2022年08月13日

ずる休みのいい訳が・・・

台風8号が発生しております。
関東地方には18時ごろ最も接近するそうですので、
通勤の安全性を鑑み、
本日のディナー営業はお休みとさせて頂きます。

と、野方時代は強弁できたのですが、
(通勤といっても徒歩8分程度でしたからね)
柴又では、

階段を降りるだけだろ!

と言われちゃ返す言葉がありません。

困りました。
(文脈が違う?)

そこで、
遠距離の方は交通機関の混乱が予想されますし、
近隣の方もメリーポピンズ事件の被害者になりかねません。

との人道的な配慮で、
本日のディナー営業はお休みとさせて頂きます。

えーじ

P.S.
いや、仕事はしているのですよ。
デスクワークですが。
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2022年08月11日

柴又の音

柴又は静かな町です。

主な道路は南北に走る柴又街道ですが、
片側一車線で交通量も少なく、
野方でいうところの環七や新青梅街道のような、
主要道路はありません。

また柴又駅は道路から奥まっているので、
隣の新柴又駅や金町駅のような駅前ロータリーもない。

実際、こうして窓を開けた3階でこれを書いていて、
自動車の音は聞こえないのですよ。

そして驚きはととら亭。
駅のホーム隣接にもかかわらず、
これまた鉄道の音は聞こえてもかすかなもの。

まぁ、それもそのはず、
京成電鉄金町線は高砂、柴又、金町の3駅しかなく、
当然、快速や特急列車は走っていません。
車両も4両編成でスピードは自転車級ですから、
ホーム中ほどともなると、
振動も走行音も微々たるものなのです。

それでも最初は「毎日始発電車で起こされたらイヤだな」と思い、
寝室周りは遮音シートを貼り、窓は2重窓にしたのですが、
住んでみたら日中ですらし〜んとしてしまいました。
この静けさは駅のホームから、
6メートル程度しか離れていないベッドで寝ているとは思えません。

そんなわけで、
営業中もお客さまがホームからの音に気付かれることはないですね。

僕としては、時おり聞こえてくる微かな電車や踏切の音は、
一種の心地よいBGMのように感じています。

これもまた柴又で得た贅沢のひとつです。

えーじ
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2022年08月08日

空が広い街

柴又に引っ越して感じる贅沢のひとつが空の広さ。

ととら亭から10分も歩けば江戸川の河川敷ですから、
360度の視界が開けています。
土手の上をジョギングしていると、
自分が広大な空の一部になったような気がしてくるんですよ。

この空は、かつて旅した遠い国々まで続いている。
そう思えば、
日常の些事がなんとも小さく見えてくるじゃないですか。

トラブルの連続で、
「まったくどいつもこいつも!」な気分のとき、
広い空はいつも一大事と思いこんでいることの、
本当のサイズを教えてくれます。

そう、大したことではないんですよ。
大抵のことはね。

この空に比べて自分が小さいように、
あれこれ考えあぐねた悩みも、
後になってみれば、小石程度のものでしかない。

totorasunset.jpg

これ、
仕事部屋のある3階から見たある日の夕焼けなんですけどね。
(下は柴又駅のホーム)

美しいでしょ?

広い空は、いつも自分の原点を思い出させてくれる。
僕にはそう思えてなりません。

えーじ
posted by ととら at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年08月06日

変わって同じのととら亭

柴又で再デビューして半月余り。
所要時間、片道約70分の距離にもかかわらず、
野方時代のお客さまにもたくさん来ていただきました。

皆さん、野方のお店をご存知ですから、
とうぜん入店されてすぐ着席されるのではなく、
しばし新しい店内を観察されます。

そこで「素敵なお店になった」と言われると、
これまでの苦労が本当に報われた気がしますね。

古い家屋を解体するところから、
とにかく山あり谷ありの日々が続き、
最後は僕らが自ら作った部分もありますし。

この印象はファサードからアプローチへ、
ホールからトイレに至るまで、
野方のお店のコンセプトを引き継ぎつつも、
かなり変わったと思います。

しかし、お料理が出始めて気付かれるのは、
実はその本質が、何も変わっていないこと。

そう、ハードはまったく別物になっても、
ソフトの部分は同じなんですよ。

何より僕らがあの頃のままですからね。

変わって同じのととら亭。

それは齢を取っても中身が変わらない、
僕らそのものなのかもしれません。

えーじ
posted by ととら at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年08月03日

僕らの New Normal

と申しましても、
新型コロナ絡みの話ではありません。

今日からランチ営業が始まりました!

この2年余のあいだ、何かと営業規制に悩まされ、
片や進んでいた移転プロジェクトは、
トラブルてんこ盛りで8カ月間の失業状態。

それがようやくフツーに戻ったのです。

ん〜・・・感無量とはこのことかな?

スリルとサスペンスの人生もいいんですけどね。
それがあんまり長く続くと、
いわゆる平凡な日々が恋しくなるものです。

新しい環境で始まったこの仕事と生活は、
まさしく僕らにとっての New Normal。

いろいろ戸惑いこそあるものの、
新鮮な驚きを楽しみつつ、
生まれ変わったととら亭を育てています。

こうしてみると、
やっぱり僕らは変化を求めてしまうんだなぁ。

え?
だからスリルとサスペンスになるんだ?

そうか、
自業自得のマイライフでございました。

えーじ
posted by ととら at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年07月31日

風の街のととら亭

ととら亭の場所は、
江戸川から直線でほんの670メートル。
高い建物も少ないせいか、風通しがとても良いです。

そう、良い。

いや、良すぎるんですよ!

とりわけ南風が吹くときの3階は、
ちょっとした台風のようになります。

先日、洗濯物を干して置いたら・・・

「ん? 僕の黒いTシャツは?」

ベランダを見回しましたが、どこにもありません。

I have a bad feeling about this...

風は南から。
向かいのマンションに当たって強い東風になる。
そして寅ちゃんの西側は京成金町線の柴又駅。
ということは・・・
と恐る恐る西側を見下ろしてみれば、

Hooooly shit!

僕の哀れなTシャツがハンガーごと、
高砂行き側のホームの屋根の上にあるじゃないですか!

僕は1階へ駆け下り、
きょとんとしたともこに状況を話しました。

「え〜っ! どうすんの?」
「どうするもこうするも、
 ハンガーと一緒だから架線に引っかかったら大変だ。
 駅まで行って話してくる」

そこで駅員さんに手早く事情を説明し、

「どの辺ですか?」
「改札から南へ20メートルほど行ったやや東側です」

駅員さんは駅舎裏から屋上へ登り、僕を手招きしています。

「どうも見当たらないのですが」

僕も駆け上がり、

「・・・? いや、ほら、あれです!」
「あ、あれか! ん〜・・・まずいな。
 あそこじゃ業者を呼ばないと取れないかもしれません」
「申し訳ありません。費用はこちらで負担しますので、
 架線に引っかからないうちに撤去していただけますか?」
「それでは本社に相談しますので少々お待ちください」

名刺を渡した僕は寅ちゃんに戻り、再びベランダへ。
そこには心配そうなともこが待っていました。

「どう?」
「ちょいと大ごとになっちまった。ん? 待てよ」

見下ろすとTシャツはおりからの風に煽られ位置が動いています。
それも寅ちゃんに近い縁の方に。

チャンスだ!
あれなら脚立を建てて竿を使えば届くかもしれない!

僕はお店の高所作業用に買っておいた脚立を裏口から出しました。
そこへ駅員さんも現れ、レスキュー作戦を説明。
しかし、

「すみませんが、
 お客さんに危険な作業をやらせるわけにはいきませんので、
 私がやります」

そこで僕はフェンス越しに脚立と竿を渡し、
固唾を飲んで見守ることに。

程なく駅員さんが竿を引くと、
そこにはメリー・ポピンズと化した僕のTシャツが。

「本当にすみませんでした。
 お忙しいところにご迷惑をおかけしました」
「いや、大したことではありません。
 何かありましたらいつでも連絡してください」
「ありがとうございます」

柴又は風の街。
洗濯ものにはご用心を。

ちむちむり〜。

えーじ
posted by ととら at 16:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2022年07月29日

よく鳴る電話

開店と同時に電話がよく鳴っております。
たくさんのご予約を頂き、まことにありがとうございます。

と書ければ良かったのですが、その中身は・・・

ぷるるるる・・・

「はい、ととら亭でございます」
「お仕事中失礼いたします。
 オーナー様はいっらしゃいますでしょうか?」
「一応、僕ですが(イチオウね)」
「SNSを使った集客システムにご興味はおありでしょうか?」
「はぁ?」
「Googleの検索順位も上位に上げられます」
「いや、そういうのはねぇ・・・」

と9割はこればっか。
で、

「うちは道楽でやっているのでも有名店でもないんですけど、
 行列ができる店を目指しているんじゃないんですよ」

そう答えると、今度は相手が、

「はぁ?」

ってなっちゃう。

ととら亭みたいな経営ポリシーはレアですからね。
「いいね!」やフォロワーの数を競う販促を是とする企業さんとは、
なかなか分かり合うのが難しい。

そもそも12年前に独立したときから、
チェーン店展開とか、一部上場とかを目指したことはありません。
そういうのは僕らが望んでいることではないのですよ。
だから孫さんや三木谷さんを羨ましいと思ったこともない。

僕らがやろうとしているのは、まったく別のことなのです。
端的に申しますと、ただの旅人なんですよ。

それ以上でもそれ以下でもない。

柴又で新しい旅が始まりました。
もうそれだけで僕らはハッピーです。

ぷるるるる・・・

ふぅ、やれやれ。

えーじ
posted by ととら at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年07月27日

Totoratei on media

柴又で受けた初取材は、
拙著「世界まるごとギョーザの旅」の版元でもある、
東海教育研究所さん。

ところがインタビューを前にして困ったのは、
内装工事がまだ終わってなかったこと。
いやはや女性二人の取材チームを迎えるのに、
乱雑で埃っぽい工事現場じゃあねぇ・・・
と心配だったのですが、
この方がより「ととら亭らしさ」を感じられるのではと開き直り、
急ごしらえの会場で話が始まったのでした。

柴又で始まる「ととら亭」の第2章
前編 新店舗の準備はハプニング続き!?

いま明かされる移転の背景と、構想7年、制作4年に及んだ、
TReP(ととら亭リニューアルプロジェクト)の裏話、

人生の反面教師ネタとしては最適でございます。
お楽しみ下さい。

えーじ
posted by ととら at 12:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2022年07月26日

初にして相変わらず

今日は柴又で初めての定休日。

と申しましても、
野方時代をご存知の方には聞き飽きた話ですが、
ぜんぜん定「休日」ではありませんでした。

朝から晩まで、
ここ6日間の営業であぶり出したバグのシューティング三昧。
これまでの経験が活かせたのか、
さすがにデビュー当時のような「あちゃ〜!」はありませんでしたが、
デザートフォークを取ろうとして、
重ね置きしていたスプーンのケースをひっくり返したり、
ワインセラーを開けようとしたら、
ビールディスペンサーの電源コードが扉に引っかかってしまったりと、
小さな「おおっと!」は幾つもあったのですよ。

それから構造上の問題も作って分かったことがありました。
たとえば天窓からランチタイムの採光をしようと思ったら、
なんと強すぎて眩しいやら暑いやら。

そこで午後はホームセンターに出かけて部材を買い、
帰ってから採光量の調整を始めたのです。

どうやったのかって?

まず窓枠にすっぽりはまるフレームを作り、
それに障子紙を2重に貼って取り付けたのです。
そう、発想はまさしく障子。
強い光も柔らかくなるでしょ?
明日は晴れそうですから、
さっそく効果を確かめてみたいと思います。

それからチラシのケースも取り付けました。
これはアクリル製の既製品を購入し、
「日本語」、「English」と書いた仕切りを入れ、
メニュースタンドの後ろにある酒瓶などの返却箱に設置。
これでウェブサイトをご覧いただけない年配の方にも、
旅の食堂の概略を伝えることができます。

最後は明日の大工仕事の下準備として、
新しく買った防塵機能付きの丸ノコに、
チップソー(丸ノコの刃)を取り付けて終わり。
時計を見れば時刻は21時半を周っていました。

やれやれ、はやくフツーに休める日が来ることを、
祈るばかりでございます。

えーじ

P.S.
現実的にはまず半休からですな。

posted by ととら at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年07月24日

錨を上げろ!

7月20日17時30分。
新しい旅の始まりまであと30分。

僕らは慌ただしく動きながらも、
どこか落ち着いていました。

そうですね、個人的な経験にたとえるなら、
じゅうぶん練習して臨む試合のキックオフを待つときとか、
ライブのステージが暗転して、
ドラムスのカウントを待つあいだとか、
そんな感じでした。

やるべきことはすべてやった。
さぁ、次を始めよう。

newbigining04.jpg

7年に及んだ移転計画。
これ自体が実に困難な長い旅でしたが、
ここまで来ると、すべては過去のことです。

newbigining03.jpg

今こそ、この瞬間に集中しよう。
この日のために、
地図のない長い道を歩いてきたのだから。

newbigining02.jpg

新しいととら亭の中と外。
それぞれを見回して思う不完全な完璧さ。
ここからまた少しずつ、育てて行くのです。

newbigining01.jpg

僕らと、皆さんと一緒に。

ともこ&えーじ
posted by ととら at 16:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記