これまでで調子を崩したことは何度かありましたけど、
前回のように病院に行ったことはありませんからね。
とはいえ、ほどよくボロボロになっているのも事実です。
ことインドでは健康管理がなかなか難しいのですよ。
とにかく衛生環境が悪いのと、大気汚染も場所によって深刻。
そして今回は寒さと空気の乾燥が加わり、僕らも慎重に行動しています。
ボロボロといえば、外見も結構ヤバイかな?
考えてもみてください、同じ服を100日以上も着続けるとどうなるか?
ともこが裁縫道具で修理してくれてはいるものの、
もはや日本で着れる状態ではありませんね。
加えてインドで公共の交通機関を使った陸路移動は、
とにかく「Oh,No!」の連続ですから、バックパックもさることながら、
僕らの靴や服は「触らない方がいいですよ」になっておりまして。
特に履き続けている靴はハイターに一晩漬けておきたいくらい。
ダラムサラ発のローカルバスのラゲッジスペース
写真中央の黄緑色がともこのバックパック 僕のはその下敷きで悲惨な状態に
ハッチの汚れ具合から中がどうなっているかご想像いただけるかと思います
イヤなら写真左のはしごを登って屋根の上 ある意味 究極の選択でしょう
それから長い料理取材に伴う自分の好みとは異なる食生活も、
ボディブローのように効いてきています。
やわな日本人にとって、インドで非加熱食品はご法度ですから、
生野菜が食べられないでしょ?
ビタミンはサプリメントで補っているものの、
二人とも完全に食物繊維不足なんですよ。
スパイシーな料理は大好きとはいえ、朝からこういうのばかりじゃあねぇ・・・
今朝食べたアルー・パラタ チャイもおいしいです
そういえば以前もインドを含む南西アジアを旅して帰国したときは、
空港に着くなりレストランに駆け込んで、
メニューに載っていたサラダを全種類オーダーしたっけ。
それでも以前に比べて楽しめることが増えました。
それはコーヒーの普及。これ、タイにも共通していて、
日本で当たり前のおいしいコーヒーにありつくことは、
夢のまた夢だったのですよ。
それがエスプレッソマシンまで置いている店が現れ始めたとは。
しかし、コーヒー自体がまだ一般的ではありませんし、
価格もチャイの5〜10倍はするので庶民の飲み物とまではいきませんけどね。
アムリトサルのお洒落なカフェで こういうのは昔ありませんでした
それからかつて見なかったのは中華料理。
ダラムサラでもインディアン・チャイニーズはそこかしこの飲食店にあり、
焼きそばのChoumenに至っては、
Made in Indiaと謳ったインスタントが食品雑貨店で並んでいるくらい。
ダラムサラで食べたChoumen 醤油もソースも感じられないマサラ風味
同じく四川風チャーハン
ピリ辛チャーハンにピリ辛の麺入りあんがかかっている
ところが今のところ中華系の飲食店や食材店は目にしていません。
それどころか中華系の人すら見かけていないので、
中央アジアのように「ニーハオ!」と声をかけられたこともなし。
こうしたイメージのひとり歩きは、
どうやら20年ほど前から一般化し始めたようですね。
いずれも換骨奪胎され、完全にインディアン・チャイニーズになっています。
こういうのも食文化の特徴としておもしろい。
日本の街中華だって、同じようなプロセスを経ていると思いますし。
さて、僕らは昨日の午前中にダラムサラからアムリトサルに戻ってきました。
ダラムサラのバスターミナルを出発したのは5時9分
パタンコットを過ぎたあたりで朝霧にかすむ幻想的な朝焼けが見れました
滞在しているのは駅に近い安宿横丁のどん詰まりにあるこんなホテル。
知らないと少々腰が引けるこんな路地の奥に・・・
典型的なインドの安ホテル
ホテルの裏はこんな感じ 表通りの一歩裏側は貧しい住宅ばかり
例によって気温5度にもかかわらず暖房がないので、
(部屋の中で息が白い)
このブログも外出着のままベッドに入って書いています。
まぁ、ダブルルームが1泊約2,550円ですからね〜。多くは望めません。
電気給湯器のシャワーが使えるだけラッキーかな?
タンク内の水が電気で温められる仕組み
お湯が少なくなると急に湯温が下がり、ほどなく水になってしまいます
素早く髪を洗うのが悲鳴を上げないコツ
ここのは小型なので、ひとりが使ったら次は20分待ち
駅周辺は良くも悪くも「もろインド」な地域なので、
さすがに外国人の姿は見かけませんが、
終日聞こえる列車の警笛が旅情を誘います。
アムリトサル駅 待合所では寝台車用の毛布が売っていました
駅前の道路はさながらインドの縮図のよう
歩道橋の上で 道は歩くだけではなくゴミ箱でもあるので 誰も片付けませんが
「もろインド」といえば、道の渡り方もそう。
心を無にして流れを横切る、いわゆる「ベトナム式」なんですけど、
ベトナムより自動車やバイクのスピードが速く、
少しでも前に割り込もうとするドライバーが殺気立っているので要注意。
「今だ!」というタイミングを見計らい、ゆっくり泰然と目立つように渡ります。
「怖い!」と感じても、けして立ち止まったり走ったりしてはいけません。
ドライバーにこちらの動きを予測させることが大切なのです。
アムリトサル駅はデリー駅と違い、ある程度の秩序がありました。
チケット売り場の様子を見たら、あれなら外国人でも並んで買えるかな?
明日は午前中にここから長距離列車で、
2000キロメートル以上離れたムンバイに向かいます。
所要時間は39時間。遅れがお約束なので、
たぶん45時間くらいかかるのではないかしらん?
ってことは、ムンバイ到着は1月14日の早朝かな?
これまた僕らの旅歴で最長となります。
はてさてどうなることやら。
とりあえず2日分の水と食料をどうにかせねば。
to be continued...
えーじ
閑静な住宅地にある、ちょっと高級なレストランで
道路の渡り方は激しく同意。運転手を睨みつけるように、存在を誇示しながら一定のペースでゆっくり動く(決して走り出したりしない。運転手が迷わないように)、が基本だけど、ウチの人はいまだに苦手ぽくて、自然と小走りになってる。訓練不足ですかねww
>「今だ!」というタイミングを見計らい、ゆっくり泰然と目立つように渡ります。
「怖い!」と感じても、けして立ち止まったり走ったりしてはいけません。
ドライバーにこちらの動きを予測させることが大切なのです。
ニシモト夫さま
ハイパー長距離列車移動はくたびれましたが、
ムンバイは初夏の陽気で気持ちよく、僕らはすっかり回復しました。
明日はもう少し歩く距離を伸ばして市場やインド門まで行く予定。
それにしてもムンバイはおもしろいですね。
気候も文化も人も北インドと全然違う。同じ国とは思えなくくらいに。
それにデリーやアムリトサルに比べて清潔じゃないですか。
これにはちょっと驚きました。
もう少し日にちを取ればよかったかな?
道路の渡り方はベトナム式を改良し、
ローカルを自動車が来る側の盾にして渡る方法を開発しました。
これを「インド式道路横断方法」と名付けたいと思います。