでこの狭い空間をシェアします

この5日間、夜行2本を含むハードな移動と、
たくさんのタスクをこなしましたので、今日の午前中はオフです。
そして明日は再びマルシュに乗り、いよいよ11年ぶりのトビリシへ。
ずいぶん変わったらしいですよ。でも、その変化が楽しみです。

to be continued...

えーじ

blackseasunrise_ge.jpg
バトゥミの港から眺めた黒海の朝焼け 水がすごくきれいでした
posted by ととら at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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