2011年03月28日

第1回取材旅行 その7

実は今回の取材旅行で、僕には裏ミッションがありました。
最高機密だったのでお話できませんでしたが、
ようやく許可が下りたので説明しましょう。

僕が受けた密命とは・・・

グッドモーニング、ミスターえーじ。
ITシステムに詳しい君に特命を与える。

日本のIT産業は長期化する円高の逆風にさらされ、
ハードウェア開発の主導権も中国、台湾、韓国に奪われつつある。

CPUの高速化が頭打ちとなり、仮想化はレガシーの延命処置でしかなく、
トータルアーキテクチャもASPサービスやSaaSの焼き直しでしかない、
クラウドが斬新であるが如く叫ばれる昨今、
日本の科学者は今後の開発のヒントを過去の技術に求め始めた。

そこでアラブ世界に古くから伝わる謎のコンピュータ、
アストロラーベを入手し、日本に持ち帰って欲しい。
例によって費用は会計処理上控除対象となるが自己負担だ。


アストロラーベ(Astrolabe)。
これはアラブ世界で2世紀頃に発明された、
高度測定、時刻算出、太陽や月、惑星、恒星の位置測定、
天体観測等の機能を持つアナログコンピュータ。

実物は大英博物館でしか見たことがなかったのですが、
以前、同じイスラム圏のトルコで一度、
売られている物を見つけたことがありました。
その時はとても手を出せる金額ではなかったので、任務は失敗。

今回、マラケシュのスークで聞き込みを行い、ようやく探し出したものは、
レプリカながら精巧な造りで、価格も交渉を繰り返した結果、
現実的なものとなりました。

astrolabe.jpg

どうです? 美しいでしょう?
中央の円盤リート(Rete)が回転する構造で、
分解すると中から別の円盤ティムパン(Tympan)が出てきます。

しかし問題はアラビア語。
西洋世界でコピーされた物の使い方は、
少ないながらある程度の情報があるのですが、
アラビア語でのそれは今のところ見つかりません。

どうやって使ったものかしらん?
まずは書かれている文字を解読することから始めなければ。
先は長いな。

えーじ
posted by ととら at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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