2019年03月13日

10周年への旅

一昨日、怒涛の決算&確定申告が終わり、
ほっと一息つく間もなく、
ととらの小舟は10回目の記念日を目指して、
新しい旅へ出港しました。

飲食店の平均寿命が3〜4年と言われる日本で、
9年続けばもう安泰・・・

としばしば言っては頂けますが、
風を読みつつ舵を取る僕らにしてみれば、
老朽化した船体でこの荒波を乗り越えねばならない旅は、
日々これ冷や汗ものなのですよ。

ほんと、記念日が来るたびに、
「次はあるんだろうか?」と二人で真剣に考えているくらい。

厳しい経営環境。
ポンコツ寸前の店。
そして店同様にガタが来ているふたりの体。

それでもこうして続けていられるのは、
飲食店を経営しているというより、
すべてを旅の延長で捉えているからかもしれません。
(ま、実際そうなのですが・・・)

地球は広い。
そのすべてを旅することは一度の人生では不可能です。
だから僕は未知の世界を前にいつも思うのですよ。

今の自分でどこまで行けるかな?
ってね。

10周年までここから355日。
さぁ、帆を上げて、進路は・・・西北西へ!

えーじ

daruma2019.jpg
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2019年03月11日

ととらな買い物 トルコ編その2

僕たちの仕入れの場合、
いわゆる衝動買いはまったくありません。
(予算も限られているので・・・)
目的のものを足を使って探して買う。
これに尽きます。

しかしながら、ものがものだけに探せばある、
という訳にもいかないことが珍しくないのですよ。

たとえばこれ。

tr_shishi.jpg

あ、ともこさんじゃありません。
彼女が手にしている串の方です。
(この写真には理由がございまして・・・)

ことの起こりは今を去ること7年前、
中東のヨルダンへの取材旅行を計画していた時、
仕入れの対象として串焼き用の串がリストアップされていたのですよ。
もちろん日本でも焼き串は幾らでも手に入りますが、
ご覧のような飾り串で長さが7寸の平皿にも乗る230mm前後のものは、
当時まったく見当たりませんでした。

そこでアンマンのスーク(市場)に赴き、
金物屋をしらみつぶしに物色したものの、
売っていたのは「フェンシング用ですか?」みたいなものばかり。

それ以来、旅行に出る度に探してはいたのですが、
いずれも帯に短し、たすきに長しで今日に至っていたのでした。

ところが今回、イスタンブールのエジプシャンバザールを訪れた際、
脇道のローカルマーケットをぶらついていたら・・・

おや? あれは!

と手に取ってみれば、
これが何と探していた条件にフルマッチの焼き串じゃないですか!

さぁ、ここでともこさんの登場です。

やったぜ! と喜ぶのも束の間、
見つけた手柄を自慢する隙も与えず、
ぐいっと僕の手から焼き串をもぎ取った彼女は、
一目散に店員さんのところへ!
そして始まる『ともこ語』による商談交渉。

メルハバ〜(こんにちは〜)! ディス、ハウマッチ?
え? 10本買うのに600円?
ノー、ノー、ノー!
プリ〜ズ、ディスカウント!
え? ダメ?
なんでよ〜! ディスカウント! ディスカウント!
ほんとにダメ?
じゃ、もう一本おまけして、おまけ!
それならOKでしょ? ワンモアプリ〜ズ!

ほどなく両手を上げた憐れな店員さんを後ろに、
喜々としてお店を後にした彼女でした。

で、個人的戦果をここでも強調したいとのことで、
先の写真でご登場となった次第でございます。
(見つけたのは僕だったのに・・・)

さて余談ですが、皆さまご存知のシシケバブ。
これ、実はトルコ語だそうで。

シシ(串) + ケバブ(焼肉) = 串焼肉

ですから今回取材した、
アダナケバブのような挽肉(キョフテ)バージョンは、
シシキョフテ(つくね?)の一種ということになるのですね。

えーじ

P.S.
ディナータイムで串焼き系の料理をご注文された場合は、
ともこが自らサーブし、
そこでもこの値切り戦果を自慢するかもしれません。
(というか「したい」そうでございます)
posted by ととら at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年03月07日

ととらな買い物 トルコ編その1

観光以上に旅行と切っても切れない関係にあるのは、
ショッピングじゃないでしょうか?

それは家族や友だちへのお土産にとどまらず、
買い物自体を目的とした、
『ショッピングツアー』なんてのもあるくらいですからね。

で、ととら亭の場合はどうかというと、
お土産はまず買いません。
それから二人とも所謂ブランド品への興味が皆無なので、
空港の免税品店に足を踏み入れることもなし。

しけた旅人だね。

じゃ、なにも買わないのかというと、
そんなこともないのですよ。
僕らの場合、たぶんショッピングに相当するのは、
取材と並行してやっている『仕入れ』になるんじゃないかな?

そこで今回から数回に分けて、
僕らがどこでどんなものを買っているのか、
この前行ったトルコ・エジプト取材旅行を例に、
ととらな買い物袋の中身をご覧にいれようと思います。

まず第1回目はこれ。

tr_cd.jpg

音楽CDです。

ととら亭で回しているCDは、
たいてい取材先で買ってきたものなんですよ。
料理と同じく、音楽もまた現地でなくては手に入らない作品が多く、
掘り出し物に出会った時の歓びは、またひとしおですね。

探す場所はCDショップばかりとは限りません。
たとえば今回、イスタンブールにある、
アヤソフィアのミュージアムショップを物色していた時、
なかなかユニークな音楽が流れていることに気付きました。
そこで店員さんに訊いてみると、彼が手渡して来たのがこれ。

Pera Lounge
Various Artists
(写真上段の左端)

ふむふむ、コンピレーションものか。
どんなアーティストが入ってるのかな?

とケースの裏面を見てみれば、

「おや、Mercan Dede が2曲入ってるじゃん!」

店員さんは突然現れた東洋人の口から、
コアなトルコミュージシャンの名前が飛び出してびっくり。

「え? 知ってるんですか?」
「もちろん! 彼は僕のお気に入りでね。
 CDも3枚持ってますよ!」

続いて場末のCDショップで見つけたのは、

Coskun Karademir Quartet
oz / essence
コプズ弾きのお洒落なフォークロア。

Neset Ertas
Sirin Kisehin
だみ声のサズ弾きが歌う枯れたフォークロア。

Bosphorus Lounge
Various Artists
これまた Mercan Dede を含むコンテンポラリーなコンピもの。

Cafe Anatolia Bosphorus
Various Artists
こっちはトラッドな作品のコンピ。

Evgeny Grinko
異色だったのがこれ。
ピアノを中心としたクラシカルな作品。

いずれもお値段は1枚新品で700円くらい。

さて、ホテルに帰ってからPCにCDドライブを繋ぎ、
取材ノートをまとめながら1枚ずつ回してみれば・・・

おぉ! どれもいいねぇ!
今回はハズレなしだ。

ともこ曰く、
収穫物のCDを聴いている時の僕が一番楽しそうだとのこと。

とまぁ、言われてみればそうなんですけど、
最近は音楽の聴き方がステレオからスマホへと世界的に変わり、
CDはVinylと並んで過去の遺物になりつつあります。
そんなわけでCDショップもここ10年で、
空港やショッピングモールですら見かけなくなってしまいました。
かと言って、なんでもダウンロードできるかというと、
そうとも限らないんですよね。

ん〜・・・この調子でいくと、
あと数年で僕らの仕入れリストからCDが消えてしまうんじゃないかな?
音楽業界も世界的に厳しいんだろうなぁ。

ん〜・・・寂しい。

えーじ
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2019年03月05日

Let's 決算2019

今年も独立記念日が来たということは、
この締め切りもまた目前ということなんですね。

決算&確定申告。

というわけで、
今日は朝からお店にこもっております。

それにしても数字というのは、
ただそれだけだと無味乾燥なものですが、
日付や金額など記憶を引き出すトリガーになることもありますね。

僕の場合、こうして地道に入力作業をやっていると、

あいゃ〜・・・なんだこのしょぼい売り上げは?
そうか、あの日の晩は冷え込んだ上に雨まで降ったんだっけ。
(日計表に天候と気温も記録しているんですよ)
そうだ、それでお店に誰もいない時、
あのお客さんがふらっと来てくれたんだった。

とか、
取材旅行中の領収証を入力している時は、

お〜、こりゃストックホルムから、
マリエハウンに向かうフェリーの領収証だ。
あの船は値段のわりにゴージャスだったなぁ。
ん? Mirros Garden …?
ああ、ウブドのレストランじゃないか。
あそこはあの界隈で一番洗練された料理を出していたな。
また行こう!

などなど・・・

決算書は事業の成績表ですが、
ある意味、個人事業主にとっては、
過ぎた1年の思い出がぎゅっと詰まったものでもあるんですね。

え?
で、そんなノスタルジーに浸っている余裕はあるのかって?

ないです。ぜんぜん!

それじゃ仕事に戻らねば!

えーじ
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2019年03月03日

10回目の3月3日を迎えて

ととら亭が無事に9周年を迎えることが出来ました。
本当にいろいろなことがありましたけど、
私にとっては毎日が精一杯で、
気付いたら9年も経っていたような気がします。

9年前のオープンの日、
包丁を持つ手が震えていたのを鮮明に覚えています。
これは今でも同じで、
毎回、新しい旅のメニューのスタートの日は、
ドキドキしてあの初日のことを思い出します。

特に独立前後の大変だった時は、
私たち二人の夢を形にするために沢山の人が助けてくれました。
その思い出も強く残っているので、
今でもよく、
あの人たちがいなかったら今のととら亭はないよね、
とふたりで話すことがあります。

それからこの9年間、
国内海外それぞれで数えきれない出会いがありました。
そのすべてが私たちの宝ものだと思っています。

いつも食材を届けてくれる業者の方々、
困った時に頼りになる商店街の仲間たち、
私たちのお店に興味を持って足を運んでくれるお客さま、
離れていても、いつも心配していてくれる家族、
大切な人がいっぱいです。

そして、
この広い地球上で私の人生の旅のパートナーになってくれた、
えーじに出会えたことも感謝しています。

これからもこの9年前の気持ちを忘れずに、
元気に旅を続けて行けたら幸せです。

本当にありがとうございます。

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ともこ
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2019年03月01日

第17回取材旅行 その15 最終回

旅行と観光は密接に結びついていますが、
不思議なことに、僕たちにとって後々つよく印象に残っているのは、
いわゆる『見るべきものなど何もない』平凡な場所。

今回、訪れた街で言えば、とりわけトルコのブルサやアダナ、
エジプトならアレキサンドリアなど、
ガイドブックもあまりページを割かない街を巡った日々は、
世界遺産がいくつもあるイスタンブールやルクソール、カイロ以上に、
小さな発見と驚きに満ちたものとなりました。

確かに情報の少ない地域を単独で周るのは骨が折れます。
ちょっとした移動にしても、すんなり行くケースは稀でしょう。
しかし、真正面からコミットした旅は、
ガイドブックの情報をトレースすること以上に、
鮮烈な印象を残すものなのです。

駅の雑踏を行き交う人々。
洗濯物がはためく裏通り。
そしてローカル食堂で食べる一皿の料理。

未知の世界を前にして肌で感じる高揚感は、
オートバイで日本を旅していた頃とまったく変わりません。
そしてもうひとつ変わらないのは、
テクノロジーがいくら進歩しても、
旅の頼りになるのはガイドブックやスマートフォンではなく、
自分の経験と直感と足だということ。

僕たちはこのアナクロスタイルで、
今回もトルコとエジプトを旅していたのでした。

こうした身の丈目線から見る市井の光景は、
狭い世界観から抜け出すさまざまなヒントを教えてくれます。

古い歴史を持つ文化圏でも、
独自に成立した固有のものだと言い切れる対象はまずなく、
すべては自然環境と他の文化が関わった、
相互作用の結果なんですよね。

そこから僕たちが辿り着いたのは、
発祥地や起源という青い鳥の剥製を探すことではなく、
人間の営みのダイナミクスとは何か?
という問いかけのパラダイムシフトでした。

料理はある場所で無から生まれ、
そこから放射状に伝播したものとは限りません。

僕らはルクソールのローカル食堂で、
エジプトの国民食と言われるコシャリを頬張りながら、
材料の大半を占めるマカロニを見つめ、
その遥かな来歴に思いを馳せていたのです。

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See you on the next trip!!

ともこ & えーじ
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2019年02月27日

ちょろっとお邪魔しました

先週に定休日、
友だちのユーチューバー、シンイチさんが出演している、
シンガポールの Channel NewsAsia の番組、
CNA Lifestyle にちょろっとお邪魔しました。

Are we losing our holiday traditions? (英語)

東京の三社祭、盆踊り、酉の市を紹介しつつ、
時代と共に移り行く祭儀の裏側をお話しています。

彼とはサトシさんとのホノボノユニット、
TabiEats の仕事でも何度かご一緒していますが、
いつもほんとに楽しいんですよ。
収録は例によってととら亭で行われました。

Checkin and enjoy it!!

えーじ
posted by ととら at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年02月25日

第17回取材旅行 その14

さぁ、いよいよこの旅も佳境です。
今日はカイロの後半と、
アレキサンドリアを合わせてご覧頂きましょう。

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そこでカイロのハイライトと言えばやはりここ、
ギザのピラミッド群ですよね。
写真や映像で数えきれないくらい見ていても、
実物が自分の視界に入った時のインパクトは想像を超えていました。
特に砂漠で見るのではなく移動中に市街地から姿が見えた時は、
思わず息を飲んでしまいましたね。
まったくをもって、とてつもない建造物です。

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駐車場ではラクダ引きたちが熱い視線で待ち構えています。
僕たちを乗せたタクシードライバーも、
懇意のガイドに紹介してマージンを・・・
という流れでしたが、
僕らは自分のペースで気ままに歩きたかったので Sorry guys!
時刻は9時半。
予想していた通りの光が当たったピラミッドは、
異星人の遺跡のような雰囲気に包まれていました。
僕たちは他の観光客たちで混雑し始めたカフラー王のピラミッド前を迂回し、
ひと気の少ないメンカウラ―王のピラミッドの方向へ。
ここはピラミッド群の南側。
ふふ・・・
僕は右手側(東)から指す朝日で陰影のつくアングルを狙っていたのですよ。

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先の写真では広大な砂漠の真ん中にピラミッドがあるように見えますが、
実は市街地のすぐ近くなんですよね。
砂漠の向こうにはカイロの高層ビル群が揺らめいています。
ちなみに僕らが歩いていた時はしばしば強い風が吹き、
細かい粒子状の砂が舞って、
僕のカメラは憐れなじゃりじゃり状態になってしまいました。
帰国したらしっかりメンテしてあげなくちゃ。

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翌日は10時発の列車でアレキサンドリアへ。
今回の旅は18日間でトルコ4都市、
エジプト3都市を巡る忙しいものでした。
そうそう、この写真が2等車両の中で撮ったものです。
ご覧の通りの草臥れ具合と散らかりよう。

eg_train01.jpg

で、こっちが翌日乗った1等車両。
だいぶ違うでしょ?(でも料金はほとんど同じ)
写真には写りませんけど、
見た目以上に室内温度と『臭い』に大きな差があるんですよ。

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さぁ、着きました、アレキサンドリア!
駅舎内は撮影禁止なので外観を撮ろうとすると、
「お? なんだ? 写真かい? じゃオレも!」
となるのはここでもお約束。
とにかく人懐っこいエジプシャンたち。
あ、右上奥に見えるのがアレキサンドリア駅です。

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黒と黄色に塗られていますが工事車両ではありません。
アレキサンドリアのタクシーです。
僕は色からしてトラタクシ―と呼んでいました。
今回、乗る機会がなかったのが残念。

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駅から海沿いにあるホテルまで1キロメートルほど歩いた僕らは、
これまたお約束どおり、ラスト10メートルで周囲をキョロキョロ。
マップ上では『ゴール!』となっていますが、
それらしき建物はおろか看板もありません。
例によって安宿はどこかに隠れているのです。
住所からするとこの雑居ビルなんだけどな・・・
と思って入ってみると、
暗いエントランス左奥のエレベーターの脇に、
別のホテルのフロントが8階にあるとの張り紙が・・・
そんじゃそこで訊いてみよう。

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そうしたらなんのことはない、ここが目指した宿でした。
なんでホテル名が違うんだろう?
もしかしたら同一ホテルを別名で、
複数の予約サイトにエントリーしているんじゃないかな?
ま、仮にそうでも実害はありませんから良しとして、
値段(1泊朝食付きダブルが約3,800円)のわりに部屋はゴージャスでした。
地上の喧騒も届かず、ん〜、なんかリゾートっぽいじゃん!
って感じ。

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ベランダに出れば地中海が広がってるし。
ところが、いいねぇ〜!っと喜んでいられたのも夜まで。
開放型エレベータの機械室の作動音で、ともこはほとんど眠れず。
なにかと音に悩まされるエジプトです。

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さて、お仕事開始です。ここまで来た目的のひとつがこれ。
アレキサンドリア名物のシーフードスープ。
新鮮な魚介類をミルクベースのスープで軽く煮たもの。
郷土料理ながらスパイス感はまったくなし。
コクがあってじわっとお腹に沁みました。
場所はだいぶ違いますけど、北欧諸国、
特にフィンランドで食べたフィスクズッペに近かったですね。

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そしてもうひとつがロズビ・ガンバリというエビ入りスパイシーピラフ。
トマトピューレとチャツネを合わせ、
カレーパウダーに近い香りを添えたご当地名物です。
酸味と甘み、それにエビの旨みのバランスが最高!
エジプト取材で食べた料理の中で、
僕は個人的にこれが一番のお気に入りでした。

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そしてアレキサンドリアと言えば、
新鮮な魚介類をシンプルに食べなくては!
これはもう、なにをチョイスしても美味しいに決まってるんですよ。
話題性がないから、ととら亭でやるわけにはいきませんけど、
このガンバリ・マシュイー(エビのロースト)で、
実に幸せな気持ちになりました。
ああ、ここまで来て良かった!

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エジプトと言えばアラブ人が多数派のため、
イスラム教徒の国という印象を持たれている方が多いと思いますが、
人口の10パーセントは、
キリスト教の古い宗派であるコプト正教会の信徒が占めています。
彼らは教義上、アルコールを禁じられていないため、
こうしてワインも作られているのですね。
僕たちはそのコプト正教会の信徒の店でこれを購入しました。
で、肝心のお味の方は・・・うん、普通に美味しかったです。
こういう料理にはワインよりビールの方が合うかな?

eg_alexcafe.jpg

アレキサンドリアの海沿いにはこんなカフェがたくさんあります。
こうした所で読書したり日記を書いたりしていると、
素の自分に戻った気がしてきます。
まさに旅人冥利に尽きますね。

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え? これも旅人冥利のひとつなのかって?
いやいや、ともこの目を盗んで風俗店に行ったわけじゃありませんよ。
これ、街中でよく目にする女性の下着屋さんなのです。
黒いアバヤの内側は、こうしたウフフな姿になってるのかしらん?
ってなオヤジの妄想はさておき、
不思議なのは、外から見た限り店員さんがみな男性であること。
え? それじゃ恥ずかしくて買いに行けないだろうって?
ところが日本と違うのはそこだけじゃありません。
お客さんもまた男性なのですよ。
ってことは、奥さんの下着はご主人が選んでるのね。
こういうところを文化人類学的な視点で考察した学者さんは・・・
いないだろうな。

eg_alexhotel02.jpg

さて、翌朝驚いたのがこれ。
階下のフロントに降りて「朝食はどこで食べるのですか?」と訊いたら、
「部屋にお持ちします」だって。
少々英語の怪しいスタッフだったので、
分かってるのかしらん? と部屋に戻って待つこと20分。
ノックされたドアを開けてみれば、
なんと朝食はルームサービスじゃないですか!
僕らの旅の経験で初めてのことでした。
別にどうという内容の食事ではありませんけど、
茹で卵も熱々で美味しかったです。

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さて、カイロに戻ってエジプト最後の夜はちょっと奮発し、
ナイル河の中州にあるゲジーラ島南端のホテルに投宿しました。
(ひゅ〜! 今度は朝食付きダブルの部屋が一泊約11,000円だ!)
ここは客船を改造したホテルなんですよ。

eg_cairohotelb02.jpg

2015年にスロバキアのブラチスラバでも、
同じような船舶ホテルに泊まりましたが、
普通の宿では味わえない旅情を感じますね。
船室から悠々と流れるナイル河を見ていると、
喧騒の街カイロにいることを忘れてしまいそうです。
リッチなツアーでは、
こういう船に乗って最南部のアブシンベルまで行くのかぁ・・・
いいなぁ。

eg_restaurant01.jpg

ゲジーラ島のザマレク地区ではこんな老舗レストランに入りました。
地味なファサードなので見落としてしまいそうですが、
店内はいかにもアラビアンなテイストです。

eg_restaurant02.jpg

これは大使館街にある別のレストランの中ですけど、
こうした雰囲気で食べると、よりおいしく感じるような気もします。
飲食店は料理だけではなく、ムード作りが大切ですよね?
そうそう、実はととら亭のデザインは、
こうした旅の経験から生まれたものなんですよ。
(低予算だけど・・・)

eg_tameiya.jpg

さて、残すところ僅かとなりましたが最後まで料理の取材は続きます。
2012年夏のヨルダン料理特集で、
ヒヨコマメで作った中東風のコロッケ、
ファラフェルをご紹介したのを覚えていますか?
そのオリジナルと言われているのがこれ。
ソラマメで作ったスパイシーなターメイヤ。
マッシュしたソラマメにクミン、コリアンダー、
ガーリックを加えて混ぜ合わせ表面にゴマをまぶして揚げたもの。
アラビア半島のファラフェルよりスパイシーで食欲をそそります。

eg_roastdove.jpg

もうひとつのよく知られたエジプト料理が、
ハトに米等を詰めてローストしたハマム・マーシ。
先にご覧頂いたドルマの中身に近い味付きの米が、
小型の北京ダック風にパリっとローストされた、
ハトの中に詰まっています。
ハトはちょっと野趣あふれるレバーのような香りがしますね。

eg_meatball.jpg

これも定番的な伝統料理のダウッド・パシャ・
エジプト版ミートボールのトマト煮込みです。
意外にもスパイス感がほとんどなくシンプルな味わい。
パンでもライスでもよく合います。

eg_yakiimo.jpg

今回、ブログでご紹介したのは取材した料理のごく一部です。
さらに言えば、取材できたのもメジャーなものに限られているため、
いつかまたリベンジしなくては・・・と心底思いました。
そうした未チェック料理のひとつがストリートフード。
で、これなんだと思います?
なんと焼き芋なんですよ。それもサツマイモの。
食べ歩いている人の手元を見たら、
これが濃い黄色の身で実に美味しそうじゃないですか!
なんか安納芋みたいに見えましたね。
それにしても不思議なのは、
この食べ方がどこから伝わったか? です。
大体にしてサツマイモの原産地は南米ですしね。
またしても謎が謎を呼んでしまいました。

eg_copt.jpg

ゲジーラ島からカイロの中心ともいえるタハリール広場までは、
歩いて15分もかかりません。
その近くにあるサダト駅から地下鉄1号線で4駅南下すると、
オールドカイロの脇にあるマリ・ギルギス駅に着きます。
ここにはキリスト教系の教会や博物館が点在しているのですよ。
写真はエル・ムアッラカ教会のファサード。
コプト正教の教会なので、
一般的に知られる横棒より縦棒の方が長いラテン十字と違い、
横棒と縦棒が等長のギリシャ十字が最も高い位置にあります。
この辺はイスラム色の強いカイロの中でも異色の存在ですね。

eg_swarma.jpg

しかし残念ながらオールドカイロ周辺では、
そそられる飲食店が見つかりませんでした。
そんな時の強い味方がシャワルマ屋でしょう。
これはトルコのドネルケバブが伝わって広がったもの。
なぜ呼び名が違うかというと・・・
ま、アラブ人はオスマン帝国をよく思っていませんからね。
料理は気に入っていても相手の名前で呼ぶのは業腹だったんでしょう。
ちなみに左がラム、右がチキンです。
あ〜、いい匂いだなぁ!

eg_caironile.jpg

カイロの降水量は年平均たったの26.7mmしかないそうな。
ということは1年を通じてほとんど雨が降らないんですよね。
でも、降りました。それも僕らの旅の最終日に!
写真は雨に煙るナイル河です。
もしかしたら別れを惜しんでくれたのかしらん?
そうなるとやっぱりまた来なくちゃなぁ。

eg_boardingbridge.jpg

さぁ、カイロ発ターキッシュエアラインズTK695便は、
定刻通り21時25分に出発です。
そしてイスタンブールでトランジットしたら、
11時間40分後の未来を僕たちは日本で迎えるんですね。
今回の旅もいよいよ終わりか・・・

いや、こんな風に言った方が僕たちらしいかもしれないな。

ここから次の旅がはじまっているんだよ・・・ってね!

えーじ
posted by ととら at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年02月22日

第17回取材旅行 その13

いま振り返ってみても、
今回のトルコ・エジプト取材旅行は、実に密度の濃いものでした。
特に初めて訪れたエジプトは、料理の奥行きと多様性だけではなく、
訪れるべき場所も多かったので、
ビジュアルなご報告は2回分割にしても収まり切れませんね。
(撮った写真はエジプトだけで約1500枚!)

そんなわけで、アレキサンドリアは次回に回し、
今日はカイロを中心に僕らの旅をご覧いただきましょう。

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定刻を1時間ほど遅れて到着したカイロのラムセス駅。
さすが首都だけあってルクソール駅とは比較にならない規模です。
僕らはアレキサンドリア行き列車の時刻表を調べたあと、
2階にある大きなカフェで高級(?)コーヒーを啜りながら、
今日一日の行動の作戦会議です。
まず、ここから2キロメートルほど離れた場所にあるホテルまで、
どうやって移動するか? ・・・・だな。

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なぜ2キロメートルほどの移動で鳩首会議をやっていたかというと、
カイロの交通事情は僕らの経験でも最悪の部類に入るからなんですよ。
まず首都にもかかわらず道路に信号機がほとんどないじゃないですか!
ご覧のような片側3車線道路の交差点ですらなし。
加えて『車線』という概念もない。
車が入れる隙間があれば全車突撃OK!
よって道路では激しいスペース争奪戦が繰り広げられ、
鳴り響くクラクションがデスメタル級の喧騒を作りだしています。
とりわけ僕たちがこれから横断しなければならないラムセス駅前は、
複雑なロータリーとなっており自動車と人、双方の交通量も多いため、
「右! 2台目の白い車が行ったら渡るよ!
 躊躇しないで! 今だ!
 次は左! 4台目の赤いトラックが通過するまで待って!」
てな具合で手に汗握る移動となったのでございます。
ちなみにパックツアーでエジプトを訪れたかた数名に訊いたところ、
みなさん『道を横断した』記憶がないとのこと。
そりゃそうですよね〜。

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僕らの旅をお伝えするには、
泊った宿をご覧に入れるのが一番手っ取り早いと思います。
まず、雑居ビルの中央にあった暗い入り口から入るんですけどね。
およそホテルらしからぬ見かけですし、
外に看板も出ていないので周囲の人に訊かないと分かりません。

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で、恐る恐る暗い建物に入ってみたら・・・こんな張り紙がありました。
僕たちが泊るのは上の Mesho Inn の方。
フロアは・・・3階ね。

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何だか分かります?
これが先日お話した開放型のエレベーターシャフトです。
こういうのは安宿を渡り歩いているとしばしば出っくわします。
そういえばルーマニアのブカレストにもありましたね。

eg_cairohotela07.jpg

見上げるとこうなってます。
カゴと釣り合いをとるバランサーや、
それを連結するワイヤーの動きがよく見えます。
しかし全体の汚れ具合からしてメンテナンスは・・・
してないだろうなぁ・・・

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扉の操作はフルマニュアル。
まず、外の鉄格子を開け、次にカゴの木製ドアを開けて中に入ります。
体を入れたら鉄格子をガチャン! としっかり閉め、カゴ側も閉めます。
鉄格子がきっちり閉まっていないと、
操作ボタンを押してもエレベーターは動きません。
一応、安全が考えられているんですね。

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カゴはご覧の通りの木製電話ボックスのようなしろもの。
荷物を持っていない状態なら4人くらい乗れるかな?
最大荷重などの表示はありませんでした。メーカーも不明。
まぁ、日本製でないことだけは確かでしょう。

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3階について吹き抜けから下を見下ろしてみたら・・・
ひぇ〜・・・というわけなので、
火災があった場合の避難ルートはしっかり把握しておきましょう。
避難誘導はおろか、火災報知機やスプリンクラーも期待しちゃいけません。

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いかにもよくある感じの安ホテルのフロント。
エジプトのこうしたホテルでは、あまり英語が通じませんね。
チェックインしようとして待っていたら、
掃除のおばちゃんがフロントのお兄さんを連れてきてくれました。
すると案内されたのは、もう1階上の Travellers House Hotel という別の宿。
どうやら Mesho Inn は工事中でクローズ中のようです。
(でも予約は取るのね)
スタッフが行き来しているところからして経営が同じなんでしょう。
こういうのも安宿ではよくあります。

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殺風景ですが天井が高くて広い部屋でした。
夏はいいけど冬は暖気が降りてこないので、ちと寒い。
窓の外から道路の騒音がけっこう聞こえてきますが、
耳栓をすれば眠れないことはないでしょう。
この写真では分からないと思いますが、
こういう宿で清潔感を期待しちゃいけませんよ。

eg_cairohotela01.jpg

で、とどめのシャワーとトイレはこんな感じ。
左側の大型たらいに入ってシャワーを浴びるのですが、
カーテンがないので室内全体が水浸しになります。
したがいまして使用前にトイレットペーパーを外へ出しておくのを忘れずに。
また、こういう宿で裸足で歩くのは僕らですら抵抗感がありますでの、
(ちょっと臭うし・・・)
室内用のビーチサンダルは必需品です。
ちなみにタオルはゴワゴワのアンティーク感が楽しめました。
寒風摩擦に最適です。
ま、朝食付きのダブルの部屋が1泊約2,000円(2人分)ですからね。
内容的にはこんなもんです。

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ご紹介を忘れていました。
エジプトの通貨はエジプトポンドで現在の対円レートが6.3ですから、
円換算はエジプトポンドに7をかけて1/2割引けば、
両替手数料を込みでのおおよその数字が出ます。
そういえばクレジットカードが使えない安宿では、現地通貨ではなく、
米ドルでの支払いが義務付けられているとの前情報がありましたが、
普通にエジプトポンドも受け取ってくれました。

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さて、身軽になった僕たちは近くのローカル食堂でさっそく取材を始め、
腹ごしらえができたところで足を向けたのが、アタバ市場です。
観光無縁の庶民の市場は道路以上に活気と喧騒に満ち溢れていました。
日本のスーパーマーケットと衛生環境に慣れた方には、
あまりお勧めできる場所ではありません。
端的に言うと、場内で転びようものなら、
一生残るトラウマは避けられないでしょう。、
しかもそれを誘うようにぐちゃぐちゃの床が滑るし・・・

eg_ataba.jpg

途上国の市場で共通しているのは、
先進国のスーパーマーケットにあって当たり前の、とある物がないこと。
それは冷蔵庫。
肉屋もご覧の通りでございます。
したがいまして場内にたちこめる臭いは、
現代の日本であまり嗅ぐ機会がないものではないかしらん?
でもね、命を食べるってことは、こういうことなんですけどね。

eg_hanhariri02.jpg

アタバ市場からアル・アズハル通りを東北東に進み、
右手にアズハルモスクが見えてくると、
左側に並行して走るアル・モスキ通りの終点が見えてきます。
ここがハンハリーリと呼ばれる観光市場。
入り組んだ迷路に様々な雑貨店がひしめき合っています。

eg_hanhariri01.jpg

この地域はイスラム地域の北端に位置しており、
こうした壮麗なモスクが林立しています。
いずれも現役でアザーンが流れるとムスリムたちがお祈りに集まって来ます。
様式がそれぞれ微妙に違っているので見ていて飽きません。

eg_hanhariri03.jpg

さて、ここで僕たちのミッションは、
I love Egypt Tシャツでもピラミッドの置物でもなく、
ととら亭でディスプレイする『とあるもの』をゲットすること。
そこで訪れたのは雑然とした玉石混交のアンティークショップです。
そのお宝については回をあらためてお話しますね。

eg_market02.jpg

さぁ、今日はたくさん歩きますよ!
次はアズハルモスクの脇道をズウェーラ門を目指して南下しつつ、
アタバスークに続きローカル商店街で食材調査です。
いかがです? この雑然とした雰囲気。
有名観光地も悪くありませんが、
こうした場所こそが僕らのフィールドなんですよ。
あ〜、なんかワクワクして来た!

eg_tuktuk.jpg

と、浮かれてちゃいけません。
気を付けなければならないのがこれ、トゥクトゥクです。
細い路地に人が溢れているにもかかわらず、
彼らはデススターに突入するXウイングのように突っ込んでくるのです。
しかもほとんど減速せずに!(反乱軍のパイロットになれるね)
また交通渋滞とトゥクトゥクやバイクの2サイクルエンジンのおかげで、
大気汚染は北京かデリー級。
そんなわけで、ととら亭に就職を試みるのはお勧めしません。
寿命を縮めます。

eg_market01.jpg

この地域になると観光客の姿はまったくありません。
故にお店も完全にローカル御用達ばかり。
たいへん参考になりました。
野菜はモロヘイヤを除いて、
レタスなどの葉物があまりありませんでしたけど、
ジャガイモ、ズッキーニ、玉ねぎ、ナズ、ピーマン、インゲン、
ガーリック、カボチャ、キュウリなど種類は豊富でしたね。
特にトマトは政府が管理しているだけあって大量に出回っています。
南米原産の野菜が主になっているとは・・・
数奇な運命の歴史を感じますね。

eg_market03.jpg

アレキサンドリアからほど近いため、新鮮な魚介類も売られています。
おや、イカ(右上)も食べるんですね。どうやって料理するんだろう?

eg_bread.jpg

時おり見かけて目を見張ったのが、
焼き立てのエーシュ(パン)を運んでいる人。
これだけでもボリショイサーカスの入団資格を十分得られると思いますが、
自転車に乗って同じ量を運ぶ、驚くべきスーパースターもいました。
スゴイね!

eg_isramicarea01.jpg

イスラム地区の中心、シタデルが近付いてくると、
ご覧のようなモスクが入り組んだ路地のそこかしこに現れ始めます。
この辺は独特な雰囲気がありますよ。

eg_guys.jpg

こうして写真を撮っていると、
人懐っこいエジプシャンが寄って来るのはお約束。
例によって共通言語はありませんでしたけど、
片言のアラビア語と英語、
あとは笑顔があればコミュニケーションは十分できます。
自分たちの写真映りに納得した彼らは僕とハグして去って行きました。

eg_isramicarea02.jpg

夕日に染まるシタデルの外壁。
美しいですね。時間外でもう閉まっていましたけど、
ここまで来れただけで僕たちは大満足。
もし次のチャンスがあったら、
この辺は雰囲気がいいので一日使ってゆっくり歩きたいですね。
それじゃそろそろ戻りましょうか。

eg_street02.jpg

夕闇が迫るローカルの商店街。
素顔のエジプトが垣間見える場所のひとつです。
こうしたところで市井の人々を見ているのが僕らは大好きなんですよ。

eg_street01.jpg

そんな時はマップアプリもGPSも使いません。
こうした路地に入って迷ってみるのもまた一興です。
もしからしたら僕たちだけの何かが発見できるかも?

eg_dorma.jpg

さぁ、たくさん歩いてお腹が空きました。
取材準備完了です。
まずはトルコ(オスマン帝国)から伝わったと目される、
ドゥルマを比較してみましょう。
これはズッキーニに米を詰めたタイプ。
しかしトルコと違って冷菜ではありません。
スパイシー感はほどほどで中国の粽のように、
独特の味が付いた米がとても美味しい。
肉を使っていないのであっさりしています。
僕はこの料理、こうして暖かい方が美味しいと思うな。

eg_sambusa.jpg

何回でかけても、旅には常に新しい発見と驚きがあります。
この料理もその一つ。
僕はこれまでサモサはインド起源の料理だとばかり考えていたのですけど、
なんとその生れはペルシャ(今のイラン)だそうな。
そしてその名もサンブーサ。
ってことは、インド以上にアラブ諸国は文化的な距離が近いので、
オリジナルに近い物があるのでは?
そこで試してみました。
薄い小麦粉の生地で具を包んで揚げるところは同じですが、
エジプトバージョンの中身は、
サモサのようなジャガイモ、ニンジンなどの野菜ではなく、
ラムの挽肉がみっちり入っていました。
スパイス感もあまりありません。
ですので小さいながらも食べ応えがあります。

eg_kabsa.jpg

ん? なんか見覚えがあるぞ・・・と思っていたらやっぱり!
この料理は2016年の11月下旬にオマーンのマスカットで研修を受けた、
マクブースという料理にそっくりじゃないですか!
なるほどこのカブサはマクブースの別名でもあり、
起源はイエメンだそうな。
(今、お取込み中で入国できませんが・・・)
チキンをスパイスと玉ねぎ、ガーリックで炒めてから水を入れて煮込み、
火が通ったところでチキンを取り出したスープで長粒種の米を炊き込む料理。
ん〜・・・風味はドライレモンを入れたオマーンバージョンと違いますけど、
ほどよくスパイシーでおいしい!
アラブ版のジャンバラヤといったら近いかな?

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これは今回の取材対象で最上位料理のひとつ。
エジプト版のビーフシチューともいえるカバブ・ハッラです。
ルクソールでも食べてみましたが、あまり大きな違いはありませんでしたね。
じっくり炒めた玉ねぎのコクとトマトの酸味が調和し、
柔らかく煮込まれたビーフを包み込んでいます。
香りはガーリックが主体で、そこにカルダモンが少々感じられました。
後から足したのか、歯ごたえの残る野菜がいいアクセントだったな。

eg_usinrestaurant.jpg

ひゃ〜、疲れた!
ルクソールから移動してすぐ、朝から3万歩近く歩いたんですよ。
毎日ほぼこんな調子ですから、
食べまくりの旅から帰っても体重が増えていないのは当然か。

さぁ、明日はこの旅の後半のハイライト、ギザのピラミッド群を訪れます。
そこでこんな時、エジプトで心配しなくてもいいこととは何でしょう?

答えは・・・

天気!

えーじ
posted by ととら at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年02月16日

第17回取材旅行 その12

トルコ・エジプトの取材旅行から帰って1週間。
これだけ時間が経てば、僕の頭もすっかり日本に切り替わって・・・

いないようです。

いや、さすがに起きている時は戻っているのですけど、
夢の中ではまだ時々エジプトにいるんですよ。

あれ? 次の列車は何時発だろう?
出発ホームは? 困ったぞ。これを逃したら次はないのに。
誰かに訊いてみるしかないな。
あの〜、すみません!

ってところで今朝、目が醒めました。
ん〜、エジプトでの移動は骨が折れたからな。
それが意識の片隅に残っているのかもしれません。

それではまだ記憶に新しいドタバタのととらな旅を、
ビジュアルにお伝えしましょうか。
エジプトもトルコと同じくボリュームがありましたから、
今日はまずルクソール編からお話しますね。

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カイロで入国審査を済ませた僕らは国内線に乗り換えてルクソールへ。
駐機場に出てその涼しさにびっくり。
Tシャツではちょっと肌寒いくらいでした。

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ルクソール空港は国際便も発着していますが、
到着時間が遅かったせいかガランとしていました。
そういえばここでもトルコと同じく、
僕らのバックパックが出てこないじゃないですか!
おいおい、と思って訊いたら、国際線を乗り継いだ乗客の荷物は、
国際線ターミナルのバゲッジクレームに出てるんだって。

eg_hotel02.jpg

初日に泊った駅にほど近い安ホテルはあまりの騒音で眠れず、
1泊だけしてナイル河沿いの静かなホテルにお引越し。
ここの料金は安ホテルの3倍ほどで日本円にして7,000円くらいでしたけど、
安眠できるだけではなく、ロケーション、朝食、部屋ともに、
今回の旅の中で最高でした。
たまにはこういうのもいいね、うん。

eg_hotel01.jpg

ほ〜ら、部屋もこの通り!
え? 皆さんがツアーで使っているホテルでは当たり前?
ん〜、そうでしょうねぇ。うらやましい。

eg_street01.jpg

引っ越しを終えた僕らはさっそくルクソール駅まで行って情報収集です。
しかし駅前のインフォメーションは閉鎖されてるじゃないですか!
あちゃ〜・・・

eg_luxorstation.jpg

ところがどっこい駅中のインフォメはまだ健在。
ご覧の神殿風の建物はルクソール駅です。
英語を話す親切なスタッフさんがとても丁寧に教えてくれたので、
料理の取材場所や治安の状況だけではなく、
遺跡を周る方法や、タクシーや馬車など要交渉の料金相場も分かりました。
シュクラン(ありがとう!)。

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駅を出て移動方法を考えていたら、
ローカルの女の子たちが声をかけてきました。
お互いの共通言語がないので会話は出来ませんでしたけど、
ジャスチャーからして「一緒に写真を撮りましょう!」かな?
で、やっぱりそうでした。みんな、かわいいね。
トルコと同じくエジプトの人たちも、とてもフレンドリーです。

eg_corch.jpg

それじゃまずカルナック神殿まで行きましょうか。
短距離であればこうした馬車が便利です。
約4キロメートルほどの距離を交渉して約180円で手打ち。
もうちょっと落とせましたがとても感じのいい方だってので、
ハードネゴはなし。
御者はおじいちゃんと小学生くらいの男の子のペアでした。
小さいうちからこうして仕事を覚えているんですね。
チャイルドレイバーは深刻な社会問題ですけど、
おじいちゃんに尊敬の眼差しを向けるお孫さんを見ていると、
そこには日本で失われつつある年配の人への敬意が感じられました。

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聖なる池側から遠望したカルナック神殿。
多くの部分が失われたとはいえ、時間を超えた威厳が感じられます。
往時はさぞ美しい建造物だったのでしょうね。

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宝物はすべて博物館に移動されていますが、
随所に残る彫刻やレリーフは、息を飲む完成度を持っています。
なにしろこれが3500年前の作品なのですから。
すごいね人類!

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内部のディティールを細かく見ていると時間がいくらあっても足りません。
シャンポリオンが解読するまでこのヒエログリフも謎の文字だったんですよね。

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ここ1000年くらい前に作られたなら「ふぅ〜ん・・・」って感じにもなりますが、
この精巧な幾何学的建築物を3500年前の人々が実現したのかと思うと、
何か人類の底力みたいなものを感じますね。

eg_kosyari.jpg

料理取材も初日から全開です。
まずはエジプトの国民食ともいえるコシャリから始めましょう。
これ、究極的な炭水化物の重ね食いともいえるファーストフードでして、
マカロニ、ヒヨコ豆、レンズ豆、米、
フライドオニオンをビビンバよろしくパパッと混ぜ合わせ、
ガーリックの効いたトマトソースをかけて頂きます。
コシャリ屋はたいていこれだけやってる専門店なので、
日本で例えるなら牛丼屋さんでしょうか。
サイズもSMLが選べたりします。(特盛はなかったな)
各素材の食感の違いに意外な面白さがあります。

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エジプトはアラブ文化圏なので、
ここでもトルコと同じくムサッカを試してみました。
内容的には先のそれとほとんど変わりませんね。
ということは、トルコはアラブのオリジナルをほぼ忠実に再現しており、
大きな変化はギリシャで起こったということになるかな?
ん〜、次は本家のアラビア半島で食べてみなくては!

eg_chai.jpg

そしてアルコールがご法度のイスラム教国で飲み物と言えばチャイです。
トルコではロシアのサモワール式で、
2重の円筒形ポットの内側に濃い紅茶、外側にお湯が入っており、
ふたつある蛇口からそれぞれをカップに入れて濃度を調節します。
ここエジプトではポットかカップ単位で個別に淹れていました。
何故かリプトン製のティーバッグが多かったですね。
イギリスの植民地だったからかしらん?

eg_niletouch.jpg

翌日は早起きしていよいよエジプトでのハイライト、
ルクソールの西岸側へ出かけましょう。
まずは出発前に、お約束のナイル河タッチ!
朝の水はびっくりするくらい冷たかったです。
エジプトは南部と北部で高低差が殆どないため、
ナイル河の流れもゆったりしていました。
川岸から見ているとどちらの方向に流れているか分からないくらいです。

eg_ballone.jpg

おお、対岸では熱気球が上がり始めましたよ。
いいなぁ。
僕らは対岸へ渡るフェリーターミナルまで行く間に、
声をかけてきたタクシードライバーと15時までのチャーターで料金交渉。
先にツーリストインフォメーションで訊いておいた、
相場の底値(約1,200円)で手打ちにしました。
ん〜・・ちょっとがっかり・・なドライバーさんでしたが、
昨今のインフレを考えても悪い金額ではなかったと思います。

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ナイル川西岸はかつてネクロポリス(死者の街)と呼ばれ、
あまり人が住んでいなかったせいか、
今でも生活の中心は東岸側です。
河沿いから少し西側に入るとこんな打ち捨てられた集落がありました。

eg_house.jpg

だけど人も住んでいます。
農地の他、仕事はほとんど東側なので、
ナイル河のフェリーボートは朝、西から東行きが大混雑。
僕らは逆でしたからガラガラでした。

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さぁ、道路沿いにあるメムノン巨像から、
少し奥まったディール・イル・マディーナを周り、
ラムセス3世の葬祭殿へ。
数ある見どころを効率よく、かつ楽に周るには、その順番が大切です。
キーは太陽が昇って暑くなる前に、屋外を歩く遺跡を訪れ、
暑くなってからは王家の谷など、屋内を中心に見学すること。
ちなみに僕らは最初、地図を見る限り、
王家の谷からハトシュブスト女王葬祭殿まで歩いて行けるんじゃないかしらん?
と思っていましたが、これは無謀な試みでした。
費用を節約するためにレンタル自転車を借りるという手段もあるそうですが、
これも土地勘があり、よほど体力のある方以外はお勧めできません。
タクシーをチャーターするのが無難です。
また各遺跡のチケットを購入する場所が、当該遺跡の入り口だったり、
まとめてチケット売り場で買う場合があったりと分かり難いので、
事前に調べておいた方がいいでしょう。
さらに墳墓によっては別のチケットが必要な場合や、
カメラの持ち込みが別料金の時もあります。

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ラムセス3世葬祭殿の北側に広がる廃墟。
建物は泥煉瓦で造られています。
3000年以上前のものですが、この工法は今でも使われているんですよ。
僕たちがカイロに移動していた2月5日、
ルクソール駅の北側でそうした3階建のビルが崩壊し、
大きな事故となっていました。
当時もそうしたことはあったんでしょうね。

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荒涼とした谷合に点在する王家の墳墓群。
別料金で入る有名なツタンカーメンの墓は、
彩色壁画の色も鮮やかで、保存状態の良さに驚きました。
黄金のマスクなど副葬品は博物館に保存されていますが、
発見者ハワード・カーターの意向で、
ミイラはここに戻っています。
個人的には展示されること自体、
ちょっとかわいそうな気がしましたけど。

eg_kingsvalley02.jpg

これは写真撮影が許可されているサプタハ王の墓で撮ったもの。
石棺が納められた部屋は、かなり掘り進められた通路の奥にあり、
そこに至るまでの壁面にはご覧のような、神々の物語や、
個人のバイオグラフィーが描かれています。
ちなみに墓にはそれぞれ番人のような人がおり、
入り口でチケットのチェックをしていますが、
『なんちゃってガイド』になることもあります。
当然、話し終るとバクシーシになるのでご注意を。

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遺跡間の道路をタクシーで移動していて、
徒歩は言わずもがな、自転車で周るのも現実的ではないな、
と心から思いました。標識が殆どないので道も分かり難いですしね。
さて、この巨大な建築物はハトシェプスト女王葬祭殿。
権力を誇示したいという人間のエゴが原動力だったとはいえ、
重機はおろか鉄器すらなかった時代に、
ここまでそれを実現した技術と執念は脱帽ですね。

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西岸でお世話になったドライバーのカレーさんと。
観光地では何かとトラブルの絶えないエジプトのタクシーですが、
彼はとても誠実な方でした。
安値で仕事を請け負い、
支払いの時にひっくり返してくるケースが多いんですよ。
ま、そんな時はインド作戦でフェードアウトしますけど。

eg_farca.jpg

西岸からの戻りは15時過ぎ。
朝から歩き詰めで結構草臥れました。
川面を渡る風が気持ちいい。
のんびり行き交うファルーカを見ていると、
東岸ですら別の時代のような気がしてきます。

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ルクソール宮殿の東側には市民の憩いの場でもある広場があります。
モスクの入り口もここに面しているので終日賑やか。
日曜日にはお弁当持参でピクニックの家族の姿もありました。

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ウサギのローストとモロヘイヤのスープ。
これはエジプト料理の鉄壁コンビなのですよ。
ウサギは淡白な鳥肉に似た味。
パリッと香ばしく焼けていてとても美味しい。
でも僕たちの取材対象は脇役の方なのですよ。
モロヘイヤはエジプト原産とも言われており、
その所為かマグレブやアラビア半島の国々では、
ほとんど見かけた記憶がありませんでした。
ガーリック風味でとろみのついたスープが胃に沁みます。

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これはカモニアと呼ばれるエジプト版のビーフシチュー。
じっくり炒められた玉ねぎのコクとクミンが香るトマトベースのシチューに、
柔らかいビーフがゴロっと入っています。
これとエイシュ(エジプト版のピタパン)でもうお腹いっぱい!

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さて、料理の取材と遺跡巡りが終わりホッと一息ついたところで、
今回の旅のご褒美です。
それは・・・ナイル川で夕陽を眺めながらビールを飲むこと!
このシチュエーション、たまらんです。
生きててよかった!
ビールはステラ。すっきり切れのいい味わいでこうした気候にぴったり。
コクのあるビールが好きな方にはサカラをお勧めします。
どちらもゴキゲンですよ!

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美しい・・・説明はいりませんよね。
ビールを飲みながら、ぼ〜っと太陽が沈むのを見ていました。
こうした時間の過ごし方に、
旅の歓びのすべてが凝縮されているような気がします。

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ルクソールスーク(市場)で土産物屋を冷やかした後は、
ディナーのレストランへ。
中ほどに入り口の見えるJAMBOREEは僕たちのお気に入り。
ルクソール滞在中に数回通いました。
料理が絶品だっただけではなく、
ここのホールのおじいさん(笠智衆さん似)はとてもいい人だったんですよ。

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このレストランの一押しはフィッシュタゲン。
タゲンはモロッコから伝わったタジンが転訛したものですけど、
チュニジアではスパイシーキッシュに変身し、
さらにエジプトでは鍋焼きシチューとなっていました。
クミンの香りとシーフードの組み合わせが意外でしたね。

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エジプトにも外資系ファーストフードは入っています。
僕らが確認したのはマクドナルドとケンタッキーフライドチキン。
しかし所得(平均で日本人のほぼ1/3で格差大)を考えると、
どちらも『安い』店ではありません。

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食事が終わり、ホテルへの帰り道で、
ライトアップされたルクソール神殿を外から見ました。
日中に中には入りましたけど、こうして眺めるのもいいですね。
治安がいいのでこの時間に歩いていても怖い感じはまったくしません。
人通りも多いですしね。

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せっかくいいホテルに泊まったのだから楽しまなくては!
これはベランダから見たナイル河の夜景です。
夕陽を眺めるのもそうですが、
こうした地味な時間の使い方が僕らは大好きです。

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さぁ、夜行列車でカイロへと向かいます。
これは機内食ならぬ車内食。
寝台列車には夕食と朝食が付いているのですよ。
お味の方はご愛敬ですけど、二人用の個室は居心地も良く、
ここでもちょっと優雅なひと時を過ごせました。
ちなみに料金はernstのウェブサイトから直接購入して、
ひとり約8,800円です。
日本の旅行代理店を通すと13,000円前後だったかな?

eg_train01.jpg

ゆっくり眠れた僕らは室内にある洗面台で顔を洗ってさっぱり。
朝食のパンとコーヒーが美味しかったです。
さぁ、あと1時間でカイロのラムセス駅に到着だ。
準備を整えなくては!

えーじ
posted by ととら at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記