2012年02月02日

入院日記 その2

「きゃぁ〜!えーじっ!どうしたのっ!」

あ〜、やっぱり叫んじゃったか。
ま、そりゃそうだよな。
寝ぼけて呼ばれて襖をあけたら、
裸の亭主が床に倒れて呻いてるんだから。

「うぅぅぅ・・・大丈夫。落ち着いて。」
「どうしたの?大丈夫?」
「ああ、大丈夫。いや、大丈夫じゃないんだ。うぅぅぅ・・・」
「どうしたのよぅ!」
「一昨日から腰が肉離れで痛むって言っていただろう?」
「うん。でも今朝は良くなったって言ってたじゃない?」
「ああ。それと関係あるか分からないけど、体を洗っていたら腰に激痛が走ってさ。」
「裸じゃない!とにかく体を拭いて服を着なくちゃ!震えてる!」
「まったく同感だ。うぅぅぅ・・・
 でも、できないんだよ。ちょっとでも体を動かすと・・・
 はぅっ!ううぅぅ・・・」

「きゃぁ〜!そんなに痛いの!?」
「ううぅぅ・・・ちょっと待って・・・ううぅぅ
 こいつは今まで経験したことのない激痛なんだ。息も出来ない。」
「どうしよう〜?」
「これはどうやら素人にどうにかなるものでは、
 はぅっ!ううぅぅ・・・」

「きゃぁ〜!どうしよう〜?」

「と、どうにかなるものではな・・・ないよ。
 でね、救急車を呼ぼうと思うんだ。」
「分かった!待っててね!」
「ちょい、はぅっ!ううぅぅ・・・待ちっ!
「なに!?」
「救急車を呼ぶにしても、
 引越し1週間目にして生まれたまんまの姿で搬送されるのは避けたいな。
 ただでさえ野方で話題の事欠かないととら亭だ。
 近所は顔見知りばかりだし、一夜明けたら僕は裸の有名人になっちまう。」
「そ、そうね。でも大丈夫?着れるの?」
「ハードル高そうだけどやってみるよ。」

約10分が経過・・・
(その間の僕の悲鳴と呻きは省略させて頂きます。)

「だ、だめだ・・・ギブアップ・・・」
「待って!毛布を持ってくる!震えがひどくなっちゃったじゃない!
 どう? 暖かい? それじゃ呼ぶよ!」
「OK。その前に病院で使う着替えや保険証を用意して。
 コールしたら5分から7分で到着するよ。」
「うん!」
「119にかけると、まず消防ですか?救急ですか?って訊かれる。
 そうしたら「救急です」って応えて。
 それから住所をはっきり伝えるんだ。新居の住所は分かるよね?」
「うん!」
「あとね、無駄とは思うけど、サイレンは消して来てって。」
「分かった!」

「もしもし!もしもし!救急です!」

to be continued
posted by ととら at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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