2021年07月04日

一票に込めた思い

今日は東京都議会選挙の投票日。
僕らは早々に期日前投票に行ってきました。

毎回、選挙前にじっくり目を通すのが選挙公報です。
そこで区議会選挙も含め、地方選挙の時に気になるのが争点。

ここんとこずっと曖昧でしょ?
特に東京都の場合は。

今回もメジャー4各候補者が実績と公約に挙げているのは、
中野区の場合、

1.少子高齢化に関する問題(子育て・介護)
2.学費・医療費の負担減
3.新型コロナ対策
4.防災対策

以上なんですよ。
(他区も大同小異だと思いますが)

でね、僕がどう気になっているのかというと、
政党表記をマスクして読むと、
まるでメジャー4候補者が同じ政党に所属しているように見えるってこと。

そう、争点が曖昧というより、ほとんどない。
差は当事者が意識しているよりずっと小さい。

なんだから、
もっと仲良く、協力し合って一緒にやったらいかがでしょうか?

いや、皮肉を言っているのではありません。
また、一足飛びに大合流を提唱しているのでもない。

外野から一有権者の立場で見ていると、
政党間で火花を散らす軋轢は、
イデオロギーや政策の違いよりむしろ、
権力(議席)争いと、
それに伴うエモーショナルなものに見えなくもありません。
(少なくとも僕には)

でも、もう一度、民主主義政治の原点に帰ってみれば、
市民の代表たちがお互いをリスペクトし、
課題に向けて協力し合うことこそ、
最大限の幸福へ至る最短距離なのではないか?

憎しみ合う理由はない。
僕は素朴に、そう考えているのです。

そろそろ50パーセントプラス1という押切型政治ではなく、
51対49の合意形成を目指す、(OR型ではなくAND型の)
成熟した民主主義に移行してもいい時期なんじゃないかな?

これ、実は北欧型民主主義の受け売りなんですけど、
学費、医療費の無償化へ向けた流れや、
核家族化の帰結もいえる、
従来のセーフティーネットの破綻を目の当たりにしていると、
これまた北欧型の高福祉社会に向かっているとしか思えない。
(というか選択肢がない・・・でしょ?)

そしてそのあるべき未来への最短距離は・・・

和解。

今日から新たに議員バッジを付ける皆さま。
僅かな違いより大きな共通点に目を向け、
力を合わせて難題に取り組んでいただけたら・・・

そんな思いを込めて、
僕たちはそれぞれの一票を投じました。

えーじ
posted by ととら at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年07月01日

ホンネの話

怠惰な僕がこう言うと信ぴょう性に欠けますけが・・・

まともに仕事がしたい!

昨年の4月以降、
東京都の飲食店はほとんど何らかの規制下にあり、
こと昨秋から半年あまりは、
本来の形で仕事ができたためしがありません。

え? いつからそんな働き者になったんだ?

いや、確かにそうなんですけどね。
独立前の僕だったら、
ここぞとばかりに空いた時間を使って、
羽を伸ばしていただろうと思います。

しかし、ととら亭の仕事はちょっと違うんですよ。

売り上げが収入に直結しているという事情もありますが、
それより内容が問題でして。
なぜなら、ととら亭とは飲食店の形態をとりつつも、
僕たちの旅の経験をシェアすることを目的としているでしょ?

そうなると、
中途半端な仕事はたとえおカネになったとしても、
やっぱり「ん〜・・・そうじゃねぇ・・・」ってなるんですよ。

もちろん僕らを取りまく社会的状況は理解しているつもりですし
規制の意味だって分からなくもありません。
ともあれ感情は別ですからね。

今日で2021年も折り返し。
ワクチン接種率の上昇という光がある反面、
こと東京都に関してはオリンピックを前に感染者数が増加に転じ、
行政の対応も混乱を深めています。
僕たち飲食店はその渦中にあり、
半月先の未来でさえ見通すことが出来ない。

トンネルの出口はどこにあるのか?
いや、どこまで走ったら見えるのか?

先週末、時短営業ながらも久しぶりに、
ちょびっと僕たちらしい仕事ができたひと時がありました。

ああ、これが僕らの仕事であり、
また、ライフスタイルなんだよな・・・

しみじみそう思った僕らでございました。

えーじ
posted by ととら at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年06月29日

ワクチン予約狂騒曲

「30秒前。準備はいいかい?」

6月28日月曜日。時刻は8時59分。

ともこは電話の子機を握りしめ、
カウンターに座った僕の前にはパソコンとスマホ。

「10秒前」

ともこが緊張のせいか前傾姿勢になっています。

「5、4、3、2、1、スタート!」

彼女は近所でワクチン接種ができる病院5か所に電話し始めました。
僕はまずネットで予約サイトにアクセス。

「なにこれ、どこも繋がらない!」
「こっちもダメだ。
『ただいま大変混み合っています』ページに飛ばされちまう」

パソコンはそのままにして、
僕もスマホで病院とコールセンターにかけはじめました。

「む〜・・・」
「・・・どこも話し中だよ」

10分が経過し・・・

「ネットはどう?」
「変わらない。あんまりアクセスを繰り返すと、
 IPアドレスを覚えられてはじかれるかもしれないから、
 5分おきにやってる」
「電話も繋がらないね」
「親の手配をやった高崎市や横浜市とは状況が違うな」

20分が経過し・・・

「やっぱりダメか〜」
「ネットの状況も同じだよ。
 アクセスが集中してサーバーがタイムアウトしてる」
 
25分が経過し・・・

「ん〜・・・こりゃどうしようもないね。
 すべてのチャネルがジャムってる」
「困ったなぁ・・・
 もうすぐ9時半だからランチの支度を始めなくちゃ」
「仕方ない、午後にまたトライしてみるか」

「あ、ああっ!繋がった!」
「どこ?」
「駅前の内科! あ、も、もしもし?」

駅前の内科? ああ、あそこか。
でも僕は暫く通院してないんで予約できないな。

「あの、ワクチン接種の予約をしたいんですけど・・・
 え? 最短で1回目が8月27日!?」

そりゃまた随分おそいな。

「どうしよ? 2カ月も後だよ」
「とりあえず押さえておいた方がいい」
「それじゃ8月27日でお願いします」

30分が経過し・・・

さて、残るは僕か。
なんだかハイティーンの頃にコンサートチケットを買おうとして、
ウドー音楽事務所に電話しまくったのを思い出すな。
もう一回トライしてダメだったら午後にやり直そう。

予約サイトは相変わらずビジー。
僕は3か所の候補にまた電話をかけ始めました。

1か所目・・・話中、2か所目・・・話中、
3か所目・・・話中?、いや、おっ! かかったぞ!

場所は同じ商店街にある耳鼻咽喉科。

しかしコールが鳴っても相手が出ません。
10秒・・・20秒・・・30秒・・・ダメか?
あっ!

「もしもし? ワクチン接種の予約をしたいのですが?
 え? 1回目が7月5日の月曜日? 午前中?
 OKです。で、2回目が7月26日? それでお願いします!」

そうか、ここは確かともこもかかってたな。

「それからうちのワイフも一緒に予約したいのですが。
 え? いいですか? それじゃ電話を変わりますね」

「もしもし? あ、はい、妻のともこです。
 同じ日に打てますでしょうか? え? 同じ時間が空いている?
 それじゃ一緒にお願いします!」

「良かったね!」
「ああ、これで二人とも7月中にけりをつけられる」
「じゃ、先に予約したところをキャンセルしなくちゃ。
 電話は繋がらないだろうから直接行ってくるね」

ふ〜・・・というわけで、
35分間の電撃オペレーションは何とか成功したのでありました。

えーじ
posted by ととら at 10:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年06月27日

Age is just a number.

ととら亭のお客さまは比較的に年齢が高めですけど、
最近、30歳前後の方がぼちぼち増えてきています。

そこで時おり耳にするフレーズが、

「もう年ですから・・・」

って、おいおい、そういう君は幾つだい?
と訊けば、

「29歳です」

・・・?
ちょお〜っと待ったぁ!

30歳を前にして「もう年」ならば、
まもなく58歳になる僕の立場はどうなるの?

この言葉、
実はすべからく僕より年下の方から聞いたものなんですよ。
諸君、なんでまたその年齢で、ため息をつかねばならんの?

僕からしてみれば、どなたもまさしく可能性の塊。
何をしてもOKだと思うんですけどね。
手ひどい失敗をしたって十分リカバーできるし。

たとえば僕が29歳だったときは・・・

あ、ヤバ・・・
こいつは公の場で言えない内容だった。

あまりに無茶苦茶だったので、
これは僕の死後出版される予定の自叙伝を読んでいただくとして、
とにかくうだうだ考えるより、
(いま風に言えばスマホをこちょこちょしてるより)

経験ありき。

これに尽きる。

そのココロは?

経験したらわかります。

いや、経験しないとわかりません。

これ、おっさんの上から目線で言っているのではなく、
何歳になろうとも、人間の学習の原則は同じなんですよ。

身近な例でいえば、
ハーレクインロマンスを全巻読破したって、
ひとつの恋愛をしたことにもならんでしょ?

人を好きにならなければ、
人から好きになってもらわなければ、
そして、その好きな人から嫌われなければ、
『あの感情』はわかりません。

そう、人間として大切な学習は学校で終了するものではない。
おっさんになっても終わらないし(少なくとも僕はね)、
たぶん、お爺さんにっても終わらないでしょう。

だから大丈夫。
何歳になっても学ぶことがなくならないならば、
何歳になっても可能性があるってこと。

Let's do it! Do it today!!

えーじ
posted by ととら at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年06月24日

これまた別のニューノーマル?

コロナ禍が始まった昨春以来、
ここ野方でもテレワークの方が増えました。

そこでどんな影響がととら亭に出ているのか?

それは商圏特性の変化。

たとえば野方のような住宅地型商店街と、
新橋や丸の内のようなオフィス街では、
同じ飲食店をやるにしても内容は大きく異なります。

その最もたるものがランチタイム。

オフィス街では12時の時報とともに、どっと人があふれ出し、
瞬く間に飲食店のテーブルが埋まって行きます。
お客さまの食べるスピードも速い。
そして嵐のような1時間が過ぎると、
さっきまでの混雑が嘘のように、店内が空いて行く。

片や住宅地型商店街では、12時少し前から緩やかに混み始め、
13時少し前あたりにピークが来て、
そこからまた少しずつ減って行く。
オフィス街のような急激なピークはありません。
当然、お客さまはゆっくりしている方が多い。

というわけで、飲食店はその商圏特性に合わせて、
オペレーションやメニューを決めているのです。

ところが!
コロナ禍が始まって以来・・・

「いらっしゃいませ」

あれ? このカップルは週末に来る人たちだよな?
ん? あの人もそうだ。

こんな風に週末に来ていた方たちが平日現れるようになり、
さらにオフとは思えないスピードで食べて行くじゃないですか!
そう時間はまさしく12時前後にご来店し、
13時前にはささっと帰ってしまう。

訊けばやっぱり皆さん、テレワーク中とのこと。

こうなると僕らのオペレーションも変わります。
というか、パット・メセニーやブラッド・メルドーものけぞる、
過激な変拍子でプレイしているのですよ。
なぜなら野方モードのお婆ちゃんたちの隣で、
新橋モードの方々がランチしているんですからね。
このスピードとリズムのギャップは半端じゃありません。

慌ただしい雰囲気にしちゃいけない。
それでいて時間内に帰してあげなくちゃいけない人たちもいる。

うひゃ〜・・・

ってわけで、夏を待たずして、
いい汗をかいている僕らでございました。

えーじ
posted by ととら at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年06月21日

さらなるカオスへ

今日からまた営業条件が変わります。
ま、例によって予想通りと申しますか、その内容は・・・

【期 間】
 6月21日(月)〜7月11日(日)

【営業時間】
 18:00 オープン
 19:00 オーダーストップ(酒の提供も)
 20:00 クローズ

 ランチ営業時間は通常通りです。

【利用時間】
 1回 90分

【飲 酒】
 11:00から19:00までお酒の提供は可能。
 ただし1組で飲酒できるのは2名まで。

で、紛らわしいのが・・・

【人数制限】

 ひとりでもお酒を飲む人がいる場合は2名まで。
 しかし、この人数制限に子供と介助者は含まれません。

 また国の人数制限は4人までとなっていますが、
 東京都発の現時点のアナウンスによれば、
 『飲酒をしなければ人数制限はない』と解釈できます。
 (まぁ、ととら亭に限っていえば、
  昨今4名さま以上のグループは極めて稀ですが・・・)

さて、僕らは愚直にこれらを守って行くつもりですけど、
確実に増えつつあるモロ営業や闇営業の店を、
行政はどうするんでしょうね?
いろんなとこからクレームが入りまくってるだろうし。

こう首をかしげているのも、
悪いことほどよくあたる僕の推測によれば、
今回の規制は7月11日に解除されるどころか、
オリンピックを前により厳しくなると考えているからなんですよ。
『既定のハードル』をクリアしていたはずの、
ウガンダ選手団から陽性者が出た件や、
入国者の位置情報が3割も不明になっている現状からして、
今や検疫システムは、ほぼザルになっちゃってるでしょ?
これからは海外メディアも大挙してやって来るけど、
これは無観客うんぬんとは別のリスク要因ですからね。
とにかくワクチン接種率の上昇以外にポジティブな要素がない。

当然、それを見越した僕らの親分、
小池さんが看過するとは思えません。
彼女は先日の「開催うんぬんは開催者に訊いて」っていう、
菅首相から引かされたババにそうとう怒っていると思うので、
自分に与えられた権限の限界まで厳しい規制を敷き、
再度、オリンピック期間中に非常事態宣言を出すタイミングで、
「私はやれるかぎりのことをやりました!」って10倍返しを狙う・・・
(つまりこれ以上の不幸は政府のせいってこと)

一方で現場は締め付け強化の反動から、
モロ営業と闇営業の店が増え続けるという、まさしく負のスパイラル。

む〜・・・なんだかカオスになってきましたね。

できるなら、これ以上のとばっちりは受けたくないのですが、
そういうわけにはいかないんだろうなぁ・・・

えーじ
posted by ととら at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年06月18日

お祝いしよう!

ととら亭は気軽な普段使いのほか、
誕生日や結婚記念日などの、
お祝いでご来店されるお客さまが少なくありません。

そして、そうした方々を迎える僕らもまた、
お客さま以上のお祝い好き。
というかマニアなんですよ。

誕生日や結婚記念日にとどまらず、
ととら亭の独立記念日から始まり、
プライベートな『出会いの日』や『付き合いはじめた日』など、
1年の間にプライベートな祝日を何日も設けていますからね。

で、それぞれのお祝いの大切なセレモニーがカードの交換。
それからもちろん、ご馳走とスパークリングワイン!
(このための名目という説もありますが・・・)

こうしたお祝いを僕たちは心から楽しむとともに、
とても大切にしているんですよ。
なぜなら平凡な日々の中で忘れがちな、
人生の原点を思い出させてくれますからね。

しかしながら『過ぎたるは及ばざるがごとし』と言われるように、
あんまり増え過ぎると思わぬ問題も起こってきます。

そう、あれは先日の結婚記念日の朝。

ふ〜む・・・
カードを手渡しするんじゃまんねりだな。
なんかこう、サプライズ的な演出が欲しいね。

・・・そうだ、
ともこが大切にしているブタの縫いぐるみがカードを届ける。
これで行こう!

そうして僕はカードと縫いぐるみをバックパックに入れてお店へ。
ともこは僕より1時間前に来て仕込みをしていました。
そこで彼女がこっちに来る前にカウンターに縫いぐるみを置き、
それがカードを持っているかのように立てかけたのです。

しばらくして・・・

「あ、えーじ、おはよう!」
「おはよう」
「今朝はちょっと早かったのね」
「そうかい?」

「・・・ん? とんちゃん、何してるの?
 なんでお店に来たの? あれ? なんか持ってる」

僕は気付かないふりをして本を読んでいました。

「・・・? カード?」

ともこは何やら考え込んでいます。

「え?・・・カード?
  あ〜っ! たいへんっ!
 記念日だ! なんだったっけ? 誕生日? じゃなかった!」
 
といいつつ僕に救いを求める視線を送り、

「どうしよ! なんの記念日だったっけ?」
「さぁ〜てねぇ・・・」

そしておもむろにカードを封筒から取り出し、

あ〜っ! ごめん! 結婚記念日だった〜っ!
 うぇ〜ん、忘れちゃったぁ!」

Such is my marriage life...

えーじ

toncyan01.jpg
とんちゃん

P.S.
かつてはこんなこともありました。
ともこが住み込みでフランス料理の修業時代のこと。
僕の電話が鳴り・・・

「えーじ、今日は何してたの?」
「家でのんびりしてたよ」
「こっちは夏休みで忙しくてさぁ・・・」

と、こんなともこの話が一方的に続き、電話が切れたのです。

そして間もなく再び電話が鳴り・・・

「えーじ、ゴメン! 今日は誕生日だったよね?」

この20数年、わが家はこんなものでございます。
posted by ととら at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年06月15日

飲食業者として

今や悪の集団、飲食業界メンバーのえーじです。

先日の悪い予感が現実のものとなりつつあり、
どうやら飲食店は、少なくともオリンピックが終わるまで、
籠の鳥のままのようですね。
(もしかしたらパラリンピックが終わるまで)

まぁ、僕らの親分がオリンピックの主催者兼、
東京都の新型コロナ対策責任者とあっては、
数字がどうあれ手綱を緩めるわけにはいかないでしょう。
そんなことをすれば、最悪の事態が起こった場合に、
「私はこれだけやったんですから!」という、
切り札のエクスキューズができなくなってしまいますし。

しかしながら、
このリスクヘッジが十分であるというわけではありません。

皆さんもご存知のように、
日中に外出すれば非常事態宣言の「ひ」の字もない状態ですし、
これまた予想通り
飲食店もなし崩し的に『通常営業』をやり始めてしまっています。

渋谷や高円寺はいわずもがな、ローカルな野方ですら、
闇営業、モロ営業ともにじわじわと増え続けています。
しかしながら行政は強硬手段に訴えるわけにはいかない。

こっそり営業しつつ、ちゃっかり協力金を申請する、
闇営業の店は同業者ながら情けない限りですが、
こと都の要請が死活問題化しているモロ営業の店については、
僕も仕方ないかな、と思っています。

高度成長期に「会社のために死んでくれ」、
なんてセリフを真顔で言っていた人たちがいましたけど、
今の時代に「社会のために失業してくれ」と言われて、
「はい、そうですか」と心血注いだ事業を放棄する経営者は、
そうそういないでしょう。

ましてやそれを要求する側が収入的に安泰な方々とあっては、
その言葉で小学生ですら納得させるのは難しいと思います。

仮に僕が夫婦二人のアウトサイダー店経営ではなく、
多くの従業員を抱えた、
『ととらホールディングス』のCEOだったとしたら、
行政の要請には・・・

従わないでしょうね、やっぱり。
(ヒールは慣れてますし・・・)

ローカルなリスク評価をするなら、
可能な限りの対策を施したうえで営業を続けることによる、
感染拡大のリスクは『可能性の問題』ですが、
要請に従った場合の倒産は『確実な未来』なんですよ。
経営者として、どちらを避けるべきかは迷う話じゃありません。

まぁ、そこは僕が言うまでもなく、
行政側も分かっているから過料の徴収すら踏み込めないんでしょうね。

ともあれオリンピックまで、あと37日。
これが壮大なデスマーチにならないことを祈るばかりです。

えーじ
posted by ととら at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年06月12日

待ってくれた人 その2

朝8時半。

僕が出勤するときの野方の街はデンジャーゾーン。

そんなお話をしたことがありましたけど、
先日、ついにこの11年4カ月の間、
起こらなかったことが現実となったのです。
それは・・・

自転車が止まってくれました!

誰もが忙しいこの時間に、
たっぷり踏切で止められていた自動車や自転車は、
そら恐ろしいスピードで細い道路を走り抜けて行きます。

そう、誰もが忙しい。誰もが急いでいる。

にもかかわらず、
自転車に乗っていた30歳前後の女性が止まってくれたのです。

服装と持ち物からして彼女も出勤途中だったのでしょう。
他の人たちと同じように踏切で待たされ、
先を急いでいたに違いありません。

しかし、みんながわき目もふらずに走り抜けて行くなか、
彼女だけが止まって、僕が道を渡る数秒を待ってくれた。

「どうもありがとう!」

そういった僕に彼女は微笑みだけを返し、
また走り出して行きました。

豊かさとは何なのか?

それは高級車や財布の厚みが表すものではなく、
こうした小さな自己犠牲と思いやりなのではないか?

僕はそんなことを、
名も知らない彼女から教えてもらったような気がしました、

えーじ
posted by ととら at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年06月09日

先の長いお話

新型コロナウイルスワクチンの接種速度が上がってきましたね。

1カ月前なら僕たちの番は早くても年末あたりかな?
くらいに思っていたのですが、今のペースだと中野区の場合、
8月前後には接種できるかもしれません。

実際、お客さまの中にも、
「きのう打ってもらったよ」なんて方がボチボチ出始めました。

高崎市と横浜市に住む親の予約が終わり、
個人的にも一コマ進んだ気分です。

しかしながら、実際に自分で手続きをしてみると、
現場の混乱はさもありなんと思いました。

僕は2件ともウェブ経由で予約したのですけど、
あれを80歳以上の方に自分でやらせるのは、
かなり無理があるでしょう。
わが家の場合、そもそも二人ともスマホすら持ってないし。

効率とコストを優先するならITを使うというのは分かります。

でもね、これ、あの業界にいたときからずっと言っているんですけど、
ITって自律型サイボーグのことじゃないんですよ。
奇怪な横文字を羅列して高尚な印象を与えていても、
一般レベルであれば単なる道具以上でも以下でもありません。
(ノートや鉛筆と変わらない)

つまり人間が使ってはじめて結果が出るものなのです。
このブログだってそう。
パソコンが勝手に書いてくれているのではありません。

だからシステムと同等か、それ以上に大切なのは、
ユーザーである人間なんですね。

しかし、これは今でも変わらないと思いますけど、
開発プロジェクトで肩身の狭い予算しか取れないのが、
ユーザーの教育費。(でしょ?)
マニュアル作りに割けるおカネもまたしかり。
使って覚えろの虎の穴式が業界の伝統ですからね。

で、結果が出ればいいのですが、
それがどうなったのかは皆さんも自身の経験でご存じのとおり。

今回の仕組みに関して言うなら高齢者から打ち始めるのであれば、
まず電話受付にリソースを集中し、
60歳以下になるにつれウェブに移行させてゆく、
ダイナミックなリソース配分が効率、
コストの両面で良かったんじゃないかな?

ともあれ、ITが本当の意味で普及し、
かけたコストと労力がアナログ時代を上回るようになるには、
まだまだ相当の時間がかかると思います。

え、だからデジタル庁が創設されたんだ?

あ〜、あれねぇ・・・

そのお話はまたいずれしましょうか。

えーじ
posted by ととら at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記