飲食店の開業にかかる時間は、
それぞれの起業者の考え方と、条件によって異なり、
長い人で2年以上、短い場合は2ヶ月未満と聞きます。
ととら亭はどうかというと、丁度2年かかりました。
その中で最も時間をかけたのが出店地調査です。
自分たちのお店をどのようにしたいのか、
そのお店に来て頂けるお客さまはどこにいるのか、
単純に考えれば、そのふたつがはっきりすればいいのですが、
後者の方を調べるのは簡単ではありません。
僕たちはまず、個人店の割合が多く、
商業的活性度の高い商店街をリストアップしました。
次に洋食だけではなく、ととら亭本来のグランドメニューである、
旅のお料理に興味をもたれるお客さまが見込めるかどうか、
という条件で絞込み、都内40エリアでリサーチを行いました。
武蔵小山、門前仲町、吉祥寺、高円寺、荻窪、大山・・・
それぞれの場所で店舗構成を確認し、
次に活性度をサンプル店舗ごとに調べます。
これをエリアごとに平日、週末、昼と夜、
それぞれの組み合わせで行いましたから、
必然的に時間がかかってしまったのです。
実は野方は調査リストに入っていませんでした。
物件の紹介をお願いしていた不動産会社のテナントバンクさんに、
ときわ通りの物件を内見させて頂いた時に初めて訪れたのです。
で、急遽おっかけリサーチを行った結果ははどうかというと、
古くから住んでいらっしゃる地元の方に伺えば、
「昔は良かったけど、今はダメだね」と仰る意見が殆ど。
しかし、ここ2年の自力調査データを元に他のエリアと比較すれば、
けして有名商店街に引けを取るものではありません。
個人店の構成比と活性度は規模は違っても、
荻窪に近いものがありました。
何より、昔ながらの雰囲気が僕たちの考えた、
ととら亭にぴったりです。
こんな風に辿り着いた場所で迎える2度目の週末。
きっちりした仕事をしなくては!
2010年03月12日
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